〈粒高ラバー〉
黒 OX
サイズ 縦170mm×横170.5mm
パッケージ開封前 47.0g
全開封後 22.0g
カット後重量 16.4g (縦162mm×横160mm)
※シェークラケットの寸法で、接着剤の重量は含まない。
重量比 0.745 (16.4g÷22.0g)
黒 1.3mm
サイズ 縦170mm×横170.5mm
パッケージ開封前 62.5g
全開封後 37.6g
カット後重量 28.0g (縦162mm×横160mm)
※シェークラケットの寸法で、接着剤の重量は含まない。
重量比 0.745 (28.0g÷37.6g)
〈シート厚〉
ベース 0.3mm程
粒の高さ 1.55mm程
トータル 1.85mm程
〈スポンジ厚〉
1.3mm程
〈シート厚+スポンジ厚〉
1.85mm+1.3mm=3.15mm程
〈粒形状〉
粒の高さ 1.55mm程
粒直径 1.68mm程
アスペクト比 0.922程
円柱
〈粒間隔〉
縦 1.0mm程
横 2.96mm程
斜め 1.0mm程
合計値 4.96mm程 (かなり低め)
〈粒配列〉
縦目
〈粒表面の布目〉
あり(荒い)
〈Dr.Neubauer公式の性能数値〉
スピード 58
コントロール 83
スピン 88
スポンジ硬度 40° (dr.neubauer基準)
〈JUIC公式電子カタログ記載の性能数値〉
スピード 5.8
スピン 8.8
コントロール 8.3
(フリースペース①)
欧州の卓球メーカー。
Dr.Neubauerから販売している粒高ラバー。
粒の高さは1.55mm程。
粒直径は1.68mm程。
アスペクト比は0.922程。
粒形状は円柱。
粒配列は縦目。
粒間隔の合計値はかなり低めで、粒間隔は狭い。
シートの背面が網目状になっている。
Dr.Neubauer公式からは、
オールラウンドタイプの新たなベンチマークであるとの記述があり、攻撃のやりやすさも売りにしているラバーである。
JUIC公式からは、
変化+キレの強さや攻撃力の強さを売りにしている。
①シート硬度及び粒硬度 5.5 (ほんの少し硬め)
シート処方はほんの少し硬めと思いました。
②スポンジ硬度 6 (少し硬め)
Dr.Neubauer基準40°
TSP基準日本硬度に換算しても40°くらいに感じる、少し硬めの硬度。
ほんの少し気泡がありますが、気泡がまばらに入っている箇所もある。レッドスポンジ。
ほんの少し気泡がある影響か、指で触った時や打球時のボールのめり込み具合からは39°くらいの硬度に感じる為、体感硬度に僅かに補正が入る。
③シート+スポンジ硬度 5.5 (ほんの少し硬め)
1.3mm程のスポンジ入りの物を用いての測定。
シートはほんの少し硬めで、スポンジは少し硬めな為か、全体硬度や打球感はほんの少し硬めになると判断。
④粒の曲がりやすさ
OX→4 (少し曲がりにくい)
1.3mm程のスポンジ入り→5 (普通)
【OXの場合】
粒直径は1.68mm程でやや大きく、シート硬度もほんの少し硬めで、粒間隔も狭い影響が現れるためか、粒は少し曲がりにくくなっていると判断し、評点は4点に。
【1.3mm程のスポンジ入りの場合】
スポンジを搭載すると、粒の根元付近が少し稼働しやすくなり、OXの時よりも粒の曲がりにくさが少し抑えられる。
粒の曲がりやすさは中間基準くらいと判断し、評点は5点に。
⑤シート重量 4 (少し軽め)
OXのラバーとしては少し軽めの数値が出る。
⑥シート+スポンジ重量 4 (少し軽め)
1.3mm程のスポンジ入りでの測定。
ブログ内の基準では少し軽めの数値が出る。
⑦難易度 7.5 (比較的扱いやすい)
【OXの場合】
◆シートや粒の硬度はほんの少し硬め。
◆シート背面が網目状になっている。
◆粒間隔は狭い。
◆シートの弾みは粒高としてはほんの少し強めで、飛距離の伸びは少し出やすい。
◆ボールの減速はまずまず効いてくれる。
◆球離れはほんの少し早い。
◆打球感は少し硬い。
◆衝撃減衰効果は高過ぎず低過ぎず。
◆弾道は少し弧線弾道になりやすく、弧線はまあまあ作りやすい。
◆ボールの軌道のブレは少し生じにくい。
