【バタフライ インパーシャルXB】
〈表ソフトラバー〉
黒 中 (1.5〜1.7mm)
サイズ 縦180mm×横168mm
パッケージ開封前 75.4g
全開封後 50.3g
カット後重量 36.0g (縦162mm×横160mm)
 ※シェークラケットの寸法で、接着剤の重量は含まない。
重量比 0.715 (36.0g÷50.3g)

〈シート厚〉
ベース 0.5mm程
粒の高さ 1.0mm程
(円柱部分 0.5mm)
(台形部分 0.5mm)
トータル 1.5mm程

〈スポンジ厚〉
1.6mm程

〈シート+スポンジ厚〉
1.5mm+1.6mm=3.1mm程

〈粒形状〉
粒の高さ 1.0mm程
粒直径 2.05mm程
アスペクト比 0.487程
円柱+台形

〈粒間隔〉
縦 1.131mm程
横 3.471mm程
斜め 1.136mm程
合計値 5.738mm程 (少し低い)

〈粒配列〉
縦目

〈粒表面の布目〉
あり(荒め)

〈バタフライ公式の性能数値〉
スピード 11.9
スピン 6.7
スポンジ硬度 30° (バタフライ基準)

MADE IN JAPAN


(フリースペース①)
バタフライから販売しているハイテンション表ソフトラバー。
粒は短めのショートピンプル。
粒配列は縦目。
粒形状は円柱+台形。
シートのベースは厚い。

粒直径はかなり大きめ。
粒間隔の合計値は少し低く、粒間隔は結構狭め。

攻守のバランス重視。
スピードとスピンのバランスも追求した粒形状を採用してるとの事。
柔らかめのスポンジを組み合わせコントロールも確保しようとしている。


①シート硬度及び粒硬度 8 (硬め)
硬めなシート処方。評点は8点に。

②スポンジ硬度 2.5 (柔らかめ)
バタフライ基準30°
TSP基準日本硬度換算にすると27°〜28°くらいの硬度と感じましたので、スポンジ硬度の評点は2.5点に。
少し気泡大きめのホワイトスポンジ。

③シート+スポンジ硬度 5.5 (ほんの少し硬め)
中(1.6mm程)のスポンジでの測定。
シートは硬めなものの、スポンジ部分が柔らかめな影響も現れる為か、全体硬度や打球感はほんの少し硬めくらいに収まっていると感じられました。

④粒の曲がりやすさ 2.5 (やや曲がりにくい)
粒直径はかなり大きく、粒間隔は結構狭め。
粒硬度は硬め。
粒形状は円柱+台形の形状ではあるものの、粒はやや曲がりにくくなっている。
評点は2.5点に。

⑤シート+スポンジ重量 5 (中間重量)
中(1.6mm程)のスポンジでの測定。
スポンジ部分の柔らかさや気泡がありますが、中間重量付近の数値が出る。
シート部分の総面積がやや多い影響や、硬めなシート硬度の影響が現れたか?

⑥難易度 8+α (やや難しめ)
このラバーの特徴としては
◆シート硬度及び粒硬度は硬め。
◆シートのベースが厚い。
◆粒間隔は結構狭め。
◆スポンジ硬度は柔らかめ。
◆全体硬度や打球感はほんの少し硬め。
◆弾みはショートピンプルの表ソフトとしては中々弾みが強く、飛距離の伸びも中々出やすい。
◆ボールの減速は少し効かせにくい。
◆弾道は中々弧線弾道になりやすく、弧線は作りやすい。
◆ボールの軌道のブレは起きやす過ぎず起きにく過ぎず。
◆ボールの球離れは少し早い。
◆ボールの不可解な滑り落ちが発生しやすいタイプではない。
【防御特性 −0.5】表ソフトラバーとしては、相手の回転の影響はほんの少し受けやすい

等の特徴があると思います。
 

ショートピンプルの表ソフトとしては弾みは中々強く、飛距離も中々伸びが出やすい。
ボールの減速は少し効かせにくい。
減速が効かなかった時のオーバーミスには注意。
ボールの軌道のブレは起きやす過ぎず起きにく過ぎず。
表ソフトラバーとしては、相手の回転の影響はほんの少し受けやすい。

