A代表デビューの8月10日韓国戦でいきなり2アシスト、それも途中出場で。若干21歳の小柄な11番はボールを巧みに操り、ピッチを縫うように自在に駆け抜けた。アジア3次予選、北朝鮮戦のロスタイム吉田のゴールをアシストしたのも記憶に新しい。
いつの時代も新星は突然現れるが、今年はセレッソの清武選手11番が光っている。
彼のプレースタイルを見ていると掴み所が無いぶるい・・だから相手に捕まりにくくボールを失う事が極めて少ない。
ボールを失わないと言う事は、ゴールへ向かうチャンスが増えると言う事。
清武選手いわく
戦術的な所は練習していくけれども、代表でも、クラブでも戦術的な違いがあっても、攻撃は”臨機応変”にやっている。
また、メンタル面で強くなれた事も大きいと言っている。
「メンタル面で強くなれたのは、昨年や今年の最初とか試合に出れない時期があって、その時、このままじゃダメだって考えて、腐らずに頑張ることが出来たのと、クラブから香川選手、乾選手がいなくなって、自分がしっかりしないといけないという”自覚”が出てきたのが大きい」と言っている。
代表では、本田選手の”気持ちの強さ”、”自信に満ち溢れたプレー”に大きな刺激受けたとのこと。
理想のサッカーは・・・と言う質問に・・・
自分のプレースタイルはよく分からないです・・・スタイルにこだわるんじゃなく、臨機応変にやればいいと思います・・・
メンタルを一定に持っていければ、毎試合いいプレーが出来ると思う・・・
若い11番は、きっと現実主義者なのだろう・・・
システムや、スタイルだという目の前にある事に臨機応変に対応して、いいプレーをする。それに集中し、結果を出し続ければ、スタイルや理想など無くとも高みへと昇華することが出来る。・・・そんな風に考えているのだろう。
話しの中でいくつかのキーワードがあった。
”臨機応変”/”自覚”/”気持ちの強さ”/”自信に満ち溢れたプレー”この4つである。
すばらしい言葉である。 4年生の練習の時などに、よく子供達に言っている言葉でもある。
”臨機応変”・・・型にはめない、はまらない事で、サッカーでも、生活でもその時々に自分で素早く判断し行動する。
”自覚”・・・人に言われてやるのではなく、自分からやる、責任を持つ、挨拶を進んでやる。
”気持ちの強さ”・・・叱られた、注意されたことを次につなげる為にポジティブに考えれる心の強さを身につける。
”自信に満ち溢れたプレー”・・・技術、行動に自信があれば、相手がよく見えて落ち着いて確実なプレーが出来る。
11番と言えば、私の中では、KAZUだが、若き日の彼のプレーは凄かったし華があった。そして他のスポーツ選手とは違うオーラがある。逆境を何度も乗り越えてきた精神力だ。そこから他に類のない人間力を身に付けた。(もちろん今でも熟練のオーラを華っている)
清武選手、そんな11番を受け継いで華のあるプレーヤに育ってほしいものだ。
上を目指す選手は、人間力を磨いてるから一流になれるのだろう・・・
だから4年生も長き時間をかけて頑張ろう!