【銀河(MILKY WAY) Super Kim】
〈粒高ラバー〉
黒 OX
サイズ 縦171mm×横171mm
パッケージ開封前 55.8g
全開封後 21.1g
カット後重量 15.7g (縦162mm×横160mm) 
※シェークラケットの寸法で、接着剤の重量は含まない。
重量比 0.744 (15.7g÷21.1g)
 
黒 1.9mm
サイズ 縦169mm×横165mm
カット前重量 35.5g
カット後重量 27.8g (縦162mm×横160mm) 
※シェークラケットの寸法で、接着剤の重量は含まない。
重量比 0.783 (27.8g÷35.5g)

〈シート厚〉
ベース 0.35mm程
粒の高さ 1.5mm程
トータル 1.8mm程

〈スポンジ厚〉
1.9mm

〈シート厚+スポンジ厚〉
1.8mm程+1.9mm=3.7mm程

〈粒形状〉
粒の高さ 1.5mm程
粒直径 1.45mm程
アスペクト比 1.034程
円柱

〈粒間隔〉
縦 3.444mm程
横 1.341mm程
斜め 1.368mm程
合計値 6.153mm程 (少し高め)

〈粒配列〉
横目

〈粒表面の布目〉
あり


(フリースペース①)
中国メーカー。
銀河の粒高ラバー。
粒の高さは1.5mm程で、粒直径は1.4mmの小粒タイプ。アスペクト比は1.034程。
粒形状は円柱。
シートのベースが少し厚め。
粒間隔の合計値は少し高めで、粒間隔は広い。


①シート硬度及び粒硬度 6.5 (やや硬め)
シート処方はやや硬めの硬度と思いました。

②スポンジ硬度 2.5 (柔らかめ)
TSP基準日本硬度に換算すると26°〜27°くらいの硬度。
少し気泡のあるクリームスポンジ。

③シート+スポンジ硬度 3.5 (やや柔らかめ)
1.9mmのスポンジ入りの物を用いての測定。
スポンジの柔らかさがやや硬めのシートの硬さを緩和してくれる為、全体硬度や打球感もやや柔らかくなってくれると思います。

④粒の曲がりやすさ 
OX→5.5 (ほんの少し曲がりやすい)
1.9mm→7 (曲がりやすい)

【OXの場合】
シート処方はやや硬めではあるものの、粒が小粒である影響や、粒間隔が広い影響も働く為か、粒はほんの少し曲がりやすくなっている。

【1.9mmのスポンジ入りの場合】
シート処方はやや硬めではあるものの、柔らかめなスポンジを搭載する事で粒の根元付近の曲がりやすさが向上する。
粒は曲がりやすくなっている。

⑤シート重量 3.5 (やや軽め)
ブログ内の基準ではやや軽めの重量が出る。

⑥シート+スポンジ重量 3.5 (やや軽め)
1.9mmのスポンジ入りでの測定。
ブログ内の基準ではやや軽めの重量が出る。

⑦難易度 7.5〜7.5+α (スポンジの有無により可変)
OX→7.5+α (中間基準)
1.9mmのスポンジ入り→7.5 (比較的扱いやすい)

【OXの場合】
このラバーの特徴としては
◆シート処方はやや硬め。
◆粒間隔は広い。
◆シートのベースが少し厚め。
◆シートの弾みは粒高としては弾みすぎず弾まなすぎず中間クラスですが、飛距離は少し伸びが出やすい。
◆ボールの減速はまずまず効かせやすい。
◆ボールの軌道のブレは起きやす過ぎず起きにく過ぎず。
◆球離れはやや早め。
◆打球感はやや硬い。
◆衝撃減衰効果は少し高め。
◆弾道は少し弧線弾道になりやすく、弧線はまあまあ作りやすい。
◆ボールの引っかかりが良く、ボールの不可解な滑りが発生しやすいタイプではない。
【回転影響の受けにくさ 10】粒高としては相手の回転の影響は受けやす過ぎず受けにく過ぎず。

等の特徴があると思います。


ボールの弾みは粒高ラバーとしては弾みすぎず弾まなすぎず中間クラスで、飛距離の伸びが少し出やすい面はありますが、ボールの減速はまずまず効かせやすい。

打球感はやや硬い。
衝撃減衰効果は少し高めで、打球時の衝撃に少し強め。
球離れはやや早め。

ボールの引っかかりが良く、ボールの不可解な滑りが発生しやすいタイプではない。
弾道は少し弧線弾道になりやすく、ラバーの高弾道性は少し強い。

球離れはやや早めではあるものの、
ラバーの高弾道性は少し強くて、衝撃減衰効果も少し高め。
ボールコントロール難度は中間基準くらいに収まっていると思いましたので、難易度の評点は7.5+αにしました。


【1.9mmのスポンジ入りの場合】
このラバーの特徴としては
◆シート及び粒硬度はやや硬め。
◆スポンジは柔らかめ。
◆全体硬度や打球感はやや柔らかめ。
◆弾みは粒高としては少し弱めですが、飛距離の伸びは少し出やすい。
◆ボールの減速はまずまず効かせやすい。
◆弾道中々弧線弾道気味になりやすく、弧線は作りやすい。
◆ボールの軌道のブレは少し生じにくい。
◆球離れはやや遅めで、球持ちが良い。
◆衝撃減衰効果は高い。
【回転影響の受けにくさ 1.5】粒高としてはかなり相手の回転の影響を受けやすい。
◆ボールの引っ掛かりは良く、ボールの不可解な滑りが発生しやすいタイプでなない。
◆ラバー総重量はやや軽め。