球離れは少し早くはありますが、ボールコントロールを妨げる程の球離れにはなっていないのが救いで、球持ちもなんとか確保出来ている。

弾道は中々弧線弾道になりやすく、ショートピンプルの表ソフトとしては高弾道性の強さは中々強い。また、弧線も作りやすい。

このラバーを使いこなすには
相手の回転に負けずにボールの弾みや飛距離の伸びを制御したり、少し早い球離れに適応する事が必要になりやすい。
ショートピンプルの表ソフトラバーとしてはラバーの扱いはやや難しめと判断し、
難易度の評点は8+αにしました。


(フリースペース②)
ボールの球質や変化に関しては
【変化の強さ 7.5】
ただボールを当てるだけだと相手の回転がほんの少し残ってくれる事もありますが、ナックル気味になる事もある。
変化は表ソフトラバーとしては強過ぎず弱過ぎずですが、変化が出やすいとは言い難い。
ナックル気味の球も出しやす過ぎず出しにく過ぎず。

自分から回転を作る際の回転発生の成功率はやや高め。
最大回転量の高さはショートピンプルの表ソフトの中ではほんの少し高めくらい。
しかし、インパクトが甘いと回転量も甘めになってしまいますし、インパクトが強くないとほんの少し高めの回転量にはならない。
ほんの少し高めの回転量を出すには、少し早い球離れに負けずにボールを強くインパクトさせる事が必要。


(簡易まとめ)
バタフライから発売された
ハイテンション表ソフトラバー。
粒は短めのショートピンプル。
粒配列は縦目。
粒形状は円柱+台形。
シートのベースは厚い。
粒直径はかなり大きめ。
粒間隔は結構狭め。
シート及び粒硬度は硬め。
スポンジ硬度は柔らかめ。
全体硬度や打球感の硬さはほんの少し硬め。

表ソフトラバーとしては弾みは中々強く、飛距離も中々伸びが出やすい。
ボールの減速は少し効かせにくい。
減速が効かなかった時のオーバーミスには注意。

ボールの球離れは少し早いですが、ボールコントロールを妨げる程の球離れにはなっておらず、球持ちもなんとか確保出来ている。
ボールの軌道のブレは起きやす過ぎず起きにく過ぎず。
ショートピンプルの表ソフトとしては高弾道性の強さは中々強く、弧線も作りやすい。
表ソフトラバーとしては、相手の回転の影響はほんの少し受けやすい。

自分から回転を作る際の回転発生の成功率はやや高めで、最大回転量もショートピンプルの表ソフトとしてはほんの少し高めではありますが、インパクトが甘いとキレは作れず、回転量をイマイチ伸ばし切れない可能性がありますので、ほんの少し高めの回転量を出すには、少し早い球離れに負けずにボールを強くインパクトさせる事が必要。

ラバーの設計や性能的には
硬めでベースの厚いシートと
柔らかめのスポンジ硬度と
中々の強い弾みが印象的ですが、
コントロールはやや低めで、
ショートピンプルの表ソフトラバーとしてはラバーの扱いはやや難しめ。

ラバーを使いこなすには
相手の回転に負けずにボールの弾みや飛距離の伸びを制御したり、少し早い球離れに適応する事が必要になりやすい。

スピード、スピン、コントロールのバランスに関しては
スピードは中々高く、スピンはほんの少し高めで、コントロールはやや低め。
スピンに関しては、インパクトの強さが足りないと回転量がイマイチ伸びきらなくなりやすいですし、コントロールに関してはやや低め。
スピードだけでなく、スピンも加えながらボールコントロールが出来るかどうかは、使い手の技量や実力が問われてくるラバー設計であると感じましたし、使い手の技量や実力が足りないとボールコントロールが出来ずにラバーに振り回されてしまう恐れがありますし、スピンも上手くかけ切れなくなってしまいやすいと思いました。