◆シートの引っかかりは良く、ボールの不可解な滑りが発生しやすいタイプではない。
◆【回転影響の受けにくさ 10】粒高としては相手の回転の影響は受けやす過ぎず受けにく過ぎず。
等の特長があると思います。
ボールの弾みは粒高ラバーとしてはほんの少し強めで、飛距離は少し伸びが出やすい。
ボールの減速はまずまず効いてくれる。
打球感は少し硬いですが、
衝撃減衰効果は高過ぎず低過ぎず。
球離れはほんの少し早くはありますが、球持ちはある程度確保出来ている。
ボールの軌道のブレは少し生じにくい。
また、ラバーの高弾道性も少し強くて、弧線もまあまあ作りやすい。
粒高ラバーとしては比較的扱いやすいと思いましたので、OXの場合の難易度の評点は7.5点にしました。
【1.3mm程のスポンジ入りの場合】
このラバーの特徴としては
◆シートや粒の硬度はほんの少し硬め。
◆シート背面が網目状になっている。
◆粒間隔は狭い。
◆スポンジ硬度は少し硬め。
◆全体硬度や打球感はほんの少し硬め。
◆弾みは粒高としてはほんの少し強めで、飛距離の伸びは少し出やすい。
◆ボールの減速はまずまず効かせやすい。
◆弾道は1.3mm程のスポンジ入りの場合はまあまあ弧線弾道になりやすく、弧線は作りやすい。
◆ボールの軌道のブレは少し生じにくい。
◆球離れはほんの少し早め。
◆ボールの引っ掛かりは良く、ボールの不可解な滑りが発生しやすいタイプでなない。
◆【回転影響の受けにくさ 3.5】粒高としては結構相手の回転の影響を受けやすい。
◆ラバーの総重量は少し軽め。
等の特徴があると思います。
スポンジ入りの場合は
少し硬めのレッドスポンジを搭載。
ラバーの総重量は少し軽めくらいで収まりやすい。
弾みの強さは粒高としてはほんの少し強めで、飛距離の伸びも少し出やすい。
ボールの減速はまずまず効かせやすい。
ボールの軌道のブレも少し生じにくい。
しかし、1.3mm程のスポンジ入りだと、OXの時よりもシートや粒の引きつれが起きやすくなっている影響か、相手の回転の影響は結構受けやすくなっている。
球離れはほんの少し早めではありますが、球持ちはある程度確保出来ている。
また、スポンジが打球時の振動や衝撃を抑えてくれる。
あとは、OXの時よりも高弾道性の強さがやや上昇。少し強い高弾道性が、まあまあ強いくらいまで上昇しており、弧線弾道の作りやすさも向上している。
OXの時と比較すると、
球持ちやボール設置時間の猶予がほんの少し向上。衝撃減衰効果がやや向上しており、高弾道性もやや上昇。相手の回転のくらいやすさがOXの時よりも結構上昇。
ラバーの総重量はやや増加しますが、ラバー総重量は少し軽めくらいに収まっている。
粒高ラバーとしては結構相手の回転の影響を受けやすい面はあるものの、
ボールの軌道のブレは少し生じにくく、ラバーの総重量も少し軽めですし、ラバーの高弾道性もまあまあ強い。
粒高ラバーとしては比較的扱いやすいラバーであると思いましたので、1.3mm程のスポンジ入りの場合の難易度の評点もOXの時と同じ7.5点にしました。
(フリースペース②)
【OXの場合】
キレや変化量に関しては
自分から回転を作る際の回転発生の成功率はやや高い。
最大回転量はOXの粒高ラバーとしてはまあまあ高い。
粒はほんの少し硬めではありますが、強いインパクトを自分で起こす事で、回転量を伸ばせる。
【変化の強さ 9.75】
ただボールを当てるだけだと相手の回転は少し残ってくれる事が多い。
変化は粒高ラバーとしては少し強い。
ナックル気味の球は出しにくい。
【1.3mm程のスポンジ入りの場合】
キレや変化量に関しては
少し硬めのスポンジを組み合わせると、変化は低下するものの、回転発生成功率と最大回転量は上昇。
粒を深く曲げたり、ほんの少し硬めの粒表面を活かしてボールを切っていく事が出来れば、
自分から回転を作りながら粒の復元力もプラスして切っていく事が出来ますので、
自分からボールを切って回転を作る力に長けているタイプのラバーだと思います。
自分から回転を作る際の回転発生の成功率は中々高めで、最大回転量は粒高ラバーとしてはかなり高め。
