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【巨龍 cropcircles】
〈粒高ラバー〉
黒 1.2mm
サイズ 縦170mm×横169.5mm
パッケージ開封前 85g
全開封後 23g
カット後重量 16.6g
(縦161.5mm+横157mm)
※シェークラケットの寸法で、接着剤の重量は含まない。
重量比 0.721 (16.6g÷23g)

〈シート厚〉
ベース 0.15mm程
粒の高さ 1.6mm程
トータル 1.75mm程

〈スポンジ厚〉
1.2mm

〈シート+スポンジ厚〉
1.75mm+1.2mm=2.95mm

〈粒形状〉
粒の高さ 1.6mm程
粒直径 1.7mm程
アスペクト比 0.941程
円柱

〈粒間隔〉
縦 3.118mm程
横 1.085mm程
斜め 1.082mm程
合計値 5.285mm程 (低い)

〈粒配列〉
横目

〈粒表面の布目〉
なし

〈巨龍公式の性能数値〉
スピード 5.5
スピン 6.5
THICKNESS OX/1.2mm

MADE IN CHINA


(フリースペース①)
中国メーカー。
巨龍の粒高ラバー。
粒は少し高めで、粒直径も粒高としては大きめでアスペクト比も低い。
シートのベースがかなり薄い。
粒間隔の合計値は低く、粒間隔は狭め。
粒に布目がなく、ピンク色の柔らかいスポンジを搭載している。
シート自体も軽いですが、スポンジもとても軽く、1.2mmのスポンジのラバーとしては破格の軽さ。
パッケージ裏の日本語訳によると、
攻守兼備の粒高ラバーで
攻守の持ち味を書きつつも、
打球感が良く、安定した制球力をもたらしてくれると記載しており、
守備だけでなく、攻撃の部分やコントロールの良さにも触れている。
(あとはパッケージの中に巨龍のミニカタログが入っている影響で、ラバーの重量に対してパッケージが重い。)


①シート硬度及び粒硬度 5.5 (ほんの少し硬め)
ゴム質はほんの少し硬めと思いましたので、評点は5.5点にしました。

②スポンジ硬度 1.5 (柔らかい)
ピンク色が印象的な柔らかいスポンジ。
TSP基準日本硬度に換算しても20°付近に感じる柔らかさ。
スポンジにはやや気泡がある。

③シート+スポンジ硬度 4 (少し柔らかい)
1.2mmのスポンジでの測定。
シートはほんの少し硬めではありますが、スポンジは柔らかい。
スポンジの主張よりもシートの主張のほうが少し強い気はするものの、スポンジが打球感を柔らかくしてくれますので、シート+スポンジ硬度の評点は4点にしました。

④粒の曲がりやすさ 4.5〜6 (スポンジの有無により可変)
OX→4.5 (ほんの少し曲がりにくい)
1.2mm→6 (少し曲がりやすい)
粒直径は粒高にしては大きめで粒間隔は狭めで粒硬度はほんの少し硬め。粒形状は円柱。
OXの時は粒がほんの少し曲がりにくくなっていると判断し、評点は4.5点に。
1.2mmのスポンジ入りの場合は、柔らかいスポンジの影響により、粒の根元やスポンジが稼働、変形しやすくなっている事から、粒の曲がりやすさも向上している為、軽いインパクトでも粒を深く曲げやすくなっている。その為、スポンジ入りの場合は粒の曲がりやすさの評点は6点に。

⑤シート重量 2.5 (軽め)
OXのサンプルを用いての測定。
カット前重量 18.2g (縦170mm×横169mm)
カット後重量 14.0g (縦162mm×横160mm)
※シェークラケットの寸法で、接着剤の重量は含まない。

OXのラバーとしては少し軽めの数値が出ました。

⑥シート+スポンジ重量 1.5 (かなり軽い)
1.2mmのスポンジでの測定。
ブログ内の基準ではかなり軽い数値が出る。
このスポンジ厚にも関わらず、中間重量のOXラバーにも引けをとらないくらいの軽さ。

⑦難易度 7.5+〜8 (スポンジの有無により可変。
1.2mm→7.5+ (比較的扱いやすいほう)
OX→8 (中間基準〜少し難しめ)
 
【1.2mmのスポンジ入りの場合】
このラバーの特徴としては
◆粒はほんの少し硬め。
◆粒間隔は狭め
◆シートのベースがかなり薄い。
◆スポンジは柔らかく、やや気泡がある。
◆全体硬度や打球感は少し柔らかい。
◆弾みの強さは弾みすぎず弾まなすぎず中間くらいですが、飛距離はやや伸びが出やすい。
◆ボールの減速はまずまず効いてくれる。
◆弾道は1.2mmのスポンジ入りの場合はまあまあ弧線弾道気味になりやすく、弧線も作りやすい。
◆ボールの軌道のブレは起きやす過ぎず起きにく過ぎず。
◆球離れは少し遅めで、球持ちは良い。
◆【回転影響の受けにくさ 5.5】粒高としては相手の回転の影響を受けやすい。
◆ボールの引っ掛かりは良く、ボールの不可解な滑りが発生しやすいタイプでなない。
◆スポンジの重量がとても軽く、ラバーの総重量はかなり軽い。

