【HALLMARK Illusion-SP】

〈変化系表ソフトラバー〉
黒 OX
サイズ 縦168mm×横168mm
パッケージ開封前 53.9g
全開封後 29.6g
カット後重量 22.6g (縦162mm×横160mm) 
※シェークラケットの寸法で、接着剤の重量は含まない。
重量比 0.763 (22.6g÷29.6g)

〈シート厚〉
ベース 0.3mm程
粒の高さ 1.65mm程
(円柱部分 0.2mm程)
(台形部分 1.45mm程)
トータル 1.95mm程

〈粒形状〉
粒の高さ 1.65mm程
粒直径 2.05mm程
アスペクト比 0.804程
円柱+台形

〈粒間隔〉
縦 3.366mm程
横 1.040mm程
斜め 1.075mm程
合計値 5.481mm程 (やや低い)

〈粒配列〉
横目

〈粒表面の布目〉
あり(荒め)

〈HALLMARK公式の性能数値〉
スピード/テンポ 97
コントロール 91
スピン/エフェクト 97
MM OX|1.2|1.5|1.8
ラバー/スポンジ soft

Made in China


(フリースペース①)
欧州メーカー。
HALLMARKから販売している中国製の変化系表ソフトラバー。

粒の高さは1.65mm程。
粒直径は2.05mm程。
アスペクト比は0.804程。
粒形状は円柱+台形。
粒配列は横目。
粒間隔の合計値はやや低く、粒間隔は結構狭い。

HALLMARK公式ではショートピンプルの分類になっているラバーではありますが、
ブログ内の基準では、ハーフロングピンプル(変化系表ソフト)に分類するのが適切であるラバーであると判断している。


シート硬度及び粒硬度 7 (やや硬め)
やや硬めのシート処方だと思いました。

②粒の曲がりやすさ 2 (曲がりにくい)
粒形状に少し円柱部分があるものの、粒直径がかなり大きめ+シート硬度がやや硬め+粒間隔も結構狭い+粒形状の台形部分の範囲が広い影響が現れる為か、粒は曲がりにくくなっている

③シート重量 8 (重い)
OXのラバーとしては重い数値が出る。

④特性分類値
防御特性 3.5 (少し表ソフト寄り)
回転特性 6.5 (少し粒高寄り)
総合特性 4 (少し表ソフト寄り)

〈評点の目安〉
評点0→ほぼ表ソフト
評点5→表ソフトと粒高の中間
評点9→ほぼ粒高に近い
評点10→ほぼ粒高

〈防御特性〉
粒はとても高く、粒直径はかなり大きめで、
粒はやや硬め。
ある程度ボールの引っかかりが良い為か、
半粒としては相手の回転の影響を少し受けやすいと感じた為、
防御特性の評点は3.5点にしました。

(この項目は①回転影響の受けにくさ②粒の変形のしやすさ③粒の硬度の3つを見た上で、表ソフト寄りか粒高寄りか判断している項目です。)

〈回転特性〉
最大回転量の高さは
OXの状態だと
半粒としては最大回転量は少し低いと思いましたので、回転特性の評点は6.5点にしました。

また、
ラバーの全体硬度がやや硬めな影響か、球離れはやや早め。
上手く回転を作るにはやや早めの球離れに負けずにボールをインパクトさせる必要がある。
自分から回転を作る際の回転発生の成功率はほんの少し低め。

(この項目は最大回転量の体感的な多さから表ソフト寄りか粒高寄りか判断している項目です。回転自体のかけやすさは評点材料にしていませんが、文章として載せております。)

〈総合特性〉
回転影響の受け具合を重視しつつ、
最大回転量が半粒としては少し低い点も考慮し、総合的に特性を判断すると、カテゴリ的には少し表ソフト寄りと思いましたので、
総合特性の評点は4点にしました。

(※この項目は人によってかなり個人差のある項目で、その人の感覚により評点にばらつきの出やすい項目です。ラバーのどの特長を重視して表ソフト寄りか粒高寄りか判断するかでその数値は大きく変わります。)

(Illusion-SP【OX】の場合は私個人の感覚だけでの判断では4点。私以外の方がどれくらいの点を出すかを判断したら0点〜5.5点くらいかなと思いましたが、ブログ記載用の評点は4点にしました。)
 
