ナチュラルストリングの主な特徴 

 

(注)私のこの記事はあくまで「基礎の見直し」をコンセプトに書いてある基礎レベルの情報です。最新・応用情報とは内容が異なることもありますのでその辺をご理解いただきお読みいただければ幸いです。

 

そうめんみたい

 

・”Sphairistike”というテニスの祖先の発明者の要望により、1875年にバボラはナチュラルガットを発明しました。

 

・ナチュラルガットの前は、選手は絹で作られたストリングを使用していましたが、耐久性は低かった。

 

※ガットとストリングの違い

ガット=「腸」のことなのでナチュラルにしか使えません。ナチュラルストリングはOK。

ストリング=ナチュラル以外のナイロンやポリなどの合成繊維。正式にはシンセティックストリング。

ナイロンガット、ポリガットはほんとはNG。みんな使ってるし、言いやすいからいいけど。

 

・実はナチュラルガットを発明したのはミュージシャンでした。彼はバイオリンのストリングがいいだろうと考え、その後、バボラの当時の研究開発者と出会い、羊の腸を使って長いストリングを作った。これが一番最初のテニスストリングの発明です。

羊で作っていた時は「シープ」と呼ばれていました。だからと言って牛だから「ビーフ」とは呼ばない。どちらかというと「ホルモンガット」。。。「ホルモンとガツ」みたいでおいしそう。。)

 

・その後、牛の小腸の方が長いので、現在は牛で作られています

(昔のウッドラケットはフェイスが70くらいと小さかったが、現在は100くらいあるので、単純に長さが足りないのです。しかもラケット1本分で牛2頭の腸が必要なので。その昔、狂牛病が流行った時は牛が不足し選手にしか提供されない時期がありました。)

 

やはり流しそうめん

 

・ナチュラルストリングの伸縮性と快適さと振動吸収性は非常に優れています。

・100キロで当った後、95~97キロではね返しました。つまり一番弾性的なストリングと言えます。

・欠点は耐久性と摩擦に弱い(切れやすさ)、ヘビースピナーには不向き、しかしハイブリッドならOK。(テンション維持性、賞味期限という意味での耐久性は高い。)

 

・ナチュラルは非常に乾燥しているので、水分を吸収しやすく、水分を吸収したら

テンションロスを招く。弾きにくくなるので。

(最近は適度な水分があった方が、打球感や伸縮性は良いとされている。乾燥剤等と入れて乾燥させている方がいるが、繊維が乾燥しすぎてパサパサになり硬くなってしまう。)

・なので、バッグの中で濡れたTシャツや濡れた靴下と一緒に長い時間放置するのは危険です。

臭いの問題じゃないよ(^^)

 

最終的にパスタみたい

画像 バボラ社 ナチュラルガットの製作工程

 

by regend lucien

written by EMO