〈粒高ラバー〉
黒 OX
サイズ 縦171mm×横171mm
パッケージ開封前 41.8g
全開封後 19.6g
カット後重量 14.7g (縦162mm×横160mm)
※シェークラケットの寸法で、接着剤の重量は含まない。
重量比 0.750 (14.7g÷19.6g)
〈シート厚〉
ベース 0.2mm程
粒の高さ 1.6mm程
トータル 1.8mm程
〈粒形状〉
粒の高さ 1.6mm程
粒直径 1.7mm程
アスペクト比 0.941程
円柱
〈粒間隔〉
縦 3.036mm程
横 1.033mm程
斜め 1.038mm程
合計値 5.107mm程 (結構低い)
〈粒配列〉
横目
〈粒表面の布目〉
なし
Made in China
(フリースペース①)
中国メーカー。
SWORDから販売されている粒高ラバー。
粒の高さは少し高めで粒直径は粒高としては大きめ。
アスペクト比は0.941程。
粒間隔の合計値は結構低く、粒間隔は狭い。
粒形状は円柱で、粒配列は横目。
粒表面の布目はなし。
シートのベースは薄め。
スポンジ入りの場合は未打底だけでなく已打底の物もあるようですが、
この記事ではOXの情報のみ記載。
【ScyllaはITTFの公認が切れた為、2020年7月1日以降、試合での使用不可。】
①シート硬度及び粒硬度 5 (中間硬度)
粒高の中では中間硬度くらいだと思いました。
②粒の曲がりやすさ 4.5 (ほんの少し曲がりにくい)
シート処方は中間硬度で、粒形状は円柱ではあるものの、
粒間隔が狭く、粒直径が粒高としては大きめな影響が現れる為か、粒はほんの少し曲がりにくくなっていると思いました。粒を潰す勢いで深く曲げるには強めのインパクトが必要になる。
③シートの粘着力 5 (非粘着標準型)
粘着成分は入ってる感じはせず。
シート表面に多少の滑りや多少のべとつき、両方とも感じませんでしたので、5点の評点に。
※この数値は必ずしもスピンの最大値を表す数値ではなく、シート表面の粘着力の強さのみを表した数値
④シート重量 3 (やや軽い)
OXでの測定。
OXのラバーとしてはやや軽い数値が出ました。
⑤難易度 7.5+α
このラバーの特徴としては
◆【シートの粘着力 5】非粘着標準型。
◆シートや粒の硬度は中間硬度付近。
◆粒感覚は狭い。
◆粒表面に布目がない。
◆シートのベースは薄め。
◆球離れは早過ぎず遅過ぎず。
◆打球感は少し硬め。
◆衝撃減衰効果は高過ぎず低過ぎず。
◆粒高としては弾みは少し強めで、飛距離の伸びも少し出やすい。
◆ボールの減速はまずまず効いてくれる。
◆【高弾道性の強さ 1】弾道は少し弧線弾道気味になりやすく、弧線はやや作りやすい。
◆ボールの軌道のブレは起きやす過ぎず起きにく過ぎず。
◆ボールの不可解な滑りが発生しやすいタイプではない。
◆【回転影響の受けにくさ 10】粒高としては相手の回転の影響は受けやす過ぎず受けにく過ぎず。
等の特徴があると思います。
シート処方は中間硬度くらいで、粒感覚は狭いものの、シートのベースが薄めな影響が働く為か、OX時の打球感は少し硬め。
衝撃減衰効果は高過ぎず低過ぎず。
球離れは早過ぎず遅過ぎず。
弾みの強さは粒高としては少し強めで、飛距離の伸びも少し出やすいですが、ボールの減速はまずまず効いてくれる。
ボールの軌道のブレは起きやす過ぎず起きにく過ぎず。
ラバーの高弾道性は少し強め。また、低弾道な球も出せるようになっている。
ボールコントロール難度は中間基準くらいだと思いましたので、難易度の評点は7.5+αにしました。
(フリースペース②)
キレや変化量に関しては
自分から回転を作る際の回転発生の成功率は少し高め。
最大回転量もOXの粒高ラバーとしては少し高め。
しかし、回転量を伸ばすには強めのインパクトを起こす事が必要。
【変化の強さ 9.25】
ただボールを当てるだけだと相手の回転は少し残ってくれる事が多い。
変化は粒高ラバーとしてはほんの少し強め。
ナックル気味の球は出しにくい。
(簡易まとめ)
シート硬度は中間硬度くらい。
粒は少し高めで、粒直径は粒高としては大きめ。
粒間隔は狭く、粒表面に布目がない。
シートの粘着力の評点は5点。非粘着標準型。
シートのベースが薄め。
変化は粒高ラバーとしてはほんの少し強め。
自分から回転を作る際の回転発生成功率は少し高め。
最大回転量もOXの粒高ラバーとしては少し高め。
しかし、回転量を伸ばすには強めのインパクトが必要。
弾みの強さは粒高としては少し強めで、飛距離の伸びは少し出やすいですが、ボールの減速が効かせにくいわけではない。
ボールの軌道のブレは起きやす過ぎず起きにく過ぎず。
ラバーの高弾道性は少し強め。また、低弾道な球も出せるようになっている。
ラバーの特徴的には部分的に奇抜と取れる面もありますが、
ラバーの特性時には、全体的には奇抜な特性はあまり現れず。
ボールコントロール難度は中間基準くらいに収まっていると思いました。

