本日は2011年11月11日、記念すべき11のゴロが合う
11の為の日…と勝手に決めています。
介護の日、世界平和記念日、はてまたポッキーの日、靴下の日などと世間では言うようですが…?


A代表がアウェィでダジキスタンに圧勝し、北朝鮮が負けて最終予選進出が決定した喜ばしい日となりました。


さて、サッカーで”11”と言えば ”KAZU” ! と言う事で語りたいと思います。


☆逆境から立ち上がる

15歳で単身ブラジルへ渡り、”苦労と挫折”を何度も乗り越えたサクセスストーリは有名である。先に渡った父親が影から支えた事もあるが、大半は自分との闘いを乗り越えて18歳であのサッカー大国ブラジルでプロデビューを果たした。
”日本をワールドカップへ連れて行く”と言って帰国し、Jリーグ、代表での華々し活躍は、そういったブラジル時代の経験が基になっているのは間違いない。

ドーハの悲劇・・・セリエAジェノアでの冷遇・・・フランスWCUP代表落ち・・・ヴェルディ経営難・・・サンガでの解雇・・・数えたらきりがないくらいの苦難の道を歩いている。

でも、その度に乗り越え次の道を切り開いて来た、その精神力と行動は、他に類のない程だ・・・


『逆境から立ち上がる』彼のその『折れない心』を作り上げたのは、まぎれもなく10代後半のブラジル時代の苦労と挫折である。


18歳から20年以上もプロサッカー選手で現役で活躍し続けるKAZUの経験や頭脳の良い部分を、そのまま自分の頭脳に貰えたら、自分はずいぶん変われるだろうなと思う事がある。

だから、彼が苦労と挫折の中で、試行錯誤してきた道程を振り返り、理解することは、多くの人の人生に大いに役立つと思っている。


☆KAZUの本の”やめないよ”にこんな記事がある

これが、最後のチームになるかもしれない、と毎年が崖っぷちにいる思い・・・・1年1年の勝負というつもりでやってきた。「どこまでやれるかわからないけれど、とにかく今日を一生懸命、精一杯やる」という積み重ね・・・今日も一生懸命やる、明日も一生懸命やる、それだけなのだ。


選手によっては、これだけ練習しているのに試合に出られないのだったら、こんな苦しい練習はもうしなくていいだろう・・・・という気持ちにだんだんなっていきがちだ。とりわけ歳を重ねると、どうしてもそいうい類の言いわけを自分自身に用意してしまう。

けれども僕は、どうしてもそういう気持ちにはなれない。1分も試合に使われなかったという悔しさ、むしゃくしゃする気持ちがとても強く出てきて、また練習に向かっていこうとする。

その姿勢は、10代、20代のときから、まったく変わっていない。まあいいや、なんて思ったことは一度もない。

ただ、僕は、そんな悔しさも含めて、いまもなおサッカーというスポーツを続けられていることが楽しくて仕方ない。


会社員であれば、40歳過ぎるとそれなりの地位に就いているのかもしれない。けれども、僕は一選手だから、あるときは監督からの指示に従い、あるときは18歳の選手と同じジャージ着て、同じメシを食堂で食べる。

そんな環境にサッカー選手として浸っていられることが本当に幸せで、楽しい。

・・・僕はまだやれるのだから・・・・自分はサッカー選手なんだと思える瞬間が楽しくてしかたがない。


ジュニアの諸君、自分の信じた道を、周囲の誘惑に惑わされずに、とことんやり通す。

それは熱き鉄を打てる10代の年代が最適だと思う、今やらなくて、いつやるんだ・・・・という精神で目標を持って練習に励もう・・・「人生は、いつの瞬間だって挑戦なんだ」・・・よv(^-^)v

―三浦知良 伝説の言葉から―


≪蹴音≫から

「夢は語ったほうがいい言わなきゃ、何も始まらない」


≪やめないよ≫から

「上を向いている限り、絶対にいいことがあるんだ」