〈変化系表ソフトラバー〉
黒 OX
サイズ 縦180mm×横170mm
パッケージ開封前 54.9g
全開封後 25.2g
カット後重量 18.0g (縦162mm×横160mm)
※シェークラケットの寸法で、接着剤の重量は含まない。(付属の接着紙による接着)
重量比 0.714 (18.0g÷25.2g)
〈シート厚〉
ベース 0.3mm程
粒の高さ 1.55mm程
トータル 1.85mm程
〈粒形状〉
粒の高さ 1.55mm程
粒直径 1.85mm程
アスペクト比 0.837程
円柱
〈粒間隔〉
縦 3.202mm程
横 1.054mm程
斜め 1.071mm程
合計値 5.327mm程 (低い)
〈粒配列〉
横目
〈粒表面の布目〉
あり(荒い)
〈nittaku公式の性能数値〉
【OX】
スピード 7.25
スピン 5.75
変化 12.75
【スポンジ入り】
スピード 7.75
スピン 5.75
変化 12.25
スポンジ硬度 32.5°
MADE IN JAPAN
(フリースペース①)
nittakuから販売している
変化系表ソフトラバー。
説明文によりますと、
粒高に近い粒形状。ナックル効果を最大限に高め、ナックルプッシュや前後の変化を得意としながらも、直線的な軌道のアタック攻撃で、相手を打ち崩します。
との事。
予想以上に変化が強く、相手のミスを誘いやすい。との記述も。
粒の高さは1.55mmで半粒の中でも高く、シート硬度はニッタク基準の粒硬度比較図の表記では普通硬度と表記されている。
粒直径は1.85mm程。
粒間隔の合計値は低く、粒間隔は結構狭め。
姉妹品のドナックルと、粒の高さは同じだと思いますが、こちらのほうが粒直径がほんの少し大きくなっており、粒配列も横目になっている。
また、OXの場合はラバー接着用の接着シートが最初から貼られている。
①シート硬度及び粒硬度 6.5 (やや硬め)
ニッタク基準の粒硬度比較図の表記では普通硬度の表記ですが、
シート処方及び粒硬度はやや硬めだと思いましたので、6.5点の評点に。
②粒の曲がりやすさ 3.5 (少し曲がりにくい)
粒形状は円柱ではあるものの、
粒直径は大きめで、シート処方はやや硬めで、粒間隔が結構狭めな影響も現れる為か、粒は少し曲がりにくくなっている。
③シート重量 5 (中間重量)
OXで接着紙入りでの測定。
OXのラバーとしては中間重量付近の基準の数値が出る。
④特性分類値
防御特性 8 (粒高寄り)
回転特性 7.5 (やや粒高寄り)
総合特性 8 (粒高寄り)
〈評点の目安〉
評点0→ほぼ表ソフト
評点5→表ソフトと粒高の中間
評点9→ほぼ粒高に近い
評点10→ほぼ粒高
〈防御特性〉
回転影響に関しては
半粒としては相手の回転の影響は受けにくいほうであると思いましたので、
防御特性の評点は8点にしました。
(この項目は①回転影響の受けにくさ②粒の変形のしやすさ③粒の硬度の3つを見た上で、表ソフト寄りか粒高寄りか判断している項目です。)
〈回転特性〉
粒高ラバーと比べれば最大回転量は伸びてくれるとは思うものの、
半粒としては最大回転量はやや低いと思いましたので、回転特性の評点は7.5点にしました。
自分から回転を作る際の回転発生の成功率はほんの少し低め。
(この項目は最大回転量の体感的な多さから表ソフト寄りか粒高寄りか判断している項目です。回転自体のかけやすさは評点材料にしていませんが、文章として載せております。)
〈総合特性〉
回転影響の受け具合を重視して総合的に特性を判断すると、OXの場合は粒高寄りの特性になると判断し、
総合特性の評点は8点に。
(※この項目は人によってかなり個人差のある項目で、その人の感覚により評点にばらつきの出やすい項目です。ラバーのどの特長を重視して表ソフト寄りか粒高寄りか判断するかでその数値は大きく変わります。)
