【TUTTLE Prevention Arc -防弧王-】
〈アンチラバー〉
黒 1.5mm

サイズ 縦169mm×横164mm (四角形ですが角取りされている。)

パッケージ開封前 79.7g

全開封後 54.8g

カット後重量 43.2g (縦163mm×横160mm)

※シェークラケットの寸法で接着剤の重量は含んでいない。

重量比 0.788 (43.2g÷54.8g)

シート厚 1.6mm

(ベース1.0mm程+粒0.6mm程)

スポンジ厚 1.5mm

シート+スポンジ厚 3.1mm


〈粒配列〉
縦目


〈TUTTLE公式の性能数値〉

スピード 9

スピン 10

コントロール 10



(フリースペース①)

中国メーカー。

TUTTLEからか販売しているアンチラバー。

ITTFリストにはPrevention Arcと言う名で登録してあり、ラバーのモールドの右下にも印字されている。

シートには微粘着フィルムが貼られている。

説明文には、王の名を冠したアンチラバーとの記載があり、シート表面があまりツルツルではない。

ラバーのパッケージやモールドに内能と印字されているのですが、何かしらテンションでも入っているのか…?(細かい詳細は不明)

シートのベースがとても肉厚で、粒が低い特徴もある。



①シート硬度 6 (少し硬め)

少し硬めくらいのシート処方。


②スポンジ硬度 5 (中間硬度)

TSP基準日本硬度換算だと35°くらいの中間硬度帯と感じる。

ほんの少し気泡がありますが、気泡は細かい為、ほぼ気泡なしに近いのかもしれません。

ホワイトスポンジ。


③全体硬度 5.5 (ほんの少し硬め)

1.5mm程のスポンジ入りでの測定。

全体硬度や打球感はほんの少し硬めくらいでしたので、評点は5.5点に。


④シートの粘着力 3.5 (あまりツルツルではない)

アンチラバーの中でもツルツル感はあまり感じられず。高弾性ラバーやコントロール系ラバーにやや近いくらいの手触りである。

※この数値は必ずしもスピンの最大値を表す数値ではなく、シート表面の粘着力の強さのみを表した数値


⑤総重量 7.5 (やや重い)

1.5mm程のスポンジ入りでの測定。

シートのベースが分厚い影響が現れた為か?ブログ内の基準ではやや重い数値が出る。


⑥難易度 9.5 (かなり難しめ)

このラバーの特徴としては

◆【シートの粘着力 3.5】アンチラバーの中でもツルツル感はあまり感じられず。高弾性ラバーやコントロール系ラバーにやや近いくらいの手触りである。

◆シートのベースはとても肉厚ですが、粒は低い。

◆シート硬度は少し硬め。

◆スポンジ硬度は中間硬度付近。

◆全体硬度や打球感はほんの少し硬め。

◆弾みはアンチラバーとしては結構強く、飛距離の伸びは出やすい。

◆スポンジはボールの弾力を落とすタイプのものではないと思われる。

◆ボールの減速は効かせにくい。

◆球離れは少し早めですが、球持ちはある程度確保出来ている。

◆弾道はまあまあ弧線弾道気味になりやすく、弧線もまあまあ作りやすい。

◆ボールの軌道のブレは少し生じやすい。

【回転影響の受けにくさ 0】アンチラバーしては相手の回転の影響は受けやすい。【ショートピンプルの表ソフト並に受けやすい】

◆ボールの不可解な滑り落ちが発生しやすいタイプではない。


等の特徴があると思います。

 


アンチラバーとしてはボールの不可解な滑り落ちが発生しやすいタイプではなく、ラバーの高弾道性もまあまあ強めではあるものの、

ボールの弾みが結構強くて、飛距離の伸びも出やすく、ボールの減速が効かせにくい。

オーバーミスには注意。


ボールの軌道のブレも少し生じやすく、

アンチラバーとしては相手の回転の影響は受けやすい。【ショートピンプルの表ソフト並に受けやすい】


ラバーの扱いはかなり難しめと判断し、

難易度の評点は9.5点にしました



(フリースペース②)

ボールの球質や変化に関しては

自分から回転を作る際の回転発生の成功率は高過ぎず低過ぎず。

最大回転量はアンチラバーとしてはほんの少し高い。

しかし、裏ソフトラバー程の最大回転量の高さではない。


【変化の強さ 6】

ただボールを当てるだけだと相手の回転はやや残りにくく、ややナックル気味の球質になりやすいと思います。
勝手に強いスピン反転をするような変化が起きやすいタイプではなく、
変化はアンチラバーとしては少し弱い。



(簡易まとめ)

中国メーカー。

TUTTLEからか販売しているアンチラバー。

シート処方は少し硬めで、ベースがとても肉厚なシートに、中間硬度付近のスポンジを組み合わせる。

全体硬度や打球感はほんの少し硬め。

シートの粘着力の評点は3.5点。アンチラバーの中でもツルツル感はあまり感じられず。高弾性ラバーやコントロール系ラバーにやや近いくらいの手触りである。


自分から回転を作る際の回転発生の成功率は高過ぎず低過ぎず。

最大回転量はアンチラバーとしてはほんの少し高いですが、裏ソフトラバー程の最大回転量の高さではない。

変化はアンチラバーとしては少し弱い。


アンチラバーとしてはボールの不可解な滑り落ちが発生しやすいタイプではなく、ラバーの高弾道性もまあまあ強めではあるものの、

ボールの弾みが結構強くて、飛距離の伸びも出やすく、ボールの減速が効かせにくい。

オーバーミスには注意。


ボールの軌道のブレも少し生じやすく、

アンチラバーとしては相手の回転の影響は受けやすい。【ショートピンプルの表ソフト並に受けやすい】


ラバーの扱いはかなり難しめ。

ボールをコントロールするには、

相手の回転に負けずに、結構強い弾みとボールの軌道を制御する技術や精度が問われてくると思いますが、技術や精度が足りないと、ボールをコントロールを失い、自滅してしまいやすいですので、ラバーの扱いの難しさに呑まれないよう、要注意。