2話 悪魔のチェイス
2019年11/23
昨日のあいつは何が目的なんだ。気づけばそればかり考えてしまう。万丈が助けてくれなかったらもしかしたら殺られていたのかもしれない。無情にも今朝の犯人と身元不明の被害者が死亡した不審死のニュースばかりが流れている。
「ちょっと戦兎、聞いてる?」
今にも泣きそうな顔で美空は俺を見ている。しかも俺の手当てまでしながら。
「あぁ、ごめんごめん。ありがとうな。手当てしに来てもらって。」
何だか申し訳ない感じというかこれから何か危険なことが起こりそうで気が気じゃなかった。そういえば万丈が見当たらない。礼ぐらい言おうと思ったけど。
「戦兎君ー!!」
倉庫の扉が勢いよく開いて紗羽さんとかずみんが飛び付くような感じで入ってきた。
「襲われたって聞いたぞ!大丈夫なのか?」
わざわざ北都地方からやって来たのか。本当にみんなに心配かけたんだな。
「あぁ、でも大丈夫だ」
少しでも安心してほしくてみんなには嘘をついた。そんなことを考えてたら今度は万丈が帰ってきた。
「おい!財団Xってやっぱりあいつと関係あるんじゃねえのか!!?」
お前ってやつは…。余計な心配をかけさせたくないから黙ってたのに。
「何だよ、戦兎。聞いてねえぞ」
まあここまで言われたらしかたないか。
「やつの狙いは俺だ。どうやらカイザーシステムまで用意してたみたいだ。」
「何で戦兎が狙われるの?」
「それは俺が天っっっ才だから。だってさ」
全員が呆れた目で見てる。まあ俺が天才なのは仕方ないけどそのせいで狙われていることも昨日やつは言ってた。そんな時紗羽さんが割って入ってきた。
「ねえ、相手はカイザーシステムを使ってたんだよね?」
確かに見た。でも俺が知ってるカイザーシステムのカラーリングじゃないからきっとやつが改良したに違いない。
「そうだ。おい戦兎。カイザーシステムなら最上魁星が怪しくねえか?」
嘘だろ。万丈にしては頭が冴えてる。確かにあいつも新しい世界になったから生きているはずだ。
「誰だ、そいつ」
そっかかずみんは知らないのか。
「前の世界を別の平行世界と融合しようとしたんだ。不老不死になって最強の力を手に入れるために。まあそれもこの天っっっ才物理学者が止めたんだけどね」
また美空と紗羽さんが白い目で見てる。一応事実でしょうが。
「おい!エグゼイドと他のライダーがいたからできたんじゃねえか!!!」
万丈が喝を入れてくる。本当にこいつどうしちゃったわけ?すごい覚えてるじゃん。
「他にも仮面ライダーがいたのか?」
「まあな!エグゼイドにゴースト、それにオーズとフォーゼ!みんないい奴らだったぜ!ダチの証ってやつも教えてもらったぞ!」
なんか俺の心配そっちのけでライダーの話で盛り上がってる。てか、鎧武もいたし。まあ知らなくても無理ないか。あのバカのことだし。それに向こうの世界に行ってたからこっちの世界にきた鎧武とは会ってないわけか。そーいえば宇宙の神様って言ってたけど本当かな?いやいや、今はそれどころじゃない。
「ねえ、紗羽さん。出張から帰って来たところ悪いんだけど最上について探ってもらえないかな?」
「うん!やってみる!」
今はこれしかない。
ある男はある場所に来ていた。
「ここだな」
土を掘り返すとそこからUSBが出てきた。
「手にいれた。あとはこいつにあのデータを入れてやつの手に渡れば計画通りってわけだ。」
そんな様子をある一人のメガネサイボーグ。いや、メガネをかけた男が見ていた。
「それは不可能だ」
幻さんが入ってきた。何か険しい表情をしてる。
「葛城が心配できた。思ったより元気そうだが最上を探すならやめておいたほうがいい。」
「何故?」
「一昨日から最上が行方不明らしい」
「何!?」
一同は驚愕した。最上がいない?そんなバカな。だとしたらあのカイザーシステムを提供したのは誰だ?
「失礼します!!」
スーツ姿の女性が入ってきた。どことなく凛としていて美しい感じだ。
「警視庁の張明実です。あなたが桐生戦兎さんですか?」
まさかの俺名指し??
「そうですが、警視庁の方が何でここに?」
「今朝見つかった不審死の遺体にあなたの指紋と現場に向かうあなたが近くの防犯カメラに映っていました。」
え?嘘だろ??不審死の犯人が俺だって??
