【Japtec Fickle】
〈粒高ラバー〉
黒 OX【布あり】 
サイズ 縦170mm×横170mm
パッケージ開封前 46.2g
全開封後 22.5g
カット後重量 16.8g (縦162mm×横160mm) 
※シェークラケットの寸法で、接着剤の重量は含まない。
重量比 0.746 (16.8g÷22.5g)
※シート背面布付き

〈シート厚〉
ベース 0.4mm程
布 0.05mm程
粒の高さ 1.55mm程
(円柱部分 1.45mm程)
(台形部分 0.1mm程)
トータル 2.0mm程

〈粒形状〉
粒の高さ 1.55mm程
粒直径 1.6mm程
アスペクト比 0.96875程
円柱+台形

〈粒間隔〉
縦 3.780mm程
横 1.478mm程
斜め 1.503mm程
合計値 6.761mm程 (高い)

〈粒配列〉
横目

〈粒表面の布目〉
あり(荒い)

MADE IN JAPAN


(フリースペース①)
Japtecから発売している日本製粒高ラバー。

粒の高さは1.55mm程。
粒直径は1.6mm程。
アスペクト比は0.96875程。
粒配列は横目。
粒形状は円柱+台形。
シートのベースは厚め。
シート背面に布か貼られている。
粒間隔の合計値は高く、粒間隔は広い。

Fickleはシート背面に布を貼っている規格と、貼っていない規格の取り扱いがありますが、
この記事ではFickle【布あり】の場合の検証結果を記載。


①シート硬度及び粒硬度 7 (やや硬め)
シート部分のゴム質はやや硬めと思いました。

②粒の曲がりやすさ 4 (少し曲がりにくい)
粒間隔は広くはあるものの、
粒硬度がやや硬めで、粒形状が円柱+台形である影響が働く為か、粒は少し曲がりにくいと判断し、評点は4点に。

③シート重量 4 (少し軽め)
OXのラバーとしては少し軽めな数値が出る。

④難易度 7 (扱いやすい)
このラバーの特徴としては
◆シート硬度及び粒硬度はやや硬め。
◆シートのベースが厚め。
◆シート背面に布が貼ってある。
◆粒間隔は広い。
◆シートの弾みは粒高としては弾みすぎず弾まなすぎず中間クラス。飛距離の伸びは少し出やすい。
◆ボールの減速はまずまず効いてくれる。
◆球離れはやや早め。
◆弾道はやや弧線弾道気味になりやすく、弧線も作りやすい。
◆打球感はやや硬め。
◆衝撃減衰効果はOXの粒高ラバーとしては高め。
◆ボールの軌道のブレはやや生じにくい。
【回転影響の受けにくさ 8】粒高としては少し相手の回転の影響を受けやすい。
◆シートの引っかかりは良く、ボールの不可解な滑りが発生しやすいタイプではない。

等の特徴があると思います。


シート硬度及び粒硬度は普通よりやや硬めな感じ。
ボールの弾力の強さは粒高としては弾み過ぎず弾まな過ぎず中間クラスで、飛距離の伸びは少し出やすい。
ボールの減速はまずまず効いてくれる。

弾道はやや弧線弾道気味になりやすく、弧線は粒高の中では作りやすい。
ラバーの高弾道性もやや強め。
相手の回転の影響は粒高としては少し受けやすい。

また、ボールの弾道や弧線のコントロールはやりやすく、軌道のブレもやや生じにくい。

打球感はやや硬めですが、OXのラバーの中では衝撃減衰効果が高めで、打球時の衝撃や振動にも強めである。
シート背面に布が付いていない状態でも、厚めのベースの影響が現れる為か、衝撃減衰効果はやや高いのですが、布が貼られる事で、やや高い衝撃減衰効果が高めに変動し、ほんの少し衝撃減衰効果の高さが上乗せされる。

球離れはやや早めではありますが、
ボールコントロールに支障をきたす程球持ちが悪いわけではない。
ボールの引っ掛かりは良く、ボールの滑り落ちが発生しやすいタイプのラバーではない。

粒高ラバーとしては相手の回転の影響を少し受けやすい面はあるものの、ボールの軌道と長短のコントロールと衝撃減衰効果の高さに優れ、粒高の中では扱いやすいラバーとなっていると思いましたので、難易度の評点は7点にしました。