等の特徴があると思います。


弾みの強さは粒高としては少し弱めですが、飛距離の伸びは少し出やすい。
ボールの減速はまずまず効かせやすい。

打球感はやや柔らかめ。
柔らかめの分厚いスポンジを入れると衝撃減衰効果の高さは上乗せされる。
球離れはやや遅めで球持ちは良くなりますし、ボール設置時間の猶予も確保出来ている。

しかし、シートや粒の引きつれが起きやすくなっている影響か、相手の回転の影響は粒高としてはかなり受けやすくなってしまっている。

ラバーの高弾道性は中々強め。
また、1.9mmのスポンジ入りの場合、ラバー総重量はやや軽めで収まりやすい。

粒高ラバーとしては相手の回転の影響をかなり受けやすくはなってしまいますが、それ以外には扱いを難しくするような特性はあまり見当たらなく、ボールの軌道のブレも少し生じにくく、衝撃減衰効果も高く、
粒高ラバーとしては比較的扱いやすいラバーだと思いましたので、
難易度の評点は7.5点しました。


(フリースペース②)
キレや変化量に関しては
【OXの場合】
自分から回転を作る際の回転発生の成功率はやや高め。
最大回転量はOXの粒高ラバーとしてはまあまあ高い。

【変化の強さ 8.5】
ただボールを当てるだけだと相手の回転は少し残ってくれる事が多いですが、
変化は粒高ラバーとしてはほんの少し弱め。
ナックル気味の球もやや出しにくい。


【1.9mmのスポンジ入りの場合】
自分から回転を作る際の回転発生の成功率は中々高い。
最大回転量は粒高ラバーとしてはかなり高め。

【変化の強さ 7.5】
ただボールを当てるだけだと相手の回転がほんの少し残ってくれる事もありますが、ナックル気味になる事もある。
変化は粒高ラバーとしては少し弱め。
ナックル気味の球も出しやす過ぎず出しにく過ぎず。


(フリースペース③)
ラバーの弾みや飛距離の伸びに関して

Super Kim【OX】
弾み→中間基準
飛距離の伸び→少し出やすい
ボールの減速→まずまず効かせやすい

Super Kim【1.9mm】
弾み→少し弱め
飛距離の伸び→少し出やすい
ボールの減速→まずまず効かせやすい

Super Kimは
シート側とクリームスポンジ側ではシート側のほうが少しスピードが高いと思われる。
Super Kim【OX】の弾みの強さは中間基準で、
Super Kim【1.9mm】の弾みの強さは少し弱めでしたので、
ブログ内の基準では、Super Kimはクリームスポンジを組み合わせるとスピードが少し下がるラバーであると位置付け。


(簡易まとめ)
粒の高さは低めで粒直径は小さい。
円柱形状。
シートのベースほ少し厚め。
粒間隔は広い。
シートや粒の硬度はやや硬め。
クリームスポンジは柔らかめで軽量。
クリームスポンジは厚くしてもそこまで重量は伸びず、1.9mmのスポンジ搭載でもラバー総重量はやや軽めで収まりやすい。
クリームスポンジを組み合わせるとラバーのスピードは少し低下する。

OXの場合はボールコントロール難度は中間基準くらいに収まっている。
1.9mmのスポンジ入りの場合は比較的扱いやすいラバーとなっていると思いました。


【OXの場合】
弾みは粒高ラバーとしては弾みすぎず弾まなすぎず中間クラスで、飛距離の伸びが少し出やすい面はありますが、ボールの減速はまずまず効かせやすい。
球離れはやや早め。
打球感はやや硬い。
衝撃減衰効果は少し高めで、打球時の衝撃に少し強め。
ボールの軌道のブレは起きやす過ぎず起きにく過ぎず。
ラバーの高弾道性は少し強い。

自分から回転を作る際の回転発生の成功率はやや高め。
最大回転量はOXの粒高ラバーとしてはまあまあ高い。
変化は粒高ラバーとしてはほんの少し弱め。

ボールコントロール難度は中間基準くらいに収まっている。
やや硬めのシート処方や、少し高めの衝撃減衰効果や、まあまあ高い最大回転量が印象に残りやすくなっていると判断。


【1.9mmのスポンジ入りの場合】
弾みの強さは粒高としては少し弱めですが、飛距離の伸びは少し出やすい。
ボールの減速はまずまず効かせやすい。

打球感はやや柔らかめ。
柔らかめの分厚いスポンジを入れると衝撃減衰効果の高さは上乗せされる。
球離れはやや遅めで球持ちは良くなりますし、ボール設置時間の猶予も確保出来ている。

粒高としてはかなり相手の回転の影響を受けやすくなってはいるものの、
ボールの軌道のブレは少し生じにくく、ボールコントロールは良好。

粒高ラバーとしては比較的扱いやすいラバーだと思いました。
変化は粒高ラバーとしては少し弱めだと思いましたが、
自分から回転を作る際の回転発生の成功率は中々高い。
最大回転量は粒高ラバーとしてはかなり高め。
また、中々弧線弾道気味なボールも出しやすく、弧線弾道も作りやすい為、粒高ラバーとしては高弾道性も中々強め。

ラバーを使いこなすには
相手の回転に負けずにボールをコントロールする事が必要になってくるラバーではあるとは思いますが、
スポンジの柔らかさの影響による衝撃減衰効果の高さや、自分から回転を作りやすい特性も活かしていければ、コントロール性能と自分の回転を活かしていける見込みがあると思いました。