安達式記憶術は「学校の授業に出て、先生の話すことをすべて覚える」というものです

 

前回までに短期記憶をつかさどる海馬の働きと長期記憶をつかさどる

大脳皮質の新皮質の働きについてお話しました

 

そこで説明したように情報の大事な入り口である短期記憶領域の海馬での情報のとどまり方が

きわめて短いすなわち10秒以内と説明しました

 

消えてなくなってしまう情報を、それではどうやって記憶にとどめるのか

すなわち長期記憶の領域に入れるのかということになります

これこそが安達式記憶術の核心となります

 

海馬に情報が入り、消えてなくなる前の「数秒以内」に「心の中」で「繰り返す」という方法で

長期記憶領域に情報を入れてやるのです

方法は簡単です

 

NHKのニュースや教育テレビの教育番組などで、アナンサーの話し言葉を短く区切って(2秒以内に)

繰り返して復唱してみて下さい

 

これを「記銘」作業といいます

これをすることによって情報を長期記憶の保存領域にとどめることができるのです

 

あまりにもも簡単なことなので、にわかに信じがたいとおもいますが、試みてください