【HALLMARK Tactics LP】
〈粒高ラバー〉
黒 OX
サイズ 縦170mm×横170mm
パッケージ開封前 43.1g
全開封後 19.5g
カット後重量 14.7g (縦162mm×横160mm) 
※シェークラケットの寸法で、接着剤の重量は含まない。
重量比 0.753 (14.7g÷19.5g)
 
黒 1.2mm
サイズ 縦169mm×横170mm
パッケージ開封前 58.4g
全開封後 34.6g
カット後重量 26.3g (縦162mm×横160mm) 
※シェークラケットの寸法で、接着剤の重量は含まない。
重量比 0.760 (26.3g÷34.6g)

〈シート厚〉
ベース 0.3mm程
粒の高さ 1.65mm程
トータル 1.95mm程

〈スポンジ厚〉
1.2mm

〈シート厚+スポンジ厚〉
1.95mm+1.2mm=3.15mm程

〈粒形状〉
粒の高さ 1.65mm程
粒直径 1.65mm程
アスペクト比 1.0程
円柱

〈粒間隔〉
縦 4.037mm程
横 1.59mm程
斜め 1.635mm程
合計値 7.262mm程 (とても高め)

〈粒配列〉
横目

〈粒表面の布目〉
あり


〈HALLMARK公式の性能数値〉
スピード/テンポ 50
コントロール 94
スピン/エフェクト 107
ラバー/スポンジ Medium

Made in China


(フリースペース①)
欧州メーカー。
HALLMARKから販売している粒高ラバー。
粒の高さは1.65mmで高く、粒直径は1.65mm程。
アスペクト比は1.0程。
粒形状は円柱。
粒配列は横目。
粒間隔の合計値はとても高めで、粒間隔は結構広い。
シートの色は少し濃く、光の反射率が低いタイプではない。
また、このラバーは中国製である事がパッケージ裏に記載されている。


①シート硬度及び粒硬度 6.5 (やや硬め)
シートの処方はやや硬めだと思いました。

②スポンジ硬度 5 (中間硬度)
パッケージ裏のスポンジ硬度を記載してると思われる箇所を見るとMediumと表記されている。
TSP基準日本硬度に換算すると35°付近の硬度で、中間硬度付近。
ほんの少し気泡がある。オレンジスポンジ。

③シート+スポンジ硬度 5.5 (ほんの少し硬め)
1.2mm程のスポンジ入りでの測定。
スポンジ部分は中間硬度付近とは思うものの、シート部分の硬さの主張も少し現れる為か、全体硬度や打球感はほんの少し硬めとなっている。

④粒の曲がりやすさ 
OX→4.5 (ほんの少し曲がりにくい)
1.2mm程のスポンジ入り→5 (中間基準)

【OXの場合】
粒が円柱形状で、粒間隔は結構広いおかげで、中打クラスのインパクトでも中々深く粒は曲がってくれる。しかし、シート処方はやや硬めで、深く粒が曲がった際に粒が少し潰れにくい。
粒はほんの少し曲がりにくいと判断し、評点は4.5点に。

【1.2mm程のスポンジ入りの場合】
スポンジを搭載すると、粒の根元付近の曲がりやすさが僅かに向上する為、OXの時よりは粒の曲がりにくさはほんの少しですが抑えられる。評点は5点に。

⑤シート重量 3 (やや軽い)
OXのラバーとしてはやや軽い数値が出ました。

⑥シート+スポンジ重量 3.5 (やや軽め)
1.2mm程のスポンジ入りでの測定。
ブログ内の基準ではやや軽めの数値が出る。

⑦難易度 7.5+α (中間基準)
【OXの場合】
このラバーの特徴としては
◆シート処方はやや硬め。
◆粒間隔は結構広い。
◆シートの弾みは粒高としてはやや強めで、飛距離の伸びは少し出やすい。
◆ボールの減速はまずまず効いてくれる。
◆ボールの軌道のブレは起きやす過ぎず起きにく過ぎず。
◆球離れは少し早い。
◆打球感はやや硬め。
◆衝撃減衰効果は少し低め。
◆弾道は弧線弾道か直線弾道になりやすいかの判断は微妙なところですが、弧線は作りにくくはない。
◆ボールの不可解な滑りが発生しやすいタイプではない。
【回転影響の受けにくさ 10.5】粒高としては相手の回転の影響をほんの少し受けにくい。

