【DARKER CREA】
〈表ソフトラバー〉
黒 OX
サイズ 縦164mm×横163mm
パッケージ開封前 45.7g
全開封後 22.9g
カット後重量 18.5g(縦162mm×横160mm) 
※シェークラケットの寸法で、接着剤の重量は含まない。
重量比 0.807 (18.5g÷22.9g)

〈シート厚〉
ベース 0.4mm程 
粒の高さ 1.0mm程
トータル 1.4mm程

〈粒形状〉
粒の高さ 1.0mm程
粒直径 2.1mm程
アスペクト比 0.476程
台形

〈粒間隔〉
縦 3.316mm程 
横 1.011mm程 
斜め 1.025mm程 
合計値 5.352mm程 (低い)

〈粒配列〉
横目

〈粒表面の布目〉
あり

〈シート〉
日本製


(フリースペース①)
DARKERから販売している表ソフトラバー。
粒配列は横目。
粒形状は台形。
粒硬度は粒高とほぼ同じ柔らかさ。
最大の回転をかけるために生まれた回転系表ソフトラバーとの事。
粒の高さは1.0mm程で、粒直径はかなり大きい。
粒形状は台形ではあるものの、台形部分の内角は少し広め。

粒間隔の合計値は低く、粒間隔はかなり狭め。

スポンジの種類が複数種存在し、
用途に応じて様々な種類のスポンジを選択出来るラバーでもありますが、

この記事ではOXの規格の検証結果を記載。


①シート硬度及び粒硬度 5.5 (ほんの少し硬め)
シート処方はほんの少し硬めではあるとは思いますが、
ショートピンプルの表ソフトとしてはそこまで硬さがあるわけではない。

粒の曲がりやすさ 2.5 (やや曲がりにくい)
粒のゴム質はほんの少し硬めな程度ではありますが、
粒直径の大きさや台形形状の影響やかなり狭めの粒間隔の影響も働く為か、粒はやや曲がりにくくなっていると思いましたので、評点は2.5点に。

③シート重量 5.5 (ほんの少し重め)
OXのラバーとしては重量はほんの少し重めと判断し、評点は5.5点に。

④難易度 8 (中間基準〜少し難しめ)
このラバーの特徴としては
◆シート処方はほんの少し硬め。
◆粒間隔はかなり狭め。
◆弾みはOXのラバーとしてはやや強めで、飛距離の伸びもやや出やすい。
◆ボールの減速はまずまず効いてくれる。
◆弾道はやや弧線弾道気味になりやすく、弧線もやや作りやすい。
◆ボールの軌道のブレは起きやす過ぎず起きにく過ぎず。
◆ボールの球離れはやや早め。
◆打球感はやや硬め。
◆衝撃減衰効果は少し高め。
◆ボールの不可解な滑り落ちが発生しやすいタイプではない。
【防御特性 0】表ソフトラバーとしては、相手の回転の影響は受けやす過ぎず受けにく過ぎず。

等の特徴があると思います。


OXのラバーとしては弾みはやや強めで、飛距離の伸びもやや出やすい。
ボールの減速はまずまず効いてくれる。

スポンジがない影響か、球離れはやや早め。しかし、シートが極端な硬さではなく、シートの全体的な構成的にはクッション性は無くなりきってはいない為、極端な球持ちの悪さにはなっていない。
打球感はやや硬めではあるものの、シート全体が肉薄ではない為か、衝撃減衰効果は少し高め。
ボールの軌道のブレは起きやす過ぎず起きにく過ぎず。

ラバーの高弾道性はやや強めではあるものの、
球離れがやや早めな中で相手の回転に負けずにボールコントロールする事は必要になってくる。
ボールコントロール難度は中間基準〜少し難しめくらいと思いましたので、難易度の評点は8点にしましたが、
基本的にはスポンジを入れたほうが難易度は下がりやすいと思います。


(フリースペース②)
ボールの球質や変化に関しては
【変化の強さ 5】
ただボールを当てるだけだと相手の回転は残りにくく、ナックル気味の球質になりやすいと思います。
勝手に強いスピン反転をするような変化が起きやすいタイプではなく、
変化は表ソフトラバーとしてはやや弱い。

キレに関しては
自分から回転を作る際の回転発生の成功率はやや高め。
最大回転量は表ソフトの一枚ラバーとしてはやや高め。


(簡易まとめ)
粒は低くて、
粒硬度はほんの少し硬めではありますが、ショートピンプルの表ソフトとしてはそこまで粒の硬さがあるわけではない。
粒はやや曲がりにくい。
スポンジ入りの物の他にもOXの規格の取り扱いのある日本製の横目台形の表ソフトラバー。

ただボールを当てるだけではナックル気味の球質になりやすいですが、勝手に強いスピン反転するような変化が起きやすいタイプではなく、変化は表ソフトラバーとしてはやや弱い。
自分から回転を作る際の回転発生の成功率はやや高め。
最大回転量は表ソフトの一枚ラバーとしてはやや高め。

OXのラバーとしては弾みはやや強めで、飛距離の伸びもやや出やすい。
ボールの減速はまずまず効いてくれる。
球離れはやや早め。

ラバーの高弾道性はやや強めではあるものの、
球離れがやや早めな中で相手の回転に負けずにボールコントロールする事は必要になってくる。
ボールコントロール難度は中間基準〜少し難しめくらいと思いましたし、基本的にはスポンジを入れたほうが難易度は下がりやすいと思いました。

(あとは、メーカー側の狙いの通り、スポンジの種類や有無によるカスタムの調整も効くラバーではあるとも思います。
スポンジの感触と弾力をほんの少し上げたい場合はブルースポンジ。
スポンジの感触は欲しいが弾力はOXの時と同じくらいにしたい場合はクリームスポンジ。
弾力の強さをほんの少し上げながら、ラバーの総重量を抑えたり、回転発生を更にやりやすくしたり、コントロール性能を向上させたい場合は特注イエロースポンジ。
スポンジがいらない場合はOX、
カット型の仕様の物を求める場合はカット用スポンジ。
等、それぞれの目的に応じてカスタムも調整可能な表ソフトとしての運用が出来る特性もあるのかもしれません。)

CREAは2022年4月、廃番。