【der-materialspezialist Spectre】
〈粒高ラバー〉
黒 OX
サイズ 縦168mm×横168mm
パッケージ開封前 46.0g
全開封後 19.0g
カット後重量 14.5g (縦162mm×横160mm) 
※シェークラケットの寸法で、接着剤の重量は含まない。
重量比 0.763 (14.5g÷19.0g)
 
黒 1.0mm
サイズ 縦168mm×横168.5mm
パッケージ開封前 59.2g
全開封後 32.1g
カット後重量 24.5g (縦162mm×横160mm) 
※シェークラケットの寸法で、接着剤の重量は含まない。
重量比 0.763 (24.5g÷32.1g)
 
〈シート厚〉
ベース 0.3mm程
粒の高さ 1.6mm程
(円柱部分 1.35mm程)
(台形部分 0.25mm程)
トータル 1.9mm程

〈スポンジ厚〉
1.0mm

〈シート厚+スポンジ厚〉
1.9mm+1.0mm=2.9mm程

〈粒形状〉
粒の高さ 1.6mm程
粒直径 1.65mm程
アスペクト比 0.969程
円柱+台形

〈粒間隔〉
縦 3.95mm程
横 1.516mm程
斜め 1.575mm程
合計値 7.041mm程 (かなり高め) 

〈粒配列〉
横目

〈粒表面の布目〉
あり

〈der-materialspezialist公式の性能数値〉
テンポ 35
コントロール 96
破壊効果 105
適性 Defensiv/Allround
硬度(スポンジ部分?) Medium-


(フリースペース①)
欧州メーカー。
der-materialspezialistから販売している粒高ラバー。

粒の高さは1.6mm程。
粒直径は1.65mm程。
アスペクト比は0.969程。
粒間隔の合計値はかなり高めで、粒間隔は広い。
粒配列は横目。
粒形状は円柱+台形。


①シート硬度及び粒硬度 5.5 (ほんの少し硬め)
シート処方はほんの少し硬めと思いました。

②スポンジ硬度 5.5 (ほんの少し硬め)
スポンジ硬度らしき表記の部分にはMedium-と書いておりますが、スポンジ硬度はほんの少し硬めくらいだと感じる。
TSP基準日本硬度に換算すると37°くらいに感じる硬度。
ほんの少し気泡はありますが、ほぼ気泡なしに近い。ホワイトスポンジ。

③シート+スポンジ硬度 5.5 (ほんの少し硬め)
1.0mmのスポンジ入りの物を用いての測定。
シートとスポンジ共にほんの少し硬めな為か、全体硬度や打球感もほんの少し硬めになると判断。

④粒の曲がりやすさ 
OX→4.5 (ほんの少し曲がりにくい)
1.0mmのスポンジ入り→5 (普通)

【OXの場合】
粒間隔は広く、中打クラスのインパクトでも中々深く粒は曲がってくれる。
しかし、シート処方はほんの少し硬めで、粒の台形部分が、粒の稼働を遮ろうとする為、深く粒が曲がった際に粒が少し潰れにくい。
粒はほんの少し曲がりにくいと判断し、評点は4.5点に。

【1.0mmのスポンジ入りの場合】
スポンジを搭載すると、粒の根元付近が少し稼働しやすくなり、OXの時よりも粒の曲がりにくさが僅かに抑えられる。
粒の曲がりやすさは中間基準くらいと判断し、評点は5点に。

⑤シート重量 3 (やや軽い)
OXのラバーとしてはやや軽い数値が出る。

⑥シート+スポンジ重量 3 (やや軽い)
1.0mmのスポンジ入りでの測定。
ブログ内の基準ではやや軽い数値が出る。

⑦難易度 7.5 (比較的扱いやすい)
【OXの場合】
このラバーの特徴としては
◆シートや粒の硬度はほんの少し硬め。
◆粒間隔は広い。
◆シートの弾みは粒高としては弾みすぎず弾まなすぎず中間クラスですが、飛距離は少し伸びが出やすい。
◆ボールの減速はまずまず効かせやすい。
◆球離れはほんの少し早い。
◆打球感は少し硬い。
◆衝撃減衰効果はほんの少し低め。
◆弾道は少し弧線弾道気味になりやすく、弧線はやや作りやすい。
◆ボールの軌道のブレは少し生じにくい。
◆ボールの不可解な滑りが発生しやすいタイプではない。
【回転影響の受けにくさ 10.5】粒高としては相手の回転の影響をほんの少し受けにくい。

