【SAUER & TRÖGER Hellfire
〈粒高ラバー〉
黒 OX
サイズ 縦170mm×横170mm
パッケージ開封前 47.7g
全開封後 16.7g
カット後重量 12.7g(縦162mm×横160mm) 
※シェークラケットの寸法で、接着剤の重量は含まない。
重量比 0.760 (12.7g÷16.7g)
 
〈シート厚〉
ベース 0.2mm程
粒の高さ 1.7mm程
トータル 1.9mm程

〈粒形状〉
粒の高さ 1.7mm程
粒直径 1.65mm程
アスペクト比 1.030程
円柱

〈粒間隔〉
縦 3.613mm程
横 1.4mm程
斜め 1.410mm程
合計値 6.423mm程 (やや高い)

〈粒配列〉
横目

〈粒表面の布目〉
あり(荒め)

〈SAUER & TRÖGER公式の性能数値〉
スピード 40
コントロール 95
破壊効果 90
スポンジ硬度 Medium
適性 ALL-


(フリースペース①)
欧州メーカー。
SAUER & TRÖGERから販売している粒高ラバー。
粒はとても高めで、粒直径はやや大きい。円柱形状。
アスペクト比は1.0程。
粒間隔の合計値はやや高く、粒間隔は少し広い。
シートのベースが薄めな特徴も影響する為か、ラバーの接着が難しめ。

SAUER & TRÖGER公式の性能数値的には
破壊効果が低い数値となっており、Hellfire-Xより、スピードが2低く、破壊効果が15低くなっている。コントロールの数値は一緒。

〈参考〉
【Hellfire-X】
スピード 42
コントロール 95
破壊効果 105

【Schmerz】
スピード 43
コントロール 94
破壊効果 100

【Easy P】
スピード 35
コントロール 105
破壊効果 100


①シート硬度及び粒硬度 5.5 (ほんの少し硬め)
シート処方はほんの少し硬めだと感じました。

②粒の曲がりやすさ 5 (中間基準)
粒形状は円柱形状で、粒間隔は少し広くはあるものの、
粒がほんの少し硬めで、粒直径が粒高としてはやや大きい影響も働く。
粒の曲がりやすさは中間基準くらいになっていると判断し、評点は5点に。

③シート重量 1.5 (かなり軽め)
シートのベースが薄めな影響が現れたか、OXのラバーの中でもかなり軽めな数値が出ました。

④難易度 7.5+α (中間基準)
このラバーの特徴としては
◆粒の高さがとても高め。
◆シートのベースが薄め。
◆粒間隔は少し広い。
◆シートや粒の硬度はほんの少し硬め。
◆シートの弾みは粒高としては弾みすぎず弾まなすぎず中間クラスですが、飛距離は少し伸びが出やすい。
◆ボールの減速はまずまず効かせやすい。
◆球離れは少し早い。
◆衝撃減衰効果はやや低め。
◆弾道は弧線弾道か直線弾道になりやすいかの判断は微妙なところですが、弧線は少し作りやすい。
◆ボールの軌道のブレは起きやす過ぎず起きにく過ぎず。
◆ボールの不可解な滑りが発生しやすいタイプではない。
【回転影響の受けにくさ 10】粒高としては相手の回転の影響は受けやす過ぎず受けにく過ぎず。


等の特徴があると思います。


ボールの弾みは粒高ラバーとしては弾みすぎず弾まなすぎず中間クラスですが、飛距離は少し伸びが出やすい。
ボールの減速はまずまず効かせやすい。
ボールの軌道のブレは起きやす過ぎず起きにく過ぎず。
球離れは少し早くはありますが、あまり球持ちの悪さは感じず、なんとか球持ちは確保出来ている。

打球時の衝撃減衰効果がやや低めで、打球時の衝撃にはやや弱め。
シートのベースが薄めな影響が現れるのかもしれません。
あとは、低弾道性が強いタイプではないものの、高弾道性が強いタイプとも判断出来る程でもない。

ボールコントロール難度は中間基準くらいだと思いましたので、難易度の評点は7.5+αにしました。


(フリースペース②)
キレや変化量に関しては
自分から回転を作る際の回転発生の成功率は高過ぎず低過ぎず。
最大回転量はOXの粒高ラバーとしては少し高め。

【変化の強さ 10】
ただボールを当てるだけだと相手の回転はやや残ってくれる事が多い。
変化は粒高ラバーとしてはやや強め。
ナックル気味の球は出しにくい。


(簡易まとめ)
粒の高さはとても高めで、粒高としては粒直径はやや大きい。
円柱形状。
シートのベースが薄め。
シートや粒の硬度はほんの少し硬め。
粒の高さとシートのベースの薄さが特徴的な粒高ラバー。

変化は粒高ラバーとしてはやや強め。
自分から回転を作る際の回転発生の成功率は高過ぎず低過ぎず。
最大回転量はOXの粒高ラバーとしては少し高め。

ボールの弾みは粒高ラバーとしては弾みすぎず弾まなすぎず中間クラスですが、飛距離は少し伸びが出やすい。
ボールの減速はまずまず効かせやすい。
ボールの軌道のブレも起きやす過ぎず起きにく過ぎずではありますが、衝撃減衰効果はやや低めで、打球時の衝撃にはやや弱めな面がある。

ボールコントロール難度は中間基準くらいに収まっていると思いましたが、
やや強めの変化を活かしながら攻守を行うには、
球離れが少し早い+衝撃減衰効果がやや低めな中でボールをコントロールする事は必要になってくるとは思いました。