こんにちは!久々の投稿からあまり時間が経っていませんが、今回は公安の目的と組織と羽田事件などを考察していきたいと思います!




以下ネタバレ注意!!

  




1.公安警察の目的

 公安警察の目的は間違いなく黒の組織の壊滅でしょう。しかしながら、最近の連載にて新たに公安警察のメンバーが発覚しました。それは、黒田と伊織さんです。


 これまでのブログでは黒田を裏の理事官として考察してきました。名言される描写はなかったものの、コナンと我々読者には黒田=公安と決定されたものと捉えていいでしょう。それよりも伊織さんが公安の人間であったことに驚きました!!伊織さんといえば、初登場の偽名、修学旅行での戦闘力、冷静沈着さ、小野Dボイス、中々のイケメン要素を持ち合わせた人物です!しかし、潜入捜査官が増えたことで状況が変わりました。公安の目的が組織の壊滅だけではないということです。



 伊織さんが潜入している大岡家は言わずとしれた財閥一家。その財閥一家に潜入している目的は今のところ判明していません。しかし、潜入している目的は恐らく大岡家の監視でしょう。黒の組織の目的はお金で世界を牛耳ることです。その目的のためには、各国の財閥を抑えなくてはなりません。そういった中で大岡家を始めとした各国の善良な財閥が意図せず組織の力に加担してしまい兼ねません。これは羽田家が財閥であったことと、息子の羽田こうじやアメリカのアマンダが殺害されていることから見受けられます。もしかしたら羽田こうじの殺害はアマンダの殺害の関与ではなく、最初から計画に入っていたのかもしれませんね。

 ここで疑問が浮かびます。鈴木財閥や他の財閥はどうなっているの?

 他の財閥に関しては私達にはわからないだけで既に調査済であったり、公安の監視下であると思われます。ただし、鈴木財閥に関してですが、公安が潜り込んでいる可能性もあると思われますが、怪盗キッドとの対決をあれだけ大々的に報道されれば潜入せずとも内情は筒抜けなような気がします(笑)


 もう一つ財閥で気になることを見つけました。昨年に公開された緋色の弾丸では財閥系トップが誘拐される事件が発生していました。関わっていた財閥系トップは3名、菓子メーカートップ、自動車メーカートップ、財閥トップでした。自動車メーカーのトップと聞いて皆さんはある人物を思い浮かべませんか?



































































枡山憲三という人物




































そう、ピスコです。



 ここでピスコ達組織のメンバーと緋色の弾丸に登場した財閥系トップを当てはめてみましょう



自動車メーカートップ

ジョン社長→ピスコ


財閥トップ

鈴木会長→ボス(烏丸蓮耶)


菓子メーカートップ

三塚社長→RUM


 もしかしたら黒の組織設立当時はこの3本の柱で組織を支えていたのかもしれませんね。ピスコもラムも割と年を食っていたので可能性としては十分あり得る話です。


 話が逸れてしまいましたが、この構図がもし本当であれば、公安が脇を固める財閥に潜入捜査官を送り込み、監視、調査等を行っていることと伊織さんが大岡家に潜入していることに納得が行きます。余談ですが伊織さんの元ネタはドラマ大岡越前の登場人物榊原伊織と演じた俳優の竹脇無我からだそうです!前の潜入時には榊原と名乗っていたそうですので、気づいていた方ももしかしたらいらっしゃったかもですね!





2.羽田事件

 当ブログにて羽田事件は考察をし始めた当初から追っているものでした。今回1の考察から新たな発見を致しました。

 羽田事件が起こった際、組織は財政難だったのではないかということです。


 羽田事件が起こった時、宮野博士はまだ町医者でした。時系列で追えば18年前になります。あの降谷零が小学生の時代、諸伏の両親が殺害されてから4年後となる年です。資産家のアマンダに資金援助を求めたのでしょう。釣る餌としてAPTX4869の完成。その根拠として宮野博士達の名前をあげ、アマンダの資金援助を受けようとしていたのでしょう。もう一つ考えられる可能性は財政難の組織にAPTX4869の開発をアマンダが依頼し、何らかのトラブルで殺害したかのどちらかでしょう。そして何よりアマンダという人間のプロフィールがフェイクなのでしょう。灰原によるプロフィールは


「FBIやCIAに顔が利く」


とのことですが、普通の見方であれば顔が利くということは情報提供、捜査協力といった善良な部分が想像できるように思われます。しかしここが盲点でした。これが逆の意味になったらどうでしょう。顔が利く、つまり捜査に口出しできる存在だったら、組織に関する事件が起きた際に捜査中止、打ち切りといったことが出来る人間であるという見方に変わります。


 この事件、現場のホテルがJukeという名前。本来の意味は「欺く、騙す、フェイント」などという意味だそうです。ということは、顔が利くというワードを善良として捉えることはフェイクで、先程の悪の部分が本来の意味だと考えられそうです。そしてその悪の部分を調べて証拠を掴んだ羽田こうじとジョディ先生のお父さんは殺されてしまった。というのが私の推測です。そしてもう一つ読者に対して口調が悪く、戦闘力も高くこの事件の関係者がいます。そう、若狭先生です。彼女の悪く見えるこの部分がフェイクで元々は善良な部分があるとしたら?局面が変わります。


 若狭先生がスパイでCSISの構成員でアマンダの元に日本語通訳として秘密裏にやとわれていたという推測が浮かんで来ます。

 では何故ここでCSISという組織を選んだのか説明致しまします。



 アマンダがFBI、CIAに顔が利くということは同じようにアメリカ拠点となる警察組織、治安維持局はアマンダに逆らえないという状態になっていたとも考えられます。コナンでは緋色の弾丸に出てきたアメリカの組織でUSMSが登場しましたが、日本の仮名文字に疎いという欠点があります。ということは、構成員の中に日本人はおろか、日本語に精通する人もいません。そういった中で若狭先生が構成員であった可能性は低いでしょう。更にアメリカ全土の組織を掌握していたのであれば、わざわざ素性のわかる人間を雇ったりすることもあり得ません。それであれば北米のもう一つの大国カナダの諜報機関であるCSISに若狭先生が属し、潜入することも信憑性を帯びてきます。カナダの諜報機関でしかも経歴に足がつきにくい海外の日本人を潜入捜査官として送り込むことでアマンダを追い詰めようとしたわけです。


流れとしておさらいしましょう。



アマンダがアメリカの警察、諜報機関に口出しし、組織の情報をもみ消し続ける。

財政難の組織がアマンダに買われた見返りとしてAPTXの開発を約束する。

アマンダと組織の繋がりを見つけたジョディ先生のお父さんが殺害される

組織を見切りを付けようとしたアマンダが若狭先生を使って羽田こうじに組織を売ろうとする

組織がアマンダ、羽田こうじを殺害。羽田こうじと共に抵抗した浅香を取り逃がす。


 結果的に羽田こうじ事件は起こり、アマンダ、羽田こうじは死亡。組織は自分達の情報が流れないよう主要人物は消したものの、浅香のみが残ってしまい、ラムもまた相当な痛手追い、身を隠すことになったのでしょう。これまでの投稿で、劇場版の設定を原作に取り入れていると言いましたが、純黒の悪夢にてCSISが登場し、スパイは暗殺されています。MI6であるメアリーさんまで登場したため、原作に劇場版の設定が生かされているのもまた可能性として出てきました。劇場版で殺された諜報機関と原作にリンクさせるならば、 


 殺された=表立って活動できない、既に死亡


のどちらかがまた考えられそうです。次は若狭先生を深く追って行きたいと思います!

それでは!