(フリースペース②)
キレや変化量に関しては
自分から回転を作る際の回転発生の成功率はまあまあ高めで、最大回転量はOXの粒高としては中々高い。

【変化の強さ 8】
ただボールを当てるだけだと相手の回転はほんの少し残ってくれる事が多い。
変化は粒高ラバーとしてはほんの少し弱い。
ナックル気味の球も少し出しにくい。


(フリースペース③)
Fickle【布あり】とFickle【布なし】は共に、
ラバーのボールコントロール難度は低くて扱いやすく、ラバーの硬さや衝撃減衰効果の高さや、最大回転量の高さが特徴的なラバーとなっている。

ラバー総重量と衝撃減衰効果と粒間隔の合計値及び粒間隔にはほんの少し違いはありましたし、その他の性能にも僅かながら細かな違いはあるとは思ったものの、使用感に大きな違いはあまりないと感じましたので、あまり違いは無いと感じた項目に関してはFickle【布なし】と同じ内容の記述を用いて評価している。
また、ラバーの全体的な性能もFickle【布なし】ととても近い性能となっていると判断。

一応、
ボールの球質に関しては
◆回転発生成功率と最大回転量はどちらも殆ど同じくらいか、Fickle【布あり】のほうが僅かに上。
◆変化の強さはどちらも同じくらいか、Fickle【布なし】のほうが僅かに上。
◆ナックルの出やすさはどちらも同じくらいか、Fickle【布あり】のほうが僅かに上。
とは思うものの、
ブログ内の基準では
回転発生成功率、最大回転量、変化の強さ、ナックルの出やすさ等のボール球質に関しては、Fickle【布なし】と同じくらいの評価として記述している。

なお、ブログ内での簡易基準としては、
Fickle【布あり】とFickle【布なし】共に、
回転発生成功率→まあまあ高め
最大回転量→中々高い
変化→ほんの少し弱い
ナックルの出やすさ→少し出しにくい
となっている。


(簡易まとめ)
Japtecから発売している日本製粒高ラバー。
粒の高さは1.55mm程。
粒直径は1.6mm程。
アスペクト比は0.96875程。
粒配列は横目。
粒形状は円柱+台形。
シートのベースは厚め。
シート背面に布か貼られている。
粒間隔は広い。
シート及び粒硬度はやや硬め。
シート背面に布が貼っている粒高ラバー。

Fickle【布あり】は、
Fickle【布なし】と同様、
ラバーのボールコントロール難度は低くて扱いやすく、ラバーの硬さや衝撃減衰効果の高さや、最大回転量の高さが特徴的なラバーとなっている。
ラバーの全体的な性能もFickle【布なし】ととても近い性能となっていると思いました。

自分からキレを作りに行きやすく、
自分から回転を作る際の回転発生成功率まあまあ高め。
最大回転量はOXの粒高としては中々高い。
変化はほんの少し弱い。

粒高としては少し相手の回転の影響を受けやすい面はあるものの、ボールの軌道のブレはやや生じにくく、ボールコントロール性能は優秀。
衝撃減衰効果もOXの粒高ラバーとしては高めで、打球時の衝撃や振動にも強め。 
OXの粒高の中でもボールコントロールに優れて扱いやすい粒高ラバーだと思いました
また、ラバーの高弾道性はやや強めで、OXの粒高ラバーの中でも高弾道性の強さや弧線の作りやすさも優れている。

粒は少し曲がりにくいと思いますので、粒を意図的に深く曲げたい時にしっかり粒を曲げる事が必要になるとは思いますが、粒をしっかり曲げたり、自分から切りに行くスイングを仕掛ける事で、キレを活かす事が出来ると思います。

安定性の高さや衝撃減衰効果の高さにも優れますので、
やや硬めな処方の粒高ラバーとしても、生涯を通して末長く使っていける程の防御能力の高さを備えている点は大きく、プロ選手は勿論、粒高初心者でも安心して使える程、ボールコントロール性能がOXの粒高ラバーの中でも優れており、使い手のレベル帯を問わず使用出来る見込みがある。
また、OXの粒高ラバーとしては最大回転量も中々高い

OXの粒高ラバーとしては優れたボールコントロール性能が確保出来ておりながら、最大回転量も中々高いラバーであると思いましたし、
Fickle【布なし】と同様、
やや硬めタイプのシートの粒高でキレやボールコントロール性能や衝撃減衰効果を確保したい場合の選択肢としても安心して挙げられるラバーだと思いました。