(スーパードナックル【OX】の場合は私個人の感覚だけでの判断では8点。私以外の方がどれくらいの点を出すかを判断したら7〜9点くらいかなと思いましたが、ブログ記載用の評点は8点にしました。)
⑤難易度 8 (中間基準〜少し難しめ)
このラバーの特徴としては、
◆シート処方はやや硬め。
◆粒間隔は結構狭め。
◆ラバーの弾みは半粒としては強過ぎず弱過ぎずですが、飛距離の伸びはほんの少し出やすい。
◆ボールの減速はまずまず効いてくれる。
◆【高弾道性の強さ −0.5】弾道はほんの少し直線弾道になりやすく、弧線は少し作りにくい。
◆ボールの軌道のブレは起きやす過ぎず起きにく過ぎず。
◆球離れはやや早め。
◆打球感はやや硬い。
◆衝撃減衰効果はやや高め。
◆ボールの不可解な滑りが発生しやすいタイプではない。
◆【防御特性 8】半粒としては、相手の回転の影響は受けにくいほう。
等の特徴があると思います。
半粒としては弾みは強過ぎず弱過ぎずですが、飛距離の伸びはほんの少し出やすい。
ボールの減速はまずまず効いてくれる。
ボールの軌道のブレは起きやす過ぎず起きにく過ぎず。
球離れはやや早め。
ラバーの低弾道性はほんの少し強い。また、高弾道な球はほんの少し出しにくくなっておりますし、ボールがほんの少し持ち上がりにくい。
衝撃減衰効果はOXのラバーとしてはやや高め。
半粒としては相手の回転の影響を受けにくいほう。
球離れはやや早めではあるものの、半粒ラバーとしては相手の回転の影響は受けにくいほう。
ボールコントロール難度は中間基準〜少し難しめくらいと思いましたので、難易度の評点は8点に。
(フリースペース②)
ボールの球質や変化に関しては
【変化の強さ 8】
ただボールを当てるだけだと相手の回転はほんの少し残ってくれる事が多い。
変化は表ソフトラバーとしてはほんの少し強め。
ナックル気味の球は少し出しにくい。
(フリースペース③)
ラバーのスピード帯に関して
【スーパードナックル (OX)】
弾みの強さ→中間クラス
飛距離の伸びの出やすさ→ほんの少し出やすい
ボールの減速の効かせやすさ→まずまず効いてくれる
【スーパードナックル (中)】
弾みの強さ→中間クラス
飛距離の伸びの出やすさ→少し出やすい
ボールの減速の効かせやすさ→中間基準
となっている。
シート側とスポンジ側では
スポンジ側のほうが僅かにスピードが高いかもと感じましたが、スピード帯に大きな違いがあるわけではないとは思われる。
(簡易まとめ)
粒の高さは1.55mm程。
粒直径は1.85mm程。
粒形状は円柱。
粒間隔は結構狭め。
粒配列は横目。
シート処方はやや硬め。
打球感はやや硬い。
自分から回転を作る際の回転発生成功率はほんの少し低め。
最大回転量は半粒としてやや低い。
変化は表ソフトラバーとしてはほんの少し強め。
ナックル気味の球は少し出しにくい。
半粒としては弾みは強過ぎず弱過ぎずですが、飛距離の伸びはほんの少し出やすい。
ボールの減速はまずまず効いてくれる。
ボールの軌道のブレは起きやす過ぎず起きにく過ぎず。
球離れはやや早め。
ラバーの低弾道性はほんの少し強い。また、高弾道な球はほんの少し出しにくくなっておりますし、ボールがほんの少し持ち上がりにくい。
衝撃減衰効果はOXのラバーとしてはやや高め。
半粒としては相手の回転の影響を受けにくいほう。
球離れはやや早めではあるものの、半粒ラバーとしては相手の回転の影響は受けにくいほう。
ボールコントロール難度は中間基準〜少し難しめくらいと思いました。
しかし、OXの半粒の中ではボールコントロール難度は抑えられているほうだと思いました。
OXの場合、カテゴリ的には、個人的には粒高寄りのラバーだと感じました。