等の特徴があると思います。


ボールの弾みは粒高ラバーの中ではやや強めで、飛距離の伸びは少し出やすい。しかし、ボールの減速はまずまず効いてくれる。

衝撃減衰効果は少し低めで、打球時の衝撃に少し弱め。
打球感はやや硬め。
球離れは少し早くはありますが、あまり球持ちの悪さは感じず、なんとか球持ちは確保出来ている。

ボールの軌道のブレは起きやす過ぎず起きにく過ぎず。
低弾道性が強いタイプではないものの、高弾道性が強いタイプとも判断出来る程でもない。

粒高としては相手の回転の影響をほんの少し受けにくい面はありますが、
少し早い球離れと、少し低めの衝撃減衰効果への警戒は必要になるとは思いますし、ボールの軌道のコントロールは良過ぎず悪過ぎず。
ボールコントロール難度は中間基準くらいだと思いましたので、難易度の評点は7.5+αにしました。


【1.2mm程のスポンジ入りの場合】
このラバーの特徴としては
◆シート処方はやや硬め。
◆粒間隔は結構広い。
◆スポンジ硬度は中間硬度付近。
◆全体硬度や打球感はほんの少し硬め。
◆ラバー総重量はやや軽め。
◆弾みは粒高ラバーとしてはやや強めで、飛距離の伸びは少し出やすい。
◆ボールの減速はまずまず効いてくれる。
◆弾道はまあまあ弧線弾道気味になりやすく、弧線はまあまあ作りやすい。
◆ボールの軌道のブレは起きやす過ぎず起きにく過ぎず。
◆球離れはほんの少し早め。
◆【回転影響の受けにくさ 2.5】粒高としては結構相手の回転の影響を受けやすい。
◆ボールの引っ掛かりは良く、ボールの不可解な滑りが発生しやすいタイプでなない。

等の特徴があると思います。


ボールの弾みは粒高ラバーの中ではやや強めで、飛距離の伸びは少し出やすい。しかし、ボールの減速はまずまず効いてくれる。
弾みと飛距離の伸びやすさとボールの減速の効き具合はOXの時とあまり変わらないかも?

ボールの軌道のブレは起きやす過ぎず起きにく過ぎず。
球離れはほんの少し早めで、全体硬度や打球感はほんの少し硬め。
しかし、OXの時と比べると球離れの早さは少し抑えられておりますし、衝撃減衰効果が少し低めなネックも改善されている。

ですが、シートや粒の引きつれが起きやすくなっている影響か、相手の回転の影響は粒高としては結構受けやすくなっている。
あとはラバーの高弾道性もまあまあ強めになっていて、弧線もまあまあ作りやすい。
また、1.2mm程のスポンジ入りでもラバー総重量はやや軽めで収まりやすい。

相手の回転の影響は粒高ラバーとしては結構受けやすい面はあるものの、
OXの時にネックになりやすかった衝撃減衰効果の低さが改善されてますし、球離れの早さも少し緩和されている。また、高弾道性の強さもまあまあ強めで、OXの時よりも高弾道性の強さは上昇している。

OXの時と比べて、どちらのほうが使いやすいかは個人差により分かれるとは思いますが、
1.2mm程のスポンジ入りの時も、
ボールコントロール難度は中間基準くらいだと思いましたので難易度の評点はOXの時と同じ7.5+αにしました。


(フリースペース②)
【OXの場合】
キレや変化量に関しては
自分から回転を作る際の回転発生の成功率は高過ぎず低過ぎす。
最大回転量はOXの粒高としては高過ぎず低過ぎず。
インパクトが弱いとキレの強さが上手く伸ばせず、いまいちな回転量になってしまいやすい為、キレを伸ばすのは楽ではない。

