私は中学二年生の時、拒食症になりました。


物心ついた時から太っていて、体型をいじられることは日常茶飯事でした。仲の良かった同じ様な体型の友達がダイエットをして痩せたことで、私も焦ってダイエットをはじめたら、みるみる体重が落ちてのめり込んでいきました。授業中もカロリーのことで頭がいっぱいで、教科書に今日食べる予定の食品を書き出してカロリー計算をしていたこともあります。


半年で10kgも減量し別人の様になった頃、養護教諭の紹介で精神科に通院することになりました。


はじめての診察の日、医者が私と母それぞれに聞き取りをしました。後で本を読んで知ったのですが、摂食障害は母親との関係が引き起こすことが多いそうです。

帰宅すると、母が「お母さんまで、病院の先生に根掘り葉掘り聞かれたわ!お母さんの兄弟のことまで聞かれた!」と憤慨していました。


拒食症になったきっかけはダイエットかもしれないけれど、根本には親との関係に問題があることは自分の経験からも否めないなと思いました。