〈粒高ラバー〉
黒 OX
サイズ 縦171mm×横172mm
パッケージ開封前 51.2g
全開封後 22.1g
カット後重量 16.1g (縦162mm×横160mm)
※シェークラケットの寸法で、接着剤の重量は含まない。
重量比 0.728 (16.1g÷22.1g)
〈シート厚〉
ベース 0.35mm程
粒の高さ 1.65mm程
トータル 2.0mm程
〈粒形状〉
粒の高さ 1.65mm程
粒直径 1.7mm程
アスペクト比 0.970程
円柱
〈粒間隔〉
縦 1.433mm程
横 3.684mm程
斜め 1.425mm程
合計値 6.542mm程 (高め)
〈粒配列〉
縦目
〈粒表面の布目〉
あり
Made in China
(フリースペース①)
2020年
中国メーカー。
SWORD社から新たに発売された中国製粒高ラバー
粒の高さは高く、粒直径は粒高としては大きめ。
アスペクト比は0.970程。
粒形状は円柱。
粒配列は縦目。
シートのベースは少し厚め。
粒間隔の合計値は高めで、粒間隔は少し広め。
①シート硬度及び粒硬度 6.5 (やや硬め)
やや硬めくらいのシート処方だと思いました。
②粒の曲がりやすさ 4.5 (ほんの少し曲がりにくい)
粒形状は円柱で、粒間隔は少し広めではあるものの、
粒直径が粒高としては大きめで、シート処方がやや硬めな影響が現れる為か、粒はほんの少し曲がりにくくなっていると思いました。
粒を潰す勢いで深く曲げるには強めのインパクトが必要になる。
③シート重量 3.5 (やや軽め)
OXでの測定。
OXのラバーとしてはやや軽めの数値が出ました。
④難易度 7.5+α
このラバーの特徴としては
◆シート処方や粒はやや硬め。
◆粒感覚は少し広め。
◆シートのベースは少し厚め。
◆粒高としては弾みはやや強めで、飛距離の伸びは少し出やすい。
◆ボールの減速はまずまず効いてくれる。
◆弾道は少し弧線弾道になりやすく、弧線はまあまあ作りやすい。
◆打球感はやや硬め。
◆衝撃減衰効果は高過ぎず低過ぎず。
◆球離れはやや早め。
◆ボールの軌道のブレは起きやす過ぎず起きにく過ぎず。
◆ボールの不可解な滑りが発生しやすいタイプではない。
◆【回転影響の受けにくさ 10】粒高としては相手の回転の影響は受けやす過ぎず受けにく過ぎず。
等の特徴があると思います。
弾みの強さは粒高としてはやや強めで、飛距離の伸びは少し出やすい。
ボールの減速はまずまず効いてくれる。
打球感はやや硬めですが、シートのベースが少し厚めな影響が働く為か、衝撃減衰効果は高過ぎず低過ぎず。
球離れはやや早め。
ボールの軌道のブレは起きやす過ぎず起きにく過ぎず。
ボールを上手くコントロールするには、
やや強めの弾みや、やや早めの球離れへの対応が必要になりやすい。
あとはやや硬めのシート処方や打球感への相性も影響するかもしれません。
しかし、ボールコントロール難度は中間基準くらいだと思いましたので、難易度の評点は7.5+αにしました。
(フリースペース②)
キレや変化量に関しては
自分から回転を作る際の回転発生の成功率は高過ぎず低過ぎず。
最大回転量はOXの粒高ラバーとしては少し高め。
しかし、インパクトの強さが足りないと回転量は伸びにくい。キレを伸ばすには球離れの早さに負けずに強いインパクトを起こす事が必要。
【変化の強さ 9】
ただボールを当てるだけだと相手の回転は少し残ってくれる事が多い。
変化は粒高ラバーとしては強過ぎず弱過ぎず。
ナックル気味の球は出しにくい。
(簡易まとめ)
2020年
中国メーカー。
SWORD社から新たに発売された中国製粒高ラバー。
粒の高さは高く、粒直径は粒高としては大きめ。
アスペクト比は0.970程。
粒形状は円柱。
粒配列は縦目。
シートのベースは少し厚め。
粒間隔は少し広め。
シート処方や粒はやや硬め。
変化は粒高ラバーとしては強過ぎず弱過ぎず。
自分から回転を作る際の回転発生の成功率は高過ぎず低過ぎず。
最大回転量はOXの粒高ラバーとしては少し高め。
しかし、インパクトの強さが足りないと回転量は伸びにくい。キレを伸ばすには球離れの早さに負けずに強いインパクトを起こす事が必要。
弾みは粒高としてはやや強めで、飛距離の伸びは少し出やすい。
ボールの減速はまずまず効いてくれる。
ボールの軌道のブレは起きやす過ぎず起きにく過ぎず。
打球感はやや硬めで、球離れもやや早め。
ボールを上手くコントロールするには
やや強めの弾みや、やや早めの球離れへの対応が必要になりやすい。
あとはやや硬めのシート処方や打球感への相性も影響するかもしれません。
ボールコントロール難度は中間基準くらいに収まっていると思いました。
あとは、やや強めの弾みにキレも加えられるかどうかは使い手のインパクトの強さや技術も必要になってくるとは思います。
攻撃性の発揮と防御力の確保の両方において、やや硬めのシート処方とやや早めの球離れへの対応力が問われていきやすいと思いました。