【変化の強さ 10】
ただボールを当てるだけだと相手の回転はやや残ってくれる事が多い。
変化は粒高ラバーとしてはやや強め。
ナックル気味の球は出しにくい。


【1.2mm程のスポンジ入りの場合】
キレや変化量に関しては
自分から回転を作る際の回転発生の成功率はやや高い。
最大回転量は粒高ラバーとしては結構高い。

【変化の強さ 7.5】
ただボールを当てるだけだと相手の回転がほんの少し残ってくれる事もありますが、ナックル気味になる事もある。
変化は粒高ラバーとしては少し弱め。
ナックル気味の球も出しやす過ぎず出しにく過ぎず。

スポンジを入れると、自分からキレを作る際の回転発生の成功率や最大回転量はOXの時よりも上昇するとは思いますが、変化は低下する。


(簡易まとめ)
粒の高さは1.65mmで高く、粒直径は1.65mm程。
アスペクト比は1.0程。
粒配列は横目。
粒形状は円柱。
粒間隔は結構広い。
スポンジ硬度は中間硬度付近。
スポンジを入れてもボールのスピードはあまり変わらないタイプかも?
OX、スポンジ入り共にボールコントロール難度は中間基準くらいに収まる。


【OXの場合】
粒高ラバーとしては弾みはやや強めで、飛距離の伸びは少し出やすい。
球離れは少し早い点や、衝撃減衰効果が少し低めで打球時の衝撃に少し弱めな点が扱いおいて少し気にかかるかも?とは思うものの、
ボールの減速もまずまず効いてくれる設計にはなっていると思いましたし、相手の回転の影響はほんの少し受けにくい。
ボールの軌道のブレは起きやす過ぎず起きにく過ぎず。
低弾道性が強いタイプではないものの、高弾道性が強いタイプとも判断出来る程でもない。

変化は粒高ラバーとしてはやや高め。
自分から回転を作る際の回転発生の成功率は高過ぎず低過ぎず。
最大回転量はOXの粒高ラバーとしては高過ぎず低過ぎず。
インパクトが弱いとキレの強さが上手く伸ばせず、いまいちな回転量になってしまいやすい為、キレを伸ばすのは楽ではない。
変化に加え、キレも上乗せ出来るようになるには自身の技術やインパクトの強さが必要になる。

ボールコントロール難度は中間基準くらいに収まっていると思いましたし、やや強めな弾みの強さや、やや強めの変化はあるものの、ボールの攻撃性を上乗せするのは楽ではないタイプのラバーではある為、このラバーの攻撃性を発揮するには使い手自身の能力が問われてくると思いました。


【1.2mm程のスポンジ入りの場合】
粒高ラバーとしては弾みはやや強めで、飛距離の伸びは少し出やすい。
相手の回転の影響は粒高ラバーとしては結構受けやすく、球離れはほんの少し早めではあるものの、OXの時よりは球離れの早さは少し緩和されていますし、衝撃減衰効果が少し低めなネックも改善出来る。
ラバーの高弾道性もOXの時より上昇しており、高弾道性もまあまあ強めになる。
1.2mm程のスポンジ入りでもラバー総重量はやや軽めで収まりやすい。
ボールの減速もまずまず効いてくれる。
ボールの軌道のブレは起きやす過ぎず起きにく過ぎず。

変化は粒高ラバーとしては少し弱め。
自分から回転を作る際の回転発生の成功率はやや高く、最大回転量は粒高ラバーとしては結構高い。
スポンジを入れると、自分からキレを作る際の最大回転量や回転発生の成功率はOXの時よりも上昇するとは思いますが、変化は低下する。

スポンジの場合もOXの時と同様、ボールコントロール難度は中間基準くらいに収まっていると思いましたし、やや強めの弾みや、キレを組み合わせる事で攻撃性を発揮出来る見込みを確保しながらも、極端に扱いが難しくならないような設計がなされている粒高ラバーだと思いました。