サイズ 縦185mm×横178.5mm
パッケージ開封前 85.0g
全開封後 42.7g
カット後重量 28.0g (縦162mm×横159mm)
※シェークラケットの寸法で接着紙の重量は含んでいない。(最初から接着紙(MSP-DK4 DOPPELSEITIGE KLEBEFOLIE)が付属されている為、付属の接着紙を用いて接着。
重量比 0.655 (28.0g÷42.7g)
シート厚 1.8mm
(ベース0.2mm程+粒1.6mm程)
スポンジ厚 1.2mm
シート+スポンジ厚 3.0mm
〈der-materialspezialist公式の性能数値〉
テンポ 20
コントロール 107
破壊効果 103
適性 Defensiv/Allround
硬度(スポンジ部分?) Mittel
THICKNESS 1.2mm
(フリースペース①)
欧州メーカー。
der-materialspezialistから販売しているアンチラバー。
非常に硬くてシート表面がツルツルのシートと、
弾力を抑える為のレッドダンピングスポンジを搭載したアンチラバー。
シートのベースは0.2mm程と、非常に薄くなっておりますが
粒の高さは1.6mm程になっており、粒高ラバー並に粒が高い。
粒直径は1.65mm程。
その為、シート全体の構造としてはとても奇抜な構造となっている。
スポンジにはやや気泡がある。
①シート硬度 10+ (非常に硬い)
中国の硬い粘着ラバーの硬度を更に上回る程のシート処方。
破れやひび割れが発生しやすいタイプではないものの、シートを湾曲させすぎるとシートが変形して元に戻らなくなりますので、耐久性は高いとは言い難い。
同社のトランスフォーマーと同一のシートを採用している。
②スポンジ硬度 1.5 (柔らかい)
弾力を抑える柔らかいレッドダンピングスポンジ。
やや気泡がある。
TSP基準日本硬度換算でも20°〜24°付近に感じる程で、
ニッタク基準20°やバタフライ基準25°のラバーと同等くらいの柔らかさ。
der-materialspezialistだと硬度表記は中硬度となっておりますが、中硬度とは思えない程柔らかい為、硬度表記はSoft表記のほうが違和感ないのでは…と思う程。
③全体硬度 9.5 (非常に硬い)
1.2mmのスポンジ入りでの測定。
シートは非常に硬く、
全体硬度や打球感も非常に硬いタイプではありますが、
柔らかいスポンジが打球感の硬さを僅かながら緩和してくれる為、
10点以上の評点を付けてるラバーよりは打球感の硬さは抑えられている。
④シートの粘着力 0.5 (非常にツルツル)
非常にツルツルかつ、サラサラした質感のシート。
※この数値は必ずしもスピンの最大値を表す数値ではなく、シート表面の粘着力の強さのみを表した数値
⑤総重量 4 (少し軽め)
1.2mmのスポンジでの数値。
ブログ内の基準では少し軽めの数値が出る。
⑥難易度 12.5 (極めて難しい)
このラバーの特徴としては
◆【シートの粘着力 0.5】非常にツルツルかつ、サラサラした質感のシート。
◆シートのベースは非常に薄いですが、粒が粒高ラバー並に高い。
◆シート硬度は非常に硬い。
◆シートの耐久性が高いとは言い難い。
◆スポンジ硬度は柔らかく、やや気泡がある。
◆全体硬度や打球感は非常に硬い。
◆弾みはアンチラバーとしてはとても弱く、飛距離の伸びも出やすいタイプではない。
◆スポンジはボールの弾力を落とすタイプのダンピングスポンジである。
◆ボールの減速は効かせやすい。
◆球離れは早めで、球持ちは良くない。
◆弾道は非常に直線的かつ低弾道になりやすく、弧線も非常に作りにくくなっている。
◆ボールの軌道のブレは生じやすい。
◆【回転影響の受けにくさ 11.5以上】アンチラバーしては相手の回転の影響は受けにくい。
◆ボールの不可解な滑り落ちがかなり発生しやすく、ボールの滑り落ちに対してかなり不安がある。
等の特徴があると思います。