等の特徴があると思います。


全体の印象としては
粒高としては弾みは中間クラスで、飛距離の伸びはやや出やすい。しかし、ボールの減速はまずまず効いてくれる。
弾道はまあまあ弧線弾道気味になりやすい傾向にあり弧線も中々作りやすいタイプだと思います。
ボールの軌道のブレは起きやす過ぎず起きにく過ぎず。
ボールの引っかかりが良く、粒高としては相手の回転の影響は受けやすいものの、ボールの不可解な滑り落ちが生じやすいタイプではない。

流石に日本製の軟性スポンジを用いた粒高よりは高弾道性は強くないものの、まあまあの高弾道性を確保出来ていて、弧線も作りやすくなっている。

1.2mmスポンジのスポンジが入っている状態だと、相手の回転の影響を受けやすくなってしまう面はあるものの、
球持ちは良く、ボールの軌道や長短のコントロール性能は良すぎず悪すぎず。
中国粒高としては中では比較的扱いやすいほうだと思いましたので、難易度の評点は7.5+にしました。
また、スポンジ部分がとても軽く、ラバーの総重量はかなり軽い為、ラケット全体の重量を抑えやすいのも特徴だと思います。


【OXの場合】
このラバーの特徴としては
◆粒はほんの少し硬め。
◆粒間隔は狭め。
◆シートのベースがかなり薄い。
◆弾みは少し強めで、飛距離の伸びは少し出やすい。
◆ボールの減速はまずまず効いてくれる。
◆弾道はOXの場合は弧線弾道か直線弾道になりやすいかの判断は微妙なところですが、弧線はほんの少し作りにくい。
◆ボールの軌道のブレは少し生じやすい。
◆球離れはほんの少し早め。
◆打球感は少し硬め。
◆衝撃減衰効果は低い。
◆ボールの不可解な滑りが発生しやすいタイプでなない。
◆【回転影響の受けにくさ 10】粒高としては相手の回転の影響は受けやす過ぎず受けにく過ぎず。

等の特徴があると思います。


粒高としては弾みは少し強めで、飛距離の伸びは少し出やすい。ボールの減速はまずまず効いてくれる。
弾道は直線弾道になりやすいか、弧線弾道になりやすいかの判断は微妙なところですが、弧線はほんの少し作りにくい。
粒間隔が狭いものの、シートのベースがかなり薄い影響か、衝撃減衰効果は低く、打球時の衝撃に弱い。
ボールの軌道のブレは少じやすくなっておりますし、球離れもほんの少し早め。スポンジ入りの時よりも球持ちやボールコントロールが低下している。
ボールの不可解な滑りが発生しやすいタイプでなない。

OXだとスポンジ入りの場合と比べて、弾みや打球感の硬さが上昇。
しかし、球持ちやボールの軌道のコントロール性能、衝撃減衰効果が低下する為、スポンジ入りの場合よりも扱いが難しくなっていると感じましたので、ボールコントロール難度は中間基準〜少し難しめくらいになってしまっている。
その為、OXの場合は難易度の評点は8点にしました。


(フリースペース②)
キレや変化に関しては
【1.2mmのスポンジ入りの場合】
自分から回転を作る際の回転発生の成功率はまあまあ高い。
最大回転量は粒高ラバーとしては結構高め。

ボールの球質や変化に関しては
【変化の強さ 5.5】
ただボールを当てるだけだと相手の回転は残りにくく、ナックル気味の球質になりやすいほうだと思います。
勝手に強いスピン反転をするような変化が起きやすいタイプではなく、
変化は粒高ラバーとしては弱め。


【OXの場合】
自分から回転を作る際の回転発生の成功率は少し低め。
最大回転量はOXの粒高ラバーとしては高過ぎず低過ぎずではありますが、インパクトが強くないと回転量は伸びにくい。
球離れの早さにインパクトが負けると、キレがイマイチになりやすくなる恐れあり。

【変化の強さ 9】
ただボールを当てるだけだと相手の回転は少し残ってくれる事が多い。
変化は粒高ラバーとしては強過ぎず弱過ぎず。
ナックル気味の球は出しにくい。

あとは、シートのベースの薄さの影響か、
OXの場合はラバーの接着が非常に難しくなっておりますので、接着剤を用いて貼り付ける場合は失敗しないように注意が必要。手先の器用さに自信がない場合は、シート側に2、3度くらい接着剤重ね塗り推奨。


(簡易まとめ)
ほんの少し硬めの大きめの粒。
スポンジが柔らかくてとても軽く、
シートのベースの薄さや
粒表面に布目がない部分も特徴的な中国製粒高ラバー。
スポンジの有無により、特性の変動はあり、1.2mmのスポンジ入りだと、比較的扱いやすいほうとは思いましたが
OXの状態だと、ボールコントロール難度は中間基準〜少し難しめくらいになってしまっていますし、打球時の衝撃にも弱い。
スポンジ入りとOXで難易度にやや差があると思いますので、OXの場合は注意が必要だと思いました。