粒高ラバーの中でもボールを強く切っていきやすいほうだと思います。
【変化の強さ 7】
ただボールを当てるだけだと相手の回転は少し残りにくく、少しナックル気味の球質になりやすいと思います。
勝手に強いスピン反転をするような変化が起きやすいタイプではなく、
変化は粒高ラバーとしては少し弱い。
(フリースペース③)
ラバーの弾みや飛距離の伸びや減速の効き具合に関して
パンチ【OX】
弾み→ほんの少し強め
飛距離の伸び→少し出やすい
減速の効き具合→まずまず効いてくれる
パンチ【1.3mm】
弾み→ほんの少し強め
飛距離の伸び→少し出やすい
減速の効き具合→まずまず効かせやすい
※パンチ【0.6mm】【1.0mm】は未検証。
パンチはスポンジを組み合わせても弾みと飛距離の伸びの出やすさはOXとあまり変わらない。
減速の効き具合に関してはスポンジ入りのほうが僅かに効きが良いと思う。
ブログ内の基準では、スポンジありとなしのどちらのほうがスピードがあるかは判断を下しかねるが、スピード帯に大きな違いはないと思われる。
(フリースペース④)
コントロールの性能数値に関して
パンチのコントロール数値は
Dr.Neubauer→83
JUIC→8.3
となっておりますが、
明らかに低く見積もられていると思いました。
同社の粒高ラバーのコントロール数値では
【ブーメランクラシック】
Dr.Neubauer→91
JUIC→9.1
となっており、
この数値は適切であるとブログ内でも位置付けておりますが、
ブーメランクラシックのコントロール数値と照らし合わせてコントロール数値を算出した場合、
ブログ内の基準では
【パンチ】
Dr.Neubauer→90
JUIC→9.0
が適切であると位置付け。
パンチはブーメランクラシックに迫るくらい、コントロール数値は高いと思いました。
(簡易まとめ)
粒の高さは1.55mm程。
粒直径は1.68mm程。
アスペクト比は0.922程。
粒形状は円柱。
粒配列は縦目。
粒間隔は狭い。
シートの背面が網目状になっている。
シート処方はほんの少し硬めな粒高ラバー。
スポンジを入れる場合は
少し硬めのレッドスポンジが組み合わされる。
OXとスポンジ入り共に、ボールコントロールは比較的やりやすくなっていると思いました。
【OXの場合】
ボールの弾みは粒高ラバーとしてはほんの少し強めで、飛距離は少し伸びが出やすい。
ボールの減速はまずまず効いてくれる。
ラバーの高弾道性は少し強い。
衝撃減衰効果は高過ぎず低過ぎず。
球離れはほんの少し早くはありますが、球持ちはある程度確保出来ている。
ボールの軌道のブレは少し生じにくい。
自分から回転を作る際の回転発生の成功率はやや高い。
最大回転量はOXの粒高ラバーとしてはまあまあ高い。
粒はほんの少し硬めではありますが、強いインパクトを自分で起こす事で、回転量を伸ばせる。
変化は粒高ラバーとしては少し強い。
ラバーの扱いに関しては
比較的扱いやすくなっており、ボールコントロールの良さや、まあまあ高い最大回転量や、少し強い変化が印象に残りやすくなっていると判断。
【1.3mm程のスポンジ入りの場合】
1.3mm程の少し硬めのれスポンジを組み合わせると、
相手の回転の影響は粒高としては結構受けやすくなるものの、
球持ちやボール設置時間の猶予がほんの少し向上。衝撃減衰効果が向上。ラバーの高弾道性はやや上昇。
ラバーの総重量はやや増加しますが、ラバー総重量は少し軽めくらいに収まりやすい。
ラバーの高弾道性はまあまあ強い。
弾みの強さは粒高ラバーとしてはほんの少し強めで、飛距離は少し伸びが出やすい。
ボールの減速はまずまず効かせやすい。
ボールの軌道のブレは少し生じにくい。
球離れはほんの少し早めではありますが、球持ちはある程度確保出来ている。
変化は粒高ラバーとしては少し弱いと思いましたが、自分からキレは発生させやすいですし、自分から回転を作る際の回転発生の成功率は中々高めで、最大回転量は粒高ラバーとしてはかなり高め。
ラバーの扱いに関しては
比較的扱いやすくなっており、ボールコントロールの良さや、かなり高めの最大回転量が印象に残りやすくなっていると判断。