ボールの弾みはとても弱く、ボールの減速も効かせやすく、アンチラバーとしては相手の回転の影響は受けにくくはあるのですが、
ボールの不可解な滑り落ちがかなり発生しやすく、ボールの滑り落ちに対してかなり不安があるのが非常に厄介になってしまっていますし、ボールの軌道のブレも生じやすい。
ラバーの低弾道性も非常に強く、球離れも早めで球持ちは良くない。
低弾道性の強さやボールの不可解な滑り落ちやボールの軌道のコントロール不良によるネットミスには要注意。
ボールの落球のしやすさやボールの軌道のコントロールの悪さが極めて深刻で、
下手したら大スランプを引き起こす恐れがある程の強烈な扱いにくさを持つと危惧し、
難易度の評点は12.5点にしました。
同社のTRANSFORMER(1.0mm)よりは扱いにくさは僅かに抑えられてはいるとは思うものの、現行のラバーとしてはボールコントロールは極めて難しい。
このラバーを使う場合は、使い手側がラバーに潰される恐れが発生するくらい、扱いが難しいと思いますし、ラバーに振り回される危険性が極めて高いラバーであると思います。
(フリースペース②)
ボールの球質や変化に関しては
自分から回転を作る際の回転発生の成功率は非常に低い。
最大回転量もアンチラバーとしては非常に低い。
自分から回転を作るのは非常に難しく、ラバーなしの木材の表面で回転をかけるのと同じくらいの回転量しか出ない為、自分から回転を上乗せする事は非常に苦手。
【変化の強さ 10】
あとは、
シートの耐久性が高いとは言い難く、
外部からの衝撃が加わる事によるシートの変形やシートの凹みが発生しやすい為、強い衝撃を外部から加えてはいけないという点にも要注意。
シートとスポンジの接着もあまり強くはない為、シートとスポンジ間の剥離にも注意が必要。
レッドダンピングスポンジは通常版のトランスフォーマーのグレーダンピングスポンジよりも耐久性で劣り、結構な脆さがある点も注意。
全体的にラバーの耐久性に難がある為、ラバーの管理には気を配る必要有り。
(簡易まとめ)
シート処方は非常に硬くて、ベースが非常に薄くて、粒が粒高ラバー並に高いTRANSFORMERのシートに、弾力を抑える為のレッドダンピングスポンジを組み合わせたアンチラバー。
スポンジ硬度は柔らかい。
全体硬度や打球感は非常に硬い。
シートの粘着力の評点は0.5点。非常にツルツルかつ、サラサラした質感のシート。
変化はアンチラバーとしては強くはあるものの、
自分から回転を作る際の回転発生の成功率は非常に低い。
最大回転量もアンチラバーとしては非常に低い。
自分から回転を作るのは非常に難しく、ラバーなしの木材の表面で回転をかけるのと同じくらいの回転量しか出ない為、自分から回転を上乗せする事は非常に苦手。
ボールの弾みはとても弱く、ボールの減速も効かせやすく、アンチラバーとしては相手の回転の影響は受けにくくはあるのですが、
ボールの不可解な滑り落ちがかなり発生しやすく、ボールの滑り落ちに対してかなり不安があるのが非常に厄介になってしまってますし、ボールの軌道のブレも生じやすい。
ラバーの低弾道性も非常に強く、球離れも早めで球持ちは良くない。
低弾道性の強さやボールの不可解な滑り落ちやボールの軌道のコントロール不良によるネットミスには要注意。
ボールの落球のしやすさやボールの軌道のコントロールの悪さが極めて深刻で、
下手したら大スランプを引き起こす恐れがある程の強烈な扱いにくさを持つくらい、ラバーの扱いは極めて難しい。
同社のTRANSFORMER(1.0mm)よりは扱いにくさは僅かに抑えられてはいるとは思うものの、
現行のラバーとしてはボールコントロールは極めて難しいと思いましたので、ラバーを扱うには相当高い技術や精度が要求されると思いますし、軽い気持ちでこのラバーを使おうとするのは非推奨と思う程。
このラバーを使う場合は、使い手側がラバーに潰される恐れが発生するくらい、扱いが難しいと思いますし、ラバーに振り回される危険性が極めて高いラバーであると思いましたので、
ラバーの扱いの難しさに潰されないよう、要注意。