【der-materialspezialist ANTI SPEED】

〈アンチラバー〉
黒 2.0mm 

サイズ 縦168.5mm×横169mm

パッケージ開封前 80.0g

全開封後 50.4g

カット後重量 38.4g (縦162mm×横160mm)

※シェークラケットの寸法で接着剤の重量は含んでいない。

重量比 0.761 (38.4g÷50.4g)

シート厚 1.4mm

(ベース0.3mm程+粒1.1mm程)

スポンジ厚 2.0mm

シート+スポンジ厚 3.4mm


〈粒配列〉
縦目

 

〈der-materialspezialist公式の性能数値〉

テンポ 90

コントロール 92

破壊効果 95

適性 Allround/Offensiv

硬度(スポンジ部分?) Medium

THICKNESS 1.5/1.8/2.0



(フリースペース①)

欧州メーカー。

der-materialspezialistから販売しているアンチラバー。

少し硬めのシートに、

黄色のパワースポンジを組み合わせたアンチラバー。

シートのベースは0.3mmで、とても薄い。

粒の高さは1.1mm程になっており、粒が高い。

粒直径は若干小粒気味?

シートのベースの薄さが印象に残りやすい構造となっている。

スポンジはほんの少し柔らかめで、少し気泡が大きい。


der-materialspezialist公式の性能数値だとテンポは90で、同社のアンチラバーの中では高い。

 


①シート硬度 6 (少し硬め)
シート処方は中間硬度より少し硬めくらいと思いました。


②スポンジ硬度 4.5 (ほんの少し柔らかめ)

スポンジ硬度らしき表記の部分にはMediumと書いている。

ほんの少し柔らかめの黄色のパワースポンジ。

TSP基準日本硬度換算だと33.5°くらいの、ほんの少し柔らかめ感じる。

しかし、気泡が少し大きい影響が働く為か、TSP基準日本硬度換算32°付近のラバーと同等くらいのボールのめり込みが発生しますので、体感高度に少し補正が入る。

スポンジの気泡は少し大きい。


③全体硬度 5 (中間硬度)

2.0mmのスポンジ入りでの測定。

シートは少し硬めではあるものの、スポンジはほんの少し柔らかめな影響も働く為か、

全体硬度や打球感は中間硬度付近と感じる。


④シートの粘着力 4 (あまりツルツルではない)

アンチラバーの中でもツルツル感はあまり感じられず。高弾性ラバーやコントロール系ラバーに近いくらいの手触りである。

※この数値は必ずしもスピンの最大値を表す数値ではなく、シート表面の粘着力の強さのみを表した数値


⑤総重量 6 (少し重め)

2.0mmのスポンジ入りでの測定。

ブログ内の基準では少し重めの数値が出る。


⑥難易度 8+α (やや難しめ)

このラバーの特徴としては

◆【シートの粘着力 4】アンチラバーの中でもツルツル感はあまり感じられず。高弾性ラバーやコントロール系ラバーに近いくらいの手触りである。

◆シートのベースはとても薄く、粒が高い。

◆シート硬度は少し硬め。

◆スポンジ硬度はほんの少し柔らかめで、少し気泡が大きい。

◆全体硬度や打球感は中間硬度付近。

◆弾みはアンチラバーとしては結構強めで、飛距離の伸びは出やすい。

◆ボールの減速は効かせにくい。

◆球離れは早過ぎず遅過ぎず。

◆弾道は少し直線弾道気味になりやすく、弧線は少し作りにくい。

◆ボールの軌道のブレは起きやす過ぎず起きにく過ぎず。

【回転影響の受けにくさ 10】アンチラバーしては相手の回転の影響は少し受けにくい。

◆ボールの不可解な滑り落ちが発生しやすいタイプではない。


等の特徴があると思います。



アンチラバーとしてはボールの不可解な滑り落ちが発生しやすいタイプではなく、アンチラバーとしては相手の回転の影響は少し受けにくくはあるのですが、

ボールの弾みが結構強めで、飛距離の伸びも出やすく、ボールの減速が効かせにくい。

オーバーミスには注意。

また、弾道が少し直線弾道気味になりやすく、ラバーの低弾道性も少し強めな為、この低弾道性の強さに慣れないとネットミスも出てしまいますので、ネットミスにも注意。

球離れは早過ぎず遅過ぎず。


ボールコントロールの難易度はアンチラバーとしては抑え気味ではあるとは思うものの、

ボールの長短の制御や、ラバーの低弾道性が少し強めな点への対応は必要になりますし、異質ラバーとしてはコントロールは良いとは言い難い。


ラバーの扱いはやや難しめと判断し、

難易度の評点は8+αにしました。



(フリースペース②)

ボールの球質や変化に関しては

自分から回転を作る際の回転発生の成功率は高過ぎず低過ぎず。

最大回転量はアンチラバーとしては少し低め。

強い回転は作りにくい。


【変化の強さ 8.5】
ただボールを当てるだけだと相手の回転は少し残ってくれる事が多い。
変化はアンチラバーとしては少し強め。
ナックル気味の球はやや出しにくい。



(簡易まとめ)

シート処方は少し硬めで、ベースがとても薄くて、粒が高いシートに、黄色のパワースポンジを組み合わせたアンチラバー。

スポンジ硬度はほんの少し柔らかめ。

全体硬度や打球感は中間硬度付近。

シートの粘着力の評点は4点。アンチラバーの中でもツルツル感はあまり感じられず。高弾性ラバーやコントロール系ラバーに近いくらいの手触りである。


変化はアンチラバーとしては少し強めとは思うものの、ナックル気味の球はやや出しにくい。

自分から回転を作る際の回転発生の成功率は高過ぎず低過ぎず。

最大回転量は少し低めで強い回転は作りにくい。


アンチラバーとしてはボールの不可解な滑り落ちが発生しやすいタイプではなく、アンチラバーとしては相手の回転の影響は少し受けにくくはあるのですが、

ボールの弾みが結構強めで、飛距離の伸びも出やすく、ボールの減速が効かせにくい。

オーバーミスには注意。

また、弾道が少し直線弾道気味になりやすく、ラバーの低弾道性も少し強めな為、この低弾道性の強さに慣れないとネットミスも出てしまいますので、ネットミスにも注意。

球離れは早過ぎず遅過ぎず。


ボールの長短の制御や、ラバーの低弾道性が少し強めな点への対応は必要になりますし、異質ラバーとしてはコントロールは良いとは言い難い。

ラバーの扱いはやや難しめ。

しかし、

アンチラバーとしてはボールコントロールの難易度は抑え気味。


ラバーのスピードは結構高めですし、

シートの粘着力の評点が4点でありながらも、

アンチラバーとしては相手の回転の影響を少し受けにくいのが特徴か。

最大回転量は少し低めで強い回転は作りにくいのも特徴ではありますし、結構高めなスピードによるオーバーミスと、ラバーの低弾道性が少し強めな影響によるネットミスには注意なのも特徴ではありますが、

ボールコントロールを極端に落とさずに、

相手の回転への強さや、ボールのスピードを確保したい場合に選択肢として挙げられる能力があるラバーだと思いました。