「そんなハズはない!だって昨日は氷室首相官邸でこのバカと食事をしてるんです!」
「おい!バカはねえだろ!!せめて筋肉つけろよ!」
今つっこむところじゃないでしょうが。
「それに関しては私も同意見だ。なんならそのアリバイについて今日1日ホテルで話せるが?」
あんたって人は。アリバイ証明どころか逆にセクハラで俺がより一層疑われるよ。でもマズイな。ここで捕まるわけには行かない。
「しかし、あなたが被害者の最上さんの研究室を訪ねた記録も残っています!」
何!?被害者が最上なのか?まさか、カイザーシステムに気づいた俺が最上に接触することを先読みして最上を殺したとでもいうのか。
「とにかく事情聴取のため、本庁まで連行します。」
嘘でしょ?もう犯人確定じゃん!これじゃ万丈の時みたいだ。
「待ってくれよ!そいつは犯人じゃないんだ!昨日誰かに襲われててよ!だから違うって!」
嬉しいけどもう少し説得力ないのか、万丈…。いやあのバカにしては十分すぎる。
「本当に待ってください!俺は本当に…!」
手を振り払おうとした瞬間、彼女に払われた。柔道の腕前は相当なものかもしれない。
「今の公務執行妨害で逮捕します。」
「おい!そんな程度でかよ!」
手錠を掛けようとしたその瞬間に銃声が鳴り響いた。
「おいおい、桐生戦兎。困るね~。君はそんな美人刑事とドライブじゃなくて、俺と一緒に来てもらわないとさ。」
まさか、あいつが昨日俺を襲った。
「ここで殺らせるわけにはいかねえな」
「戦兎はオメーのところにはいかねえし、逮捕もさせねえ!」
「ここから出ていってもらおうか」
みんなが構え始めるのをよそにやつはネビュラスチームガンを取り出した。
「潤動」
やはり見間違えじゃなかった。左が緑で右が黒。こいつが昨日俺を襲ったやつだ。
「変身!!!」
3人はクローズ、グリス、ローグに変身した。そうだ。今のうちにこの刑事さんを撒いて逃げるしかない。
「ヘイヘイ、どこ行っちゃうわけ?桐生戦兎」
またもや白装束の男が立ちはだかった。手にはトランスチームガン。一体どうやって手に入れたんだ。
「蒸血」
ナイトローグのデータまで。というよりは他にも仲間がいたのか。
「抵抗しないでくれよ。俺は平和主義者だからなるべくお前を無傷で手に入れたいんだ。」
真の平和主義者はこんな争いの道具など使いはしない。こうした科学の力が、自らの発明が悪用されることに俺はとてつもない悔しさが込み上げてきた。そんな時、クローズとローグが俺を庇った。
「その姿まで使うとは許せん。お前達のような悪人達は正義というなの大義の犠牲にしてやる。」
ローグの強い言葉が走る。彼にとってナイトローグはいわば自分の影のような存在だ。彼はナイトローグを必要に攻めた。
「今だ!戦兎」
クローズに先導されて逃げる俺達。倉庫の外へ出て逃げようとする俺たちをまた一人の男が止めた。
「困るんだよな。逃げられると。」
またもや白装束の男が待ち構えていた。
「昨日は俺の部下がどうも。」
挨拶のつもりか。
「何で戦兎を狙う!」
「教えてやるよ。俺達財団Xは別の平行世界からやって来たんだ。そしてある男の研究データから君の存在がわかり調査し、我々のプロジェクトに必要な人材であるとわかりここまでやって来たというわけだ。」
「プロジェクト?」
「そうだ。財団Xは地球だけではない。銀河をも支配することになった。そんな中で君の頭脳が必要なわけだ。」
行くわけがない。悪用されることは目に見えてる。
「そんな誘いに乗るわけない!」
男は不適な笑みを浮かべながら答えた。
「いや、お前は必ず俺たちの誘いに乗るさ。自分からな。なんなら試してみるか?」
そういうとビルドドライバーを取り出し、ペットロボットを取り出した。
「何でお前はビルドドライバーを持っているんだ!?」
「スパイダー!スパイダー!キルバススパイダー!!」
こんなことって。落胆した。ペットロボットはそんなことのために作ったんじゃないのに。人々の生活を豊かにしたくて。
「てめえだけは許さねえ!!」
クローズはクローズマグマに変身した。あいつの怒りは頂点に達してる。
「戦兎逃げるォォォ!!!」
ここは逃げるしかない!そう思ったら刑事さんの手を掴んで走りだしてた。
#仮面ライダービルド
