仕事ができるビジネスマンになるためのビジネス書籍  ブルー・オーシャン戦略 | 仕事ができるビジネスマンになるための方法

仕事ができるビジネスマンになるためのビジネス書籍  ブルー・オーシャン戦略

ブルー・オーシャン戦略
著者:W・チャン・キム+レネ・モボルニュ

この本を読むのは3回目。

ブルー・オーシャン戦略については、知っている人がかなり多いと思います。

既存の市場(レッド・オーシャン)での競争をやめて、新たな市場(ブルー・オーシャン)を切り開く戦略。

本書中では、サーカスの「シルク・ドゥ・ソレイユ」、30分ジムの「カーブス」、ワインの「カセラ・ワインズ」などブルー・オーシャンを切り開いて競争から脱出した企業数社の事例が載っています。

ブルー・オーシャン戦略を立てるためのフレームワークも紹介されています。戦略キャンパス・4つのアクション・アクションマトリクス・・・などなど。紹介されているフレームワークを活用すれば具体的なブルー・オーシャン戦略を立てるのに役立ちます。

しかし、本書が優れているのは「ブルー・オーシャン戦略の実行の仕方」について書かれている点だと思います。

実社会では、優れた提案をしても抵抗勢力つぶされてしまうケースが多々あります。実際には非常に優れた計画であるのに、正しい手順を踏まなかったばっかりに、ベテラン社員に反発されてつぶされてしまうということになってしまいます。

本書では計画・戦略の立案だけでなく、実行の仕方まで指南してくれています。

ブルー・オーシャン戦略を実行するためには、ティッピング・ポイント・リーダーシップを用いること。

ティッピング・ポイント・リーダーシップとは、そのアイデアの流れを広げるために、「拡散」ではなく「集中」を利用するというもの。どのような組織でも、大きな影響をおよぼす人物・出来事・行動があるはず。そのポイントに力を集中してリーダーシップを取れということです。

そのポイントというのが次の4つ。
 
・意識のハードルを乗り越える。
・経営資源のハードルを乗り越える。
・士気のハードルを乗り越える。
・政治的なハードルを乗り越える。


この中でとりわけ大切なポイントが「士気のハードルを乗り越える」がおもしろい。

通常は大多数の理解を得て実行をしようとするが、本書では「中心人物」に的を絞ることをすすめている。今回実行する際にポイントとなる人物、力になってくれると助かる人物を探し出して味方にする。自分がその人を頼りにしていることや熱意を伝えれてば嫌がりはしないだろう。人は頼られると答えようとするもの。

中心人物に接近したあとは、「金魚鉢のマネジメント」だ。戦略がうまくすすんでいるか確認するための場を設けて中心人物に指揮をとらせよう。その中心人物はみんなの前で恥をかきたくないという気持ちが働き、しっかりと役目を果たしてくれるはずだ。そして、目標を「細分化」すること。あまりに大きな目標だとみんなに不可能だと思われてしまう。大きな目標も細かくすれば小さな目標のかたまりとなるはず。よりイメージしやすいように細分化して提案しよう。

本書では、このあと実際の現場の人に戦略伝える際の方法についても述べている。

前半の戦略策定方法だけではなく、実際に実行する方法が書かれているため、是非一読することをお勧めします。できれば、購入して何度も読むと良いでしょう。