【Armstrong ツイスター】
〈粒高ラバー〉
黒 OX
サイズ 縦180mm×横168mm
パッケージ開封前 48.8g
全開封後 26.8g
カット後重量 19.1g (縦162mm×横160mm) 
※シェークラケットの寸法で、接着剤の重量は含まない。
重量比 0.712 (19.1g÷26.8g)
 
黒 中
サイズ 縦180mm×横168mm
パッケージ開封前 68.3g
全開封後 46.4g
カット後重量 33.1g (縦162mm×横160mm) 
※シェークラケットの寸法で、接着剤の重量は含まない。
重量比 0.713 (33.1g÷46.4g)

〈シート厚〉
ベース 0.4mm程
粒の高さ 1.6mm
トータル 2.0mm程

〈スポンジ厚〉
1.6mm程

〈シート厚+スポンジ厚〉
2.0mm+1.6mm=3.6mm程

〈粒形状〉
粒の高さ 1.6mm
粒直径 1.46788991mm程 (1.47mmに近い)
アスペクト比 1.09
円柱

〈粒間隔〉
縦 1.246mm程
横 3.259mm程
斜め 1.259mm程
合計値 5.764mm程 (少し低い)

〈粒配列〉
縦目

〈粒表面の布目〉
あり

〈Armstrong公式の性能数値〉
【OX】
スピード 6
スピン 5
コントロール 9

【スポンジあり】
スピード 8.5
スピン 5-
コントロール 8
スポンジ硬度 45°(Armstrong基準)
スポンジ厚み 超軽極/超極/極薄/薄/中
※超軽極スポンジのスポンジ硬度は30°


(フリースペース①)
Armstrongから販売している粒高ラバー。

粒の高さは1.6mm。
粒直径は1.46788991mm程の為、1.47mmに近い。
アスペクト比は1.09。
粒間隔の合計値は少し低いですが、粒直径が小さめな為、粒直径の数値と照らし合わせて粒間隔の基準を定めた場合はブログ内の基準では粒間隔は少し広い基準になる。
粒配列は縦目。
粒形状は円柱。
シート背面が網目状になっているものの、シートのベースの寸法が0.4mm程ある為か、粒高ラバーの中では少し肉厚となっている。
スポンジ硬度は、超極/極薄/薄/中は45°ですが、超軽極は30°となっている。

(この記事ではOXの場合と中スポンジ入りの場合の検証結果を記載しておりますが、中スポンジ入りの場合のシート+スポンジ厚が3.6mm程の数値が出る。メーカー記載のスポンジ厚の目安よりも0.6mm厚い。)


①シート硬度及び粒硬度 5 (中間硬度)
シート処方は中間硬度付近と思いました。

②スポンジ硬度 5 (中間硬度)
中スポンジ入りの場合の検証結果を記載。
中スポンジ入りの場合のスポンジ硬度は45°ですが、
TSP基準日本硬度に換算すると35°〜36°くらいの硬度で、中間硬度付近。
ほんの少し気泡がある。
僅かに若葉色が混ざったように見えるグレースポンジ。

③シート+スポンジ硬度 5 (中間硬度)
中(1.6mm程)のスポンジ入りの物を用いての測定。
シートとスポンジ共に中間硬度付近な為か、全体硬度や打球感も中間硬度付近になると判断。

④粒の曲がりやすさ 
OX→7 (曲がりやすい)
1.6mm程のスポンジ入り→8.5 (かなり曲がりやすい)

【OXの場合】
粒直径が小さめで、粒間隔は少し広く、円柱形状の粒は曲がりやすくなっている。評点は7点に。

【1.6mm程のスポンジ入りの場合】
スポンジを搭載すると、粒の根元付近が少し稼働しやすくなり、OXの時よりも粒は更に曲がりやすくなる。
粒はかなり曲がりやすい為、評点は8.5点に。

⑤シート重量 6 (少し重め)
OXのラバーとしては少し重めの数値が出る。

⑥シート+スポンジ重量 4.5 (ほんの少し軽め)
中(1.6mm程)のスポンジ入りでの測定。
ブログ内の基準ではほんの少し軽めの数値が出る。

⑦難易度 7.5 (比較的扱いやすい)
【OXの場合】
このラバーの特徴としては
◆シートや粒の硬度は中間硬度。
◆シート背面が網目状になっている。
◆シートのベースの寸法が0.4mm程ある為か、粒高ラバーの中では少し肉厚となっている。
◆粒間隔は少し広い。
◆弾みは粒高としては少し弱めで、飛距離の伸びも出やすいタイプではない。
◆ボールの減速は効かせやすい。
◆球離れはほんの少し早め。
◆打球感は少し硬め。
◆衝撃減衰効果はOXの粒高ラバーとしては高め。
◆弾道はやや弧線弾道気味になりやすく、弧線は作りやすい。
◆ボールの軌道のブレは少し生じにくい。
◆シートの引っかかりは良く、ボールの不可解な滑りが発生しやすいタイプではない。
【回転影響の受けにくさ 10】粒高としては相手の回転の影響は受けやす過ぎず受けにく過ぎず。

