安達式記憶術は「学校の授業に出て、先生の話すことをすべて覚える」というものです
ところで、記憶するということは何を意味するのでしょうか
記憶とは外部からの情報を「記銘」し「保持」し「再現」することをいいます
すなわち外部から入ってくる情報を覚えこんで、これを忘れないで保存しておいて、その後
外部の人がわかるように言葉で表したり、文章にしたりする過程に分解することができます
この中で特に中心的役割を果たすのが「記銘」です
「記銘」されなければ「保持」されることもなく「再現」されることもないことになります
よく「忘れた」、「覚えていない」という表現をしますが、これはあくまでも一度「記銘」されたことに対する
言い方になるはずです。しかし往々にして、最初から「覚えていない」すなわち「記銘」されていない情報も
含めてこのように言い方をしがちです
むしろこのことの方が多いように思います
記憶の流れのうちこの「記銘」について特に注目したのが安達式記憶術の方法です