#仮面ライダー
#創作小説
2019年11/23
昨日のあいつは何が目的なんだ。気づけばそればかり考えてしまう。万丈が助けてくれなかったらもしかしたら殺られていたのかもしれない。無情にも今朝の犯人と身元不明の被害者が死亡した不審死のニュースばかりが流れている。
「ちょっと戦兎、聞いてる?」
今にも泣きそうな顔で美空は俺を見ている。しかも俺の手当てまでしながら。
「あぁ、ごめんごめん。ありがとうな。手当てしに来てもらって。」
何だか申し訳ない感じというかこれから何か危険なことが起こりそうで気が気じゃなかった。そういえば万丈が見当たらない。礼ぐらい言おうと思ったけど。
「戦兎君ー!!」
倉庫の扉が勢いよく開いて紗羽さんとかずみんが飛び付くような感じで入ってきた。
「襲われたって聞いたぞ!大丈夫なのか?」
わざわざ北都地方からやって来たのか。本当にみんなに心配かけたんだな。
「あぁ、でも大丈夫だ」
少しでも安心してほしくてみんなには嘘をついた。そんなことを考えてたら今度は万丈が帰ってきた。
「おい!財団Xってやっぱりあいつと関係あるんじゃねえのか!!?」
お前ってやつは…。余計な心配をかけさせたくないから黙ってたのに。
「何だよ、戦兎。聞いてねえぞ」
まあここまで言われたらしかたないか。
「やつの狙いは俺だ。どうやらカイザーシステムまで用意してたみたいだ。」
「何で戦兎が狙われるの?」
「それは俺が天っっっ才だから。だってさ」
全員が呆れた目で見てる。まあ俺が天才なのは仕方ないけどそのせいで狙われていることも昨日やつは言ってた。そんな時紗羽さんが割って入ってきた。
「ねえ、相手はカイザーシステムを使ってたんだよね?」
確かに見た。でも俺が知ってるカイザーシステムのカラーリングじゃないからきっとやつが改良したに違いない。
「そうだ。おい戦兎。カイザーシステムなら最上魁星が怪しくねえか?」
嘘だろ。万丈にしては頭が冴えてる。確かにあいつも新しい世界になったから生きているはずだ。
「誰だ、そいつ」
そっかかずみんは知らないのか。
「前の世界を別の平行世界と融合しようとしたんだ。不老不死になって最強の力を手に入れるために。まあそれもこの天っっっ才物理学者が止めたんだけどね」
また美空と紗羽さんが白い目で見てる。一応事実でしょうが。
「おい!エグゼイドと他のライダーがいたからできたんじゃねえか!!!」
万丈が喝を入れてくる。本当にこいつどうしちゃったわけ?すごい覚えてるじゃん。
「他にも仮面ライダーがいたのか?」
「まあな!エグゼイドにゴースト、それにオーズとフォーゼ!みんないい奴らだったぜ!ダチの証ってやつも教えてもらったぞ!」
なんか俺の心配そっちのけでライダーの話で盛り上がってる。てか、鎧武もいたし。まあ知らなくても無理ないか。あのバカのことだし。それに向こうの世界に行ってたからこっちの世界にきた鎧武とは会ってないわけか。そーいえば宇宙の神様って言ってたけど本当かな?いやいや、今はそれどころじゃない。
「ねえ、紗羽さん。出張から帰って来たところ悪いんだけど最上について探ってもらえないかな?」
「うん!やってみる!」
今はこれしかない。
ある男はある場所に来ていた。
「ここだな」
土を掘り返すとそこからUSBが出てきた。
「手にいれた。あとはこいつにあのデータを入れてやつの手に渡れば計画通りってわけだ。」
そんな様子をある一人のメガネサイボーグ。いや、メガネをかけた男が見ていた。
「それは不可能だ」
幻さんが入ってきた。何か険しい表情をしてる。
「葛城が心配できた。思ったより元気そうだが最上を探すならやめておいたほうがいい。」
「何故?」
「一昨日から最上が行方不明らしい」
「何!?」
一同は驚愕した。最上がいない?そんなバカな。だとしたらあのカイザーシステムを提供したのは誰だ?
「失礼します!!」
スーツ姿の女性が入ってきた。どことなく凛としていて美しい感じだ。
「警視庁の張明実です。あなたが桐生戦兎さんですか?」
まさかの俺名指し??
「そうですが、警視庁の方が何でここに?」
「今朝見つかった不審死の遺体にあなたの指紋と現場に向かうあなたが近くの防犯カメラに映っていました。」
え?嘘だろ??不審死の犯人が俺だって??