等の特徴があると思います。


弾みの強さは粒高としては少し弱め。
ボールの減速は効かせやすく、粒高としてはボールの飛距離を抑えやすい。
ボールの軌道のブレは少し生じにくい。

打球感は少し硬め。
シート背面が網目状になっているものの、シートのベースの寸法が0.4mm程ある影響が働く為か、
OXのラバーの中では衝撃減衰効果が高めで、打球時の衝撃や振動にも強めである。
球離れはほんの少し早めではありますが、球持ちはある程度確保出来ている。
ラバーの高弾道性はやや強めで、弧線は作りやすい。

使い手に対して優しい要素が多く、ラバーの扱いを難しくするような特性はあまり見当たらない。
粒高ラバーとしては比較的扱いやすいと思いましたので、OXの場合の難易度の評点は7.5点にしました。


【1.6mm程のスポンジ入りの場合】
このラバーの特徴としては
◆シートや粒の硬度は中間硬度。
◆シート背面が網目状になっている。
◆シートのベースの寸法が0.4mm程ある為か、粒高ラバーの中では少し肉厚となっている。
◆粒間隔は少し広い。
◆スポンジ硬度は中間硬度付近。
◆全体硬度や打球感は中間硬度付近。
弾みの強さは弾みすぎず弾まなすぎず中間くらい。飛距離はほんの少し伸びが出やすい。
◆ボールの減速はまずまず効いてくれる。
◆弾道は1.6mm程のスポンジ入りの場合は中々弧線弾道気味になりやすく、弧線は作りやすい。
◆ボールの軌道のブレは少し生じにくい。
◆球離れは早過ぎず遅過ぎず。
◆ボールの引っ掛かりは良く、ボールの不可解な滑りが発生しやすいタイプでなない。
【回転影響の受けにくさ 1.5】粒高としてはかなり相手の回転の影響を受けやすい。
◆ラバーの総重量はほんの少し軽め。

等の特徴があると思います。


中(1.6mm程)のスポンジ入りの場合は
グレースポンジを搭載。
1.6mm程のスポンジを組み合わせると、スピードの低さが少し抑えられる。
ラバーの総重量はほんの少し軽めくらいで収まりやすい。

弾みの強さは粒高の中では中間クラスくらい。飛距離の伸びはほんの少し出やすい。
ボールの減速はまずまず効いてくれる。
ボールの軌道のブレは少し生じにくい。

しかし、1.6mm程のスポンジ入りだと、OXの時よりもシートや粒の引きつれが起きやすくなっている影響か、相手の回転の影響は粒高としてはかなり受けやすくなっている。
球離れは早過ぎず遅過ぎず。
球持ちを確保出来ている。

OXの時よりも高弾道性の強さが更に上昇。やや強めだった高弾道性が、中々強めまで上昇している。また、衝撃減衰効果も更に上昇している。

OXの時と比較すると、
球持ちやボール設置時間の猶予がほんの少し向上。衝撃減衰効果が向上しており、高弾道性もやや上昇。ラバーのスピードの低さが少し抑えられる。相手の回転のくらいやすさがOXの時よりもかなり上昇。
ラバーの総重量はやや増加しますが、ラバー総重量はほんの少し軽めくらいに収まっている。

粒高ラバーとしてはかなり相手の回転の影響を受けやすい面はあるものの、
ボールの軌道のブレは少し生じにくく、ラバーの高弾道性も中々強めで、OXの時と同様、使い手に対して優しい要素が多い。
粒高ラバーとしては比較的扱いやすいラバーであると思いましたので、中(1.6mm程)のスポンジ入りの場合の難易度の評点もOXの時と同じ7.5点にしました。


(フリースペース②)
【OXの場合】
キレや変化量に関しては
自分から回転を生み出す際の回転発生の成功率は中々高くて自分からキレを作りに行きやすく、最大回転量もOXの粒高としては中々高め。

【変化の強さ 8.5】
ただボールを当てるだけだと相手の回転は少し残ってくれる事が多いですが、
変化は粒高ラバーとしてはほんの少し弱め。
ナックル気味の球もやや出しにくい。


【1.6mm程のスポンジ入りの場合】
キレや変化量に関しては
中間硬度付近の中スポンジを組み合わせると、変化はほんの少し低下するものの、回転発生成功率と最大回転量は上昇。

粒を深く曲げながらシートやスポンジの引きつれを起こしてボールを切っていく事が出来れば、
自分から強い回転を作る事が可能ですので、
自分からボールを切って回転を作る力に長けているタイプのラバーだと思います。
自分から回転を作る際の回転発生の成功率は結構高い。
最大回転量は粒高としてはかなり高い。
粒高ラバーの中でもボールを強く切っていきやすいほうだと思います。

