【バタフライ スピーディーP.O.】
〈表ソフトラバー〉
黒 中 (1.5〜1.7mm)
サイズ 縦179mm×横168mm
パッケージ開封前 72.6g
全開封後 47.3g
カット後重量 34.0g (縦162mm×横160mm)
 ※シェークラケットの寸法で、接着剤の重量は含まない。
重量比 0.718 (34.0g÷47.3g)

〈シート厚〉
ベース 0.3mm程
粒の高さ 1.0mm程
(円柱部分 0.3mm程)
(台形部分 0.7mm程)
トータル 1.3mm程

〈スポンジ厚〉
1.6mm程

〈シート+スポンジ厚〉
1.3mm+1.6mm=2.9mm程

〈粒形状〉
粒の高さ 1.0mm程
粒直径 2.0mm程
アスペクト比 0.5程
円柱+台形 (台形部分広め)

〈粒間隔〉
縦 1.115mm程
横 3.338mm程
斜め 1.111mm程
合計値 5.564mm程 (やや低い)

〈粒配列〉
縦目

〈粒表面の布目〉
あり(荒め)

〈バタフライ公式の性能数値〉
スピード 10
スピン 6
スポンジ硬度 35° (バタフライ基準)

MADE IN JAPAN


(フリースペース①)
バタフライから販売している表ソフトラバー。
粒は短めのショートピンプル。
粒配列は縦目。
粒形状は円柱+台形ですが、台形部分のほうが広めの形状。
粒直径は大きい。
粒間隔の合計値はやや低く、粒間隔は結構狭め。

バランス型の表ソフトラバーとの事。


①シート硬度及び粒硬度 8.5 (硬い)
硬さを感じるシート処方。評点は8.5点に。

②スポンジ硬度 4 (少し柔らかめ)
バタフライ基準35°
TSP基準日本硬度換算にすると32.5°くらいの硬度と感じましたので、スポンジ硬度の評点は4点に。
少し気泡大きめのホワイトスポンジ。
少し気泡が大きめな影響が働く為か、TSP基準日本硬度換算29°付近と感じるくらいのボールのめり込みが発生すると感じましたので、使用感としては実際の硬度数値よりも低く感じやすい。 

③シート+スポンジ硬度 6 (少し硬め)
中(1.6mm程)のスポンジでの測定。
シートは硬いものの、スポンジ部分が少し柔らかめな影響も現れる為か、全体硬度や打球感は少し硬めくらいに収まっていると感じられました。

④粒の曲がりやすさ 2 (曲がりにくい)
粒直径は大きく、粒間隔は結構狭め。
粒硬度は硬い。
粒は曲がりにくくなっている。
評点は2点に。

⑤シート+スポンジ重量 5 (中間重量)
中(1.6mm程)のスポンジでの測定。
ブログ内の基準では中間重量付近の数値が出る。

⑥難易度 7.5+ (比較的扱いやすいほう)
このラバーの特徴としては
◆シート硬度及び粒硬度は硬い。
◆粒間隔は結構狭め。
◆スポンジ硬度は少し柔らかめ。
◆全体硬度や打球感は少し硬め。
◆弾みはショートピンプルの表ソフトとしてはほんの少し強めで、飛距離の伸びは少し出やすい。
◆ボールの減速は効きやす過ぎず効きにく過ぎず。
◆弾道は結構弧線弾道気味になりやすく、弧線は作りやすい。
◆ボールの軌道のブレは少し生じにくい。
◆ボールの球離れは少し早め。
◆ボールの引っかかりは良く、ボールの不可解な滑り落ちが発生しやすいタイプではない。
【防御特性 0】表ソフトラバーとしては、相手の回転の影響は受けやす過ぎず受けにく過ぎず。

