〈粒高ラバー〉
黒 OX
サイズ 縦169mm×横166.5mm
パッケージ なし
カット前重量 18.9g
カット後重量 14.8g(縦162.5mm×横160mm)
※シェークラケットの寸法で、接着剤の重量は含まない。
重量比 0.783 (14.8g÷18.9g)
〈シート厚〉
ベース 0.3mm程
粒の高さ 1.6mm程
トータル 1.9mm程
〈粒形状〉
粒の高さ 1.6mm程
粒直径 1.6mm程
アスペクト比 1.0程
円柱
〈粒間隔〉
縦 3.627mm程
横 1.422mm程
斜め 1.422mm程
合計値 6.471mm程 (やや高い)
〈粒配列〉
横目
〈粒表面の布目〉
あり
Made in China
(フリースペース①)
中国メーカー。
銀河(MILKY WAY)から販売されている粒高ラバー。
元中国ナショナルチーム所属の陳晴選手が開発に携わっている。
粒は少し硬めで粒の高さはやや高め。
アスペクト比は1.0付近。
粒間隔の合計値はやや高く、粒間隔もやや広い。
粒形状は円柱で、粒配列は横目。
攻守のバランスが良い粒高ラバーとして、
日本でも知名度がある。
【Qing -陳- はITTFの公認が切れた為、試合での使用不可。】
①シート硬度及び粒硬度 6 (少し硬め)
粒高の中では少し硬めのゴム質だと思いました。
②粒の曲がりやすさ 5 (普通)
シート処方は少し硬めとは思うものの、
やや広い粒間隔と、円柱形状の影響のおかげか、粒の硬さのわりには、そこまで粒が曲がりにくくなっていないと思いました。
③シート重量 3 (軽め)
OXでの測定。
OXのラバーとしては軽めの数値が出ました。
④難易度 7.5+ (比較的扱いやすいほう)
このラバーの特徴としては
◆シート処方や粒は少し硬めですが、やや広い粒間隔や、円柱形状の影響のおかげで、そこまで粒は曲がりにくくはなっていない。
◆球離れは少し早め。
◆打球感は少し硬め。
◆衝撃減衰効果はほんの少し低め。
◆弾みの強さは、粒高としては弾みすぎず弾まなすぎず中間クラスで、飛距離の伸びも出やすいタイプではない。
◆ボールの減速はまずまず効いてくれる。
◆【高弾道性の強さ 1】弾道は少し弧線弾道気味になりやすく、弧線はやや作りやすい。
◆ボールの軌道のブレは少し生じにくい。
◆ボールの不可解な滑りが発生しやすいタイプではない。
◆【回転影響の受けにくさ 10】粒高としては相手の回転の影響は受けやす過ぎず受けにく過ぎず。
等の特徴があると思います。
シート処方自体は少し硬め。
打球感も少し硬めですが、シートが薄いわけではない為、打球感は少し硬めな程度で収まっている
弾みの強さは粒高としては中間クラスで、飛距離の伸びも出やすいタイプではありませんし、ボールの減速もまずまず効いてくれる。
球離れは少し早め。
ボールの軌道のブレは少し生じにくい。
ラバーの高弾道性は少し強め。また、低弾道な球も出せるようになっている。
粒硬度と打球感が少し硬めで、球離れは少し早めではありますが
ボールの軌道と長短の制御は粒高としては優しめなほうで、粒高としては比較的扱いやすいほうだと思いましたので、
難易度の評点は7.5+にしました。
(フリースペース②)
キレや変化量に関しては
粒は少し硬めで粒はやや高めでアスペクト比は1.0付近。粒間隔はやや広い。
シートの引っかかりは悪くはなく、球離れは少し早めな程度で、ボール設置時間の猶予はある程度確保出来るおかげか、自分から回転を作る際の回転発生の成功率はまあまあ高めで、最大回転量はOXの粒高ラバーとしてはやや高め。
シートの硬さのわりにはキレはまあまあ安定して出していきやすい。
そこまで力がなくてもまずまず切れてくれやすいですが、強いインパクトを出せる方のほうが回転量は伸ばせる。
【変化の強さ 9】
ただボールを当てるだけだと相手の回転は少し残ってくれる事が多い。
変化は粒高ラバーとしては強過ぎず弱過ぎず。
ナックル気味の球は出しにくい。
(簡易まとめ)
シート処方や粒は少し硬め。
粒はやや高めで、アスペクト比は1.0程。
シートの硬さのわりにはキレはまあまあ安定して出していきやすい。
変化も粒高ラバーとしては強過ぎず弱過ぎず。
球離れは少し早めなものの、
弾力や衝撃減衰効果も粒高の中では中間クラスくらいで、ボールの減速もまずまず効いてくれますし、ボールの軌道のブレも少し生じにくい。
ラバーの高弾道性は少し強め。また、低弾道な球も出せるようになっている。
少し硬めの粒として、比較的扱いやすいほうと思える基準に達している粒高ラバーだと思いました。