等の特徴があると思います。


ボールの弾みは粒高ラバーとしては弾みすぎず弾まなすぎず中間クラスですが、飛距離は少し伸びが出やすい。
ボールの減速はまずまず効かせやすい。

打球感は少し硬く、
衝撃減衰効果はほんの少し低めで、打球時の衝撃にほんの少し弱め。
球離れはほんの少し早くはありますが、球持ちはある程度確保出来ている。
ボールの軌道のブレは少し生じにくいですし、粒高としては相手の回転の影響をほんの少し受けにくい。
また、ラバーの高弾道性も少し強めで、弧線もやや作りやすい。

衝撃減衰効果はほんの少し低めではあるものの、
粒高ラバーとしては比較的扱いやすいと思いましたので、OXの場合の難易度の評点は7.5点にしました。


【1.0mmのスポンジ入りの場合】
このラバーの特徴としては
◆シートや粒の硬度はほんの少し硬め。
◆粒間隔は広い。
◆スポンジ硬度はほんの少し硬め。
◆全体硬度や打球感はほんの少し硬め。
◆弾みは粒高としては少し強めで、飛距離の伸びも少し出やすい。
◆ボールの減速はまずまず効いてくれる。
◆弾道は1.0mmのスポンジ入りの場合はやや弧線弾道になりやすく、弧線はまあまあ作りやすい。
◆ボールの軌道のブレは少し生じにくい。
◆球離れはほんの少し早め。
◆ボールの引っ掛かりは良く、ボールの不可解な滑りが発生しやすいタイプでなない。
【回転影響の受けにくさ 7】粒高としてはやや相手の回転の影響を受けやすい。
◆ラバーの総重量はやや軽い。

等の特徴があると思います。


スポンジ入りの場合は
ほんの少し硬めなホワイトスポンジを搭載。
1.0mmのスポンジを組み合わせると、ボールの弾みが少し上昇する。
ラバーの総重量はやや軽いくらいで収まりやすい。

弾みの強さは粒高としては少し強めで、飛距離の伸びも少し出やすい。
ボールの減速はまずまず効いてくれる。
ボールの軌道のブレも少し生じにくい。

しかし、1.0mmのスポンジ入りだと、OXの時よりもシートや粒の引きつれが起きやすくなっている影響か、相手の回転の影響はやや受けやすくなっている。

球離れはほんの少し早めではありますが、球持ちはある程度確保出来ている。

また、スポンジが打球時の振動や衝撃を少し抑えてくれる。
あとは、OXの時よりも高弾道性の強さが少し上昇。少し強めだった高弾道性が、やや強いくらいまで上昇しており、弧線弾道の作りやすさも向上している。

OXの時と比較すると、
球持ちやボール設置時間の猶予がほんの少し向上。衝撃減衰効果が少し向上しており、高弾道性も少し上昇。ボールの弾みは少し上昇。相手の回転のくらいやすさがOXの時よりも上昇。
ラバーの総重量はやや増加しますが、ラバー総重量はやや軽いくらいに収まっている。

粒高ラバーとしてはやや相手の回転の影響を受けやすい面はあるものの、
ボールの軌道のブレは少し生じにくく、ラバーの総重量もやや軽いですし、ラバーの高弾道性もやや強い。
粒高ラバーとしては比較的扱いやすいラバーであると思いましたので、1.0mmのスポンジ入りの場合の難易度の評点もOXの時と同じ7.5点にしました。


(フリースペース②)
【OXの場合】
キレや変化量に関しては
自分から回転を作る際の回転発生の成功率は少し高め。
キレを自分で起こすには相応のインパクトの強さが必要になりますが、最大回転量はOXの粒高ラバーとしてはやや高め。

【変化の強さ 10】
ただボールを当てるだけだと相手の回転はやや残ってくれる事が多い。
変化は粒高ラバーとしてはやや強め。
ナックル気味の球は出しにくい。


【1.0mmのスポンジ入りの場合】
キレや変化量に関しては
ほんの少し硬めのスポンジを組み合わせると、変化は低下するものの、回転発生成功率と最大回転量は上昇。

自分から回転を作る際の回転発生の成功率はまあまあ高め。
最大回転量は粒高ラバーとしては結構高め。
使い手のインパクトの強さに応じて回転量を伸ばしにいける見込みはあるものの、インパクトの強さが足りないと、回転量はイマイチ伸びないですので、回転を作るのは楽ではない。結構高めの回転量を作るにはインパクトの強さが必要ですし、自分から繰り出す球質の回転量の強さを意識する場合は注意。