【変化の強さ 8】
ただボールを当てるだけだと相手の回転はほんの少し残ってくれる事が多い。
変化は粒高ラバーとしてはほんの少し弱い。
ナックル気味の球も少し出しにくい。
分厚いスポンジを組み合わせても変化はほんの少し低下するだけで済むという検証結果が出る。


【フリースペース③】
ラバーのスピード帯に関して

ツイスター【OX】
弾み→少し弱め
飛距離の伸び→出やすいタイプではない
ボールの減速の効きやすさ→効かせやすい

ツイスター【中1.6mm程】
弾み→中間基準
飛距離の伸び→ほんの少し出やすい
ボールの減速の効きやすさ→まずまず効いてくれる

※ツイスター【超軽極、超極、極薄、薄】は未検証。


ブログ内の基準では、
中間硬度付近のグレースポンジを組み合わせた場合、スポンジの厚さを上げるごとに弾みの強さと飛距離の伸びの出やすさが少しずつ上昇するタイプのラバーであると位置付け。
ですので、スピード帯も、スポンジの厚さを上げるごとに少しずつ上昇するタイプのラバーであると判断。

しかし、超軽極のスポンジは45°グレースポンジとは異なる30°のスポンジが組み合わさる為、スピード帯が変動するかどうかは不明。

また、ツイスター【OX】のスピードの低さは、(2025年5月時点までに検証した粒高ラバーの中からスピード帯の順位を算出した場合)、粒高ラバーとしては7位〜14位の低さとなる。


(簡易まとめ)
粒の高さは1.6mm。
粒直径は1.46788991mm程の為、1.47mmに近い。
アスペクト比は1.09。
粒間隔は少し広い。
粒配列は縦目。
粒形状は円柱。
シート背面が網目状になっているものの、シートのベースの寸法が0.4mm程ある為か、粒高ラバーの中では少し肉厚となっている。
シート処方は中間硬度付近の粒高ラバー。
スポンジ硬度は、超極/極薄/薄/中は45°ですが、超軽極は30°となっている。
45°グレースポンジは、ブログ内の基準では35°〜36°くらいの中間硬度付近の硬度と判断。

スポンジの厚さを上げるごとに、ボールのスピード帯が少しずつ上昇するタイプ。

OXとスポンジ入り共に、使い手に対して優しい要素が多く、ボールコントロールは比較的やりやすくなっていると思いました。


【OXの場合】
弾みの強さは粒高としては少し弱め。
ボールの減速は効かせやすく、粒高としてはボールの飛距離を抑えやすい。
ボールの軌道のブレは少し生じにくい。
ラバーの高弾道性はやや強め。
球離れはほんの少し早めではありますが、球持ちはある程度確保出来ている。
シート背面が網目状になっているものの、シートのベースの寸法が0.4mm程ある影響が働く為か、
OXのラバーの中では衝撃減衰効果が高めで、打球時の衝撃や振動にも強めである。

自分から回転を生み出す際の回転発生の成功率は中々高くて自分からキレを作りに行きやすく、最大回転量もOXの粒高としては中々高め。
変化は粒高ラバーとしてはほんの少し弱め。

使い手に対して優しい要素が多く、ラバーの扱いを難しくするような特性はあまり見当たらない。
ラバーは比較的扱いやすくなっており、スピードの低さや、ボールコントロールの良さや、高めの衝撃減衰効果や、やや強めの高弾道性や、回転の作りやすさがが印象に残りやすくなっていると判断。


【1.6mm程のスポンジ入りの場合】
1.6mm程の中間硬度付近のグレースポンジ組み合わせると、
相手の回転の影響は粒高としてはかなり受けやすくなるものの、
球持ちやボール設置時間の猶予がほんの少し向上。衝撃減衰効果が向上。高弾道性もやや上昇。
ラバーのスピードの低さが少し抑えられる。
ラバーの総重量はやや増加しますが、ラバー総重量はほんの少し軽めくらいに収まりやすい。

ラバーの高弾道性は中々強め。
弾みの強さは粒高の中では中間クラスくらい。飛距離の伸びはほんの少し出やすい。
ボールの減速はまずまず効いてくれる。
ボールの軌道のブレは少し生じにくい。
球離れは早過ぎず遅過ぎず。
球持ちを確保出来ている。

変化は粒高ラバーとしてはほんの少し弱い。
自分から回転を作る際の回転発生の成功率は結構高い。
最大回転量は粒高としてはかなり高い。
粒高ラバーの中でもボールを強く切っていきやすいほうだと思います。
また、分厚いスポンジを組み合わせても変化はほんの少し低下するだけで済むという検証結果が出る。

使い手に対して優しい要素が多く、ラバーの扱いを難しくするような特性はあまり見当たらない。
ラバーは比較的扱いやすくなっており、ボールコントロールの良さや、衝撃減衰効果の高さや、中々強めの高弾道性や、回転の作りやすさや、最大回転量の高さや、分厚いスポンジを組み合わせても変化がほんの少ししか低下しない特性が印象に残りやすくなっていると判断。