仕事ができるビジネスマンになるためのビジネス書籍  孫の二乗の法則 | 仕事ができるビジネスマンになるための方法

仕事ができるビジネスマンになるためのビジネス書籍  孫の二乗の法則

著書名 : 孫の二乗の法則―ソフトバンク孫正義の成功哲学
著者名 : 板垣 英則氏
出版  : 株式会社サンガ
定価  : 本体1,600円+税

日本の通信・IT業界の雄・ソフトバンクグループ(傘下企業八百社)を率いる孫正義代表。
孫氏が経営哲学について書かれている書籍。


すべては事業50年計画から
孫氏は19歳のときに「二十代で名乗りを上げる。三十代で軍資金を最低で一千億円貯める。四十代でひと勝負かける。五十代で事業を完成させる。六十代で次の時代に事業を継承する」という壮大な目標設定をしている。実際に24歳で日本ソフトバンク創業や40代でのボーダフォン買収と計画通りになっている。現在五十代で事業の完成をさせる時期にさしかかっている。

計画をたてることの大切さを本書の中で孫正義氏はこういっている。
「計画を立てて実行すれば、世の中に不可思議なことはそう多くない」

孫の二乗の法則
孫正義氏が強い影響を受けたのが「孫子の兵法」と「ランチェスター戦略」。この二つの書物から「二十五文字」からなる孫の二乗の法則をつくりだし、その法則をもとに経営判断をおこなっている。

一流攻守郡
道天地将法
智信仁勇厳
頂情略七闘
風林火山海



一流攻守郡
やるからには1番を目指さなければならない。また、攻めばかりではなく守りにも重点を置きバランスよくすることが大事。1つの事業に偏るのではなく複数を同時に行いリスクを少なくする。

道天地将法
何よりも人の道=大義名分が大切。そして時期・場所・人材を見定め法の下闘っていかなければならない。

智信仁勇厳
トップ=将にもとめられるは、優れた知恵、信義、勇気、厳しさが必要。

頂情略七闘
部分的ではなく頂上より俯瞰して戦略を練って経営をおこなわないといけない。勝率が7割あると踏んだら果敢に戦うことが大切。

風林火山海
戦い方の原則で有名な風林火山に「海=平定」を足している。闘いが終ったら、すべてを受け入れ平定させる懐の深さを経営者は持っていないといけない。


孫の二乗の法則を活用すればすべてがうまくいくわけではない。孫正義氏には数々の逸話ができるほど努力をしている。学生のころは、歩きながらでも本を読み、運転中でも止まれば読書をしていたという。事業を始めるときには選び抜いた40の事業すべての10年後のバランスシート等を作成し分析をした。資料にして30~40センチほどの厚さになったというし、病気になっても病床から仕事をしていたという。

また、随所で今で言う「仕組み化」をしているところも注目すべき点。学生のころは発明を出すための仕組みをつくり、会社を経営してからは数字を把握できるようにユニット制・チーム制という仕組みをつくったりと常に工夫をしている。

本書では、25文字の孫の二乗の法則について具体的な活用方法が書かれているため、経営者や経営者志望の方には参考になるかもしれません。ただし、孫正義氏の読み物としては「志高く」のほうがおもしろいかもしれないです。