【変化の強さ 7】
ただボールを当てるだけだと相手の回転は少し残りにくく、少しナックル気味の球質になりやすいと思います。
勝手に強いスピン反転をするような変化が起きやすいタイプではなく、
変化は粒高ラバーとしては少し弱い。


【フリースペース③】
ラバーの弾みや飛距離の伸びに関して

Spectre【OX】
弾み→中間基準
飛距離の伸び→少し出やすい
ボールの減速→まずまず効かせやすい

Spectre【1.0mm】
弾み→少し強め
飛距離の伸び→少し出やすい
ボールの減速→まずまず効いてくれる

※Spectre【0.5mm】は未検証。


Spectre【OX】の弾みの強さは中間基準で、
Spectre【1.0mm】の弾みの強さは少し強めでしたので、
ブログ内の基準では、Spectreはスポンジの厚さを上げるごとに弾みの強さがほんの少しずつ上昇するタイプのラバーであると位置付け。
ですので、スピード帯も、スポンジの厚さを上げるごとにほんの少しずつ上昇するタイプのラバーであると判断。


(簡易まとめ)
粒の高さは1.6mm程。
粒直径は1.65mm程。
アスペクト比は0.969程。
粒間隔は広い。
粒配列は横目。
粒形状は円柱+台形
シート処方はほんの少し硬めな粒高ラバー。

スポンジを入れる場合は
ほんの少し硬めのホワイトスポンジが組み合わされる。
スポンジの厚さを上げるごとに、ボールの弾みの強さ及びスピード帯がほんの少しずつ上昇するタイプ。

OXとスポンジ入り共に、ボールコントロールは比較的やりやすくなっていると思いました。


【OXの場合】
弾みは粒高としては弾みすぎず弾まなすぎず中間クラスですが、飛距離は少し伸びが出やすい。
ボールの減速はまずまず効かせやすい。
ラバーの高弾道性は少し強め。
球離れはほんの少し早くはありますが、球持ちはある程度確保出来ている。
衝撃減衰効果がほんの少し低めな面はあるものの、ボールの軌道のブレは少し生じにくい。

自分から回転を作る際の回転発生の成功率は少し高め。
キレを自分で起こすには相応のインパクトの強さが必要になりますが、最大回転量はOXの粒高ラバーとしてはやや高め。
変化は粒高ラバーとしてはやや強め。

ラバーの扱いに関しては
比較的扱いやすくなっており、ボールコントロールの良さや、変化の強さや、回転影響の受けにくさが印象に残りやすくなっていると判断。


【1.0mmのスポンジ入りの場合】
1.0mmのほんの少し硬めのホワイトスポンジを組み合わせると、
相手の回転の影響は粒高としてはやや受けやすくなるものの、
球持ちやボール設置時間の猶予がほんの少し向上。衝撃減衰効果が少し向上。ラバーの高弾道性は少し上昇。ボールの弾みは少し上昇。
ラバーの総重量はやや増加しますが、ラバー総重量はやや軽いくらいに収まりやすい。

ラバーの高弾道性はやや強い。
弾みの強さは粒高としては少し強めで、飛距離の伸びも少し出やすい。
ボールの減速はまずまず効いてくれる。
ボールの軌道のブレは少し生じにくい。
球離れはほんの少し早めではありますが、球持ちはある程度確保出来ている。

変化は粒高ラバーとしては少し弱い。
自分から回転を作る際の回転発生の成功率はまあまあ高め。
最大回転量は粒高ラバーとしては結構高め。
使い手のインパクトの強さに応じて回転量を伸ばしにいける見込みはあるものの、インパクトの強さが足りないと、回転量はイマイチ伸びないですので、回転を作るのは楽ではない。結構高めの回転量を作るにはインパクトの強さが必要ですし、自分から繰り出す球質の回転量の強さを意識する場合は注意。

ラバーの扱いに関しては
比較的扱いやすくなっており、ボールコントロールの良さが印象に残りやすくなっていると判断。