「そんなハズはない!だって昨日は氷室首相官邸でこのバカと食事をしてるんです!」
「おい!バカはねえだろ!!せめて筋肉つけろよ!」
今つっこむところじゃないでしょうが。
「それに関しては私も同意見だ。なんならそのアリバイについて今日1日ホテルで話せるが?」
あんたって人は。アリバイ証明どころか逆にセクハラで俺がより一層疑われるよ。でもマズイな。ここで捕まるわけには行かない。
「しかし、あなたが被害者の最上さんの研究室を訪ねた記録も残っています!」
何!?被害者が最上なのか?まさか、カイザーシステムに気づいた俺が最上に接触することを先読みして最上を殺したとでもいうのか。
「とにかく事情聴取のため、本庁まで連行します。」
嘘でしょ?もう犯人確定じゃん!これじゃ万丈の時みたいだ。
「待ってくれよ!そいつは犯人じゃないんだ!昨日誰かに襲われててよ!だから違うって!」
嬉しいけどもう少し説得力ないのか、万丈…。いやあのバカにしては十分すぎる。
「本当に待ってください!俺は本当に…!」
手を振り払おうとした瞬間、彼女に払われた。柔道の腕前は相当なものかもしれない。
「今の公務執行妨害で逮捕します。」
「おい!そんな程度でかよ!」
手錠を掛けようとしたその瞬間に銃声が鳴り響いた。
「おいおい、桐生戦兎。困るね~。君はそんな美人刑事とドライブじゃなくて、俺と一緒に来てもらわないとさ。」
まさか、あいつが昨日俺を襲った。
「ここで殺らせるわけにはいかねえな」
「戦兎はオメーのところにはいかねえし、逮捕もさせねえ!」
「ここから出ていってもらおうか」
みんなが構え始めるのをよそにやつはネビュラスチームガンを取り出した。
「潤動」
やはり見間違えじゃなかった。左が緑で右が黒。こいつが昨日俺を襲ったやつだ。
「変身!!!」
3人はクローズ、グリス、ローグに変身した。そうだ。今のうちにこの刑事さんを撒いて逃げるしかない。
「ヘイヘイ、どこ行っちゃうわけ?桐生戦兎」
またもや白装束の男が立ちはだかった。手にはトランスチームガン。一体どうやって手に入れたんだ。
「蒸血」
ナイトローグのデータまで。というよりは他にも仲間がいたのか。
「抵抗しないでくれよ。俺は平和主義者だからなるべくお前を無傷で手に入れたいんだ。」
真の平和主義者はこんな争いの道具など使いはしない。こうした科学の力が、自らの発明が悪用されることに俺はとてつもない悔しさが込み上げてきた。そんな時、クローズとローグが俺を庇った。
「その姿まで使うとは許せん。お前達のような悪人達は正義というなの大義の犠牲にしてやる。」
ローグの強い言葉が走る。彼にとってナイトローグはいわば自分の影のような存在だ。彼はナイトローグを必要に攻めた。
「今だ!戦兎」
クローズに先導されて逃げる俺達。倉庫の外へ出て逃げようとする俺たちをまた一人の男が止めた。
「困るんだよな。逃げられると。」
またもや白装束の男が待ち構えていた。
「昨日は俺の部下がどうも。」
挨拶のつもりか。
「何で戦兎を狙う!」
「教えてやるよ。俺達財団Xは別の平行世界からやって来たんだ。そしてある男の研究データから君の存在がわかり調査し、我々のプロジェクトに必要な人材であるとわかりここまでやって来たというわけだ。」
「プロジェクト?」
「そうだ。財団Xは地球だけではない。銀河をも支配することになった。そんな中で君の頭脳が必要なわけだ。」
行くわけがない。悪用されることは目に見えてる。
「そんな誘いに乗るわけない!」
男は不適な笑みを浮かべながら答えた。
「いや、お前は必ず俺たちの誘いに乗るさ。自分からな。なんなら試してみるか?」
そういうとビルドドライバーを取り出し、ペットロボットを取り出した。
「何でお前はビルドドライバーを持っているんだ!?」
「スパイダー!スパイダー!キルバススパイダー!!」
こんなことって。落胆した。ペットロボットはそんなことのために作ったんじゃないのに。人々の生活を豊かにしたくて。
「てめえだけは許さねえ!!」
クローズはクローズマグマに変身した。あいつの怒りは頂点に達してる。
「戦兎逃げるォォォ!!!」
ここは逃げるしかない!そう思ったら刑事さんの手を掴んで走りだしてた。
#仮面ライダービルド
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#創作小説