⑤難易度 8+α (やや難しめ)
このラバーの特徴としては
◆シート処方はやや硬め。
◆粒の高さが1.65mm程。表ソフトとしてはとても高い。
◆粒間隔は結構狭い。
◆ラバーの弾みは半粒としてはやや強めで、飛距離の伸びは少し出やすい。
◆ボールの減速は効きやす過ぎず効きにく過ぎず。
◆弾道はほんの少し直線弾道になりやすく、弧線は少し作りにくい。
◆ボールの軌道のブレは起きやす過ぎず起きにく過ぎず。
◆球離れはやや早め。
◆打球感はやや硬い。
◆衝撃減衰効果は少し高い。
◆ボールの引っ掛かりは良く、ボールの不可解な滑り落ちが起きやすいタイプではない。
【防御特性 3.5】半粒としては、相手の回転の影響は少し受けやすい。

等の特徴があると思います。


半粒としては弾みはやや強めで、飛距離の伸びは少し出やすい。
ボールの減速は効きやす過ぎず効きにく過ぎず。

ボールの軌道のブレは起きやす過ぎず起きにく過ぎず。
球離れはやや早め。
ラバーの低弾道性はほんの少し強い為、ボールがほんの少し持ち上がりにくい。
OXのラバーとしては打球時の衝撃には少し強い。
半粒としては相手の回転の影響を少し受けやすい。
しかし、ボールの不可解な滑り落ちが起きやすいタイプではないのが救いか。

相手の回転や、球離れの早さに負けずにボールの軌道と長短を上手コントロール出来るかどうかが問われやすい。
半粒としては扱いはやや難しめであると思いましたので、
難易度の評点は8+αにしました。


(フリースペース②)
ボールの球質や変化に関しては
【変化の強さ 4.5】
ただボールを当てるだけだと相手の回転は残りにくく、ナックルになりやすいほうだと思います。
しかし、勝手に強いスピン反転をするような変化が起きやすいタイプではなく、
変化は表ソフトラバーとしては弱め。


(フリースペース③)
ラバーの弾みや飛距離の伸びに関して

Illusion-SP【OX】
弾み→やや強め
飛距離の伸び→少し出やすい
ボールの減速の効き具合→中間基準

Illusion-SP【1.5mm】
弾み→結構強め
飛距離の伸び→出やすい
ボールの減速の効き具合→やや効かせにくい

Illusion-SP【1.2mm】、Illusion-SP【1.8mm】は未検証。

Illusion-SPは
シート側よりもスポンジ側のほうがスピードが高いと思われる為、
オレンジスポンジを組み合わせると、弾みと飛距離の伸びの出やすさが両方共上昇。
ですので、スポンジの厚さを上げるごとスピード帯が上昇するタイプのラバーであると判断。

スポンジを組み合わせている時は、オーバーミス注意の警告文を付ける必要があるスピード帯となっているのですが、
OXの場合は、オーバーミス注意の警告文はギリギリ付けなくても良いくらいのスピード帯となっている。


(簡易まとめ)
欧州メーカー。
HALLMARKから販売している中国製の変化系表ソフトラバー。
粒の高さは1.65mm程。
粒直径は2.05mm程。
アスペクト比は0.804程。
粒形状は円柱+台形。
粒配列は横目。
粒間隔は結構狭い。
シート及び粒硬度はやや硬め。

HALLMARK公式ではショートピンプルの分類になっているラバーではありますが、
ブログ内の基準では、ハーフロングピンプル(変化系表ソフト)に分類するのが適切であるラバーであると判断している。
Illusion-SP【OX】の総合特性の評点は4点。少しショートピンプルの表ソフト寄りの変化系表ソフトラバーとして扱うのが適切と位置付け。

自分から回転を作る際の回発生成功率はほんの少し低め。
最大回転量は半粒としては少し低い。
上手く回転を作るにはやや早めの球離れに負けずにボールをインパクトさせる必要がある。
変化は表ソフトラバーとしては弱めで、ただボールを当てるだけではボールがナックルになりやすいほうで、スピン反転がしやすいタイプではない。

弾みは半粒としてはやや強めで、飛距離の伸びは少し出やすい。
ボールの減速は効きやす過ぎず効きにく過ぎず。
シート側とスポンジ側では、
スポンジ側のほうがスピードが高い。
スポンジを組み合わせている時は、オーバーミス注意の警告文を付ける必要があるスピード帯となっているのですが、
OXの場合は、オーバーミス注意の警告文はギリギリ付けなくても良いくらいのスピード帯となっている。

ボールの軌道のブレは起きやす過ぎず起きにく過ぎず。
球離れはやや早め。
衝撃減衰効果は少し高い。
半粒としては相手の回転の影響は少し受けやすい。

Illusion-SP【OX】を上手く扱うには、
相手の回転や、球離れの早さに負けずにボールの軌道と長短を上手コントロール出来るかどうかが問われやすい。
半粒としては扱いはやや難しめであると思いました。