【YASAKA オリジナル(A-2)
〈表ソフトラバー〉
黒 中 (1.5mm)
サイズ 縦173mm×横173mm
パッケージ開封前 70.2g
全開封後 47.7g
カット後重量 35.1g (縦162mm×横160mm) 
※シェークラケットの寸法で、接着剤の重量は含まない。
重量比 0.735 (35.1g÷47.7g)
  
〈シート厚〉
ベース 0.45mm程
粒の高さ 1.0mm
(円柱部分 0.2mm程)
(台形部分 0.8mm程)
トータル 1.45mm程

〈スポンジ厚〉
1.5mm程

〈シート+スポンジ厚〉
1.45mm+1.5mm=2.95mm程

〈粒形状〉
粒の高さ 1.0mm
粒直径 1.6mm
アスペクト比 0.625程
円柱+台形 (台形部分かなり広い)

〈粒間隔〉
縦 1.139mm程
横 3.066mm程
斜め 1.110mm程
合計値 5.315mm程 (低い)

〈粒配列〉
縦目

〈粒表面の布目〉
あり(荒め)

〈YASAKA公式の性能数値〉
スピード 8+
スピン 5+
コントロール 11
スポンジ硬度 35°〜40°


(フリースペース①)
YASAKAから販売している表ソフトラバー。
抜群の使いやすさを持ちながらナックルボールも出せる元祖表ソフトラバーとの事で、コントロールの高い表ソフトラバーとして、長年販売されている。
オリジナルの表ソフト版は
スピード重視の大粒A-1と
安定性重視の小粒A-2の2種類が存在する。

粒の高さは1.0mm、粒直径は1.6mm。
粒形状は円柱+台形ですが、粒の根元の台形部分がかなり広いのが特徴。
粒間隔の合計値は低く、粒間隔はやや狭め。


①シート硬度及び粒硬度 8 (硬め)
シート硬度及び粒硬度は硬めだと思いました。

②スポンジ硬度 5.5 (ほんの少し硬め)
YASAKAの基準では35°〜40°。
TSP基準日本硬度換算だと36°〜37.5°付近に感じる、ほんの少し硬めの硬度。
気泡なし。イエロー+オレンジスポンジ。

③シート+スポンジ硬度 6.5 (やや硬め)
中(1.5mm程)のスポンジ入りでの測定。
全体硬度や打球感はやや硬めと判断し、評点は6.5点に。

④粒の曲がりやすさ 2.5 (やや曲がりにくい)
シートが硬めで粒間隔がやや狭めで、粒の台形部分の範囲がかなり広い影響が現れる為か、粒はやや曲がりにくいと思いましたので評点は2.5点にしました。

⑤シート+スポンジ重量 5 (中間重量)
中(1.5mm程)のスポンジ入りでの測定。
ブログ内の基準では中間重量付近の数値が出る。

⑥難易度 8 (中間基準〜少し難しめ)
このラバーの特徴としては
◆シート硬度及び粒硬度は硬め。
◆粒間隔はやや狭め。
◆スポンジ硬度はほんの少し硬め。
◆全体硬度や打球感はやや硬め。
◆弾みはショートピンプルの表ソフトとしては少し強めで、飛距離の伸びも少し出やすい。
◆ボールの減速は効きやす過ぎず効きにく過ぎず。
◆弾道はまあまあ弧線弾道気味になりやすく、弧線はまあまあ作りやすいのですが、弧線の作りやすさや高弾道性の強さはショートピンプルの表ソフトとしては少し控えめ。
◆ボールの軌道のブレは起きやす過ぎず起きにく過ぎず。
◆ボールの球離れはやや早め。
◆ボールの不可解な滑り落ちが生じやすいタイプではない。
【防御特性 0】表ソフトラバーとしては、相手の回転の影響は受けやす過ぎず受けにく過ぎず。

等の特徴があると思います。


弾みはショートピンプルの表ソフトとしては少し強めで、飛距離の伸びも少し出やすい。
ボールの減速は効きやす過ぎず効きにく過ぎず。
球離れはやや早め。

弾道はまあまあ弧線弾道気味になりやすく、弧線もまあまあ作りやすいのですが、弧線の作りやすさや高弾道性の強さはショートピンプルの表ソフトとしては少し控えめ。

ボールコントロール難度は中間基準〜少し難しめくらいと思いましたので、難易度の評点は8点にしましたが、同社のオリジナル(A-1)よりはボールコントロール難度は大幅に抑えられていると思いました。
(オリジナルA-1の難易度の評点は9.5点。(かなり難しい))


(フリースペース②)
ボールの球質や変化に関しては
【変化の強さ 6.5】
ただボールを当てるだけだと相手の回転はやや残りにくく、ややナックル気味の球質になりやすいほうだと思います。
勝手に強いスピン反転をするような変化が起きやすいタイプではなく、
変化は表ソフトラバーとしては少し弱め。

自分から回転を作る際の回転発生の成功率はやや高め。
最大回転量はショートピンプルの表ソフトとしては少し高め。


(簡易まとめ)
粒は低くて小粒で、
古くから販売されている表ソフトラバー。

粒硬度は硬め。
スポンジ硬度はほんの少し硬め。
全体硬度や打球感はやや硬め。

自分から回転を作る際の回転発生の成功率はやや高め。
最大回転量はショートピンプルの表ソフトとしては少し高め。
ただボールを当てるだけだとややナックル気味の球質になりやすいほうだと思いますが、勝手に強いスピン反転をするような変化が起きやすいタイプではなく、
変化は表ソフトラバーとしては少し弱め。

弾みはショートピンプルの表ソフトとしては少し強めで、飛距離の伸びも少し出やすい。
ボールの減速は効きやす過ぎず効きにく過ぎず。
球離れはやや早め。

弾道はまあまあ弧線弾道気味になりやすく、弧線もまあまあ作りやすいのですが、弧線の作りやすさや高弾道性の強さはショートピンプルの表ソフトとしては少し控えめ。
少し控えめな高弾道性がある中でボールを制御する必要がある。

ボールコントロール難度は中間基準〜少し難しめくらいと思いましたが、同社のオリジナル(A-1)よりは扱いにくさは大幅に抑えられていると思いました。

やや早めの球離れに負けずにラバーの性能を自分から引き出す事が必要になってくるラバーだと思いましたし、防御力だけでなく攻撃力を確保するのにも、使い手の力強さや技術や技量や立ち回りを要求される。
上手くラバーの性能を活かせないと
攻撃力、守備力、コントロール。
この3つの全てが中途半端になってしまう恐れもあると思いましたし、扱いは決して甘くはないラバーであると思いました。