サッカーから何を学ぶか・・・・

ジュニア指導において、時々子供達に問いかける事がある


サッカーが上手くなりたい・・と聞くと

・・・・上手くなりたいと必ず返事してくる

じゃあ、どうしたら上手くなると思う・・

・・・・練習すると言う。

何を・・・と聞く・・

・・・・ドリブル、パス、フェイント、シュートetcと言う

そうだよね、いろんな練習をすることは大事だしとても良いこと

だね。

But、でもね、ただ練習すれば上手くなるとは限らないよと問い

正すと困った顔をする子が大半。

頭の中が??でいっぱいになっている様子がよく分かる。


じゃあ君たちは、何の為に練習しているのと再び聞く・・・

・・・・上手くなって試合に勝ちたいと言う・・・

試合に勝つために何をするのと聞く・・・

・・・・練習すると言う。

あれ、また同じ答えだね、じゃあ、いつの試合に勝ちたい・・・

・・・・??・・・う~ん次にやる試合かな~???


今日、朝起きて、お母さん、お父さんに元気よく挨拶できた・・・

宿題は言われなくてもできる、明日の用意、食後の片づけは

自分でやっているかな・・・

・・・・う~ん???


この会話(やりとり)を見て、子供達に何が足りないか分かるで

しょうか。


1つは、目標です。

目標とは、いつまでに、何を、どうするです。

もう少し掘り下げて言えば・・・

いつ(when)、どこで(where)、だれが(who)、何を(what)、なぜ(why)、

どのように(How)・・・・5W1Hですね。

たとえば、リフティングの練習でも、いつまでに何回出来るようにと

目標を掲げ練習する子と、コーチに言われたからただやっている子

では、その習得のスピードは格段に差がでます。


2つ目は、取り組む姿勢です。

目標があり、それを達成するために努力を継続する事です。

努力をする事で集中力が付きます。集中する事が出来ると脳が

活性化され、習得スピードがUPします。


3つ目は、ライフスタイルです。

朝起きて、親に元気よく挨拶できるか否か、すれ違う人に挨拶

できるか否か、親に頼らず自分の事は自分で出来るか。

これにより、全てにリスペクト出来る精神が育まれます。

精神状態が良いと生活のリズムが良くなり物事がはかどります。


この3つをベースに練習に励み、脳と神経が良い状態で繋がっ

て行けば、自分のスタイルを築いて行く事が出来ると思ってい

ます。


今年4月からU-10を指導担当で3ヶ月ほどになりますが、事ある

毎に子供達に言い続けています。

きちんとした生活が基本です。

時に、さりげなく親御さんにも言うことがあります。


サッカー=人間形成の場です。

好きな事を学び人格も育てる、それには、なにより子供と一番長く

接している保護者のライフスタイルが基本です。

指導者はそういう所も見て、皆さんと接する事が大切であると思っ

ています。

そして、指導者は、何よりも皆さんから学んでいます。


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