等の特徴があると思います。


ショートピンプルの表ソフトとしては弾みの強さはほんの少し強めで、距離の伸びは少し出やすい。
ボールの減速は効きやす過ぎず効きにく過ぎず。

打球感は少し硬めで、球離れは少し早めではあるものの、ボールの軌道のブレは少し生じにくく、ボールのコントロールに支障をきたす程の球持ちの悪さにはなっておらず、ボール接地時間の猶予も確保出来る構造となっている。

球離れが少し早めな面はあるものの、
ボールの軌道のコントロールは良好で、ボールの長短の制御も極端な難しさがあるわけではない。
弾道は結構弧線弾道気味になりやすく、高弾道性も結構強め。

ショートピンプルの表ソフトラバーとしては比較的扱いやすいほうだと思いましたので、
難易度の評点は7.5+にしました。


(フリースペース②)
ボールの球質や変化に関しては
【変化の強さ 7】
ただボールを当てるだけだと相手の回転は少し残りにくく、少しナックル気味の球質になりやすいと思います。
勝手に強いスピン反転をするような変化が起きやすいタイプではなく、
変化は表ソフトラバーとしてはほんの少し弱め。

自分から回転を作る際の回転発生の成功率はまあまあ高めで、最大回転量もショートピンプルの表ソフトとして少し高くはありますが、インパクトが甘いと回転量がイマイチ伸びきらなくなる場合もありますし、インパクトが強くないと、少し高い回転量にはならない。
強い回転をかけるには、少し早めの球離れに負けずにボールを強くインパクトさせる事が必要。

また、ボールの切る切らないの違いを出すにはインパクトの工夫が必要になるとは思いますが、
自分から回転を作る際の回転発生の成功率はまあまあ高めで、自分から回転を作りやすい為、軽く回転をかけようとしただけでも自分から作った回転がボールに乗りやすい。

同社の表ソフトラバーのチャレンジャー・ATTACKと比べると、
回転発生成功率の高さは僅かに下回るものの、
球質はあまり違いがないと思いましたし、最大回転量もチャレンジャー・ATTACKと互角くらいはあると思いました。


(簡易まとめ)
バタフライから発売された表ソフトラバー。
粒は短めのショートピンプル。
粒配列は縦目。
粒形状は円柱+台形ですが、台形部分のほうが広め。
粒直径は大きい。
粒間隔は結構狭め。
シート及び粒硬度は硬め。
スポンジ硬度は少し柔らかめ。
全体硬度や打球感の硬さは少し硬め。

ショートピンプルの表ソフトとしては弾みの強さはほんの少し強めで、距離の伸びは少し出やすい。
ボールの減速は効きやす過ぎず効きにく過ぎず。

打球感は少し硬めで、球離れは少し早めではあるものの、ボールの軌道のブレは少し生じにくく、ボールのコントロールに支障をきたす程の球持ちの悪さにはなっておらず、ボール接地時間の猶予も確保出来る構造となっている。
ショートピンプルの表ソフトとしては高弾道性の強さは結構強めで、弧線も作りやすい。

繰り出される球質に関しては、
ただボールを当てるだけだと相手の回転は少し残りにくく、少しナックル気味の球質になりやすい。
勝手に強いスピン反転をするような変化が起きやすいタイプではなく、
変化は表ソフトラバーとしてはほんの少し弱め。
自分から回転を作る際の回転発生の成功率はまあまあ高めで、最大回転量もショートピンプルの表ソフトとして少し高くはありますが、インパクトが甘いと回転量がイマイチ伸びきらなくなる場合もありますし、インパクトが強くないと、少し高い回転量にはならない。
強い回転をかけるには、少し早めの球離れに負けずにボールを強くインパクトさせる事が必要。

ショートピンプルの表ソフトラバーの中では、比較的扱いやすいほうですし、
名前から来るイメージに反して、
スピードよりもスピンとコントロールの良さのほうが印象的。
オーバーミスは起きやすくはないですし、
スピンとコントロールと結構強めの高弾道性が良好な表ソフトラバーだと思いました。