この記事を読んでいただく前に
過去の “糞妄想。。。斉藤優里” を
読んでいただければと思います。














設定。

おれ   14歳
優里   14歳









シチュエーション
中学生時代
平日の朝7時。おれの家




















よーい、アクション!!!



















(ピーンポーン)




今日はその音で起きてしまった。

もうそんな時間かー。
階段をドタドタ上がってくる音がする。




(ガチャ)
「おーい!今日も学校だぞー!学校なら起きろー!!」

というと同時に布団をめくりあげられる。



「はいはい。」





サッと顔を洗いリビングに向かうと
当たり前のように優里が食卓に座ってる。



「いつもありがとうねー、うちのバカ起こしに来てくれて。優里ちゃん、朝ご飯食べてく?」


「わーい!いただきますー!!」
こいつこれ目当てだろ。


「母さん、優里に出さなくていいって。」


「いいじゃない、別にー」

「いいじゃない!いいじゃない!」
優里も続く。


「優里ちゃん今日もかわいいー」
妹までなついてやがんだ。
優里もなに照れてんだよ。



「お母様!美味しいお!!」

「あらー、お母さんも嬉しいお?」
古くさいアイドルポーズ。
何やってんだよ母さんまで。






「いってき……」
「いってきまーーす!!!」

「はい、優里ちゃんいってらっしゃい!」
おれには!?











優里が起こしに来るから
いつも並んで登校する。

今日も隣で
昨日の体育のテニスで活躍したーとか
クラスのどの女子のおしりが良いーとか
ずーっと一人でしゃべってる。

おれはそれに相づちを打つだけ。








教室。
(ガラガラガラ)
「ヒューヒュー!熱いぞー!」

「ちげーよ!斉藤がうちにくるんだよ!」




学校では「斉藤」と呼んでいる。
さすがに下の名前は恥ずかしい。



毎日のようにクラスのやつは冷やかしてくる。
中学2年。うちのクラスじゃ恋愛をしている人間がまだ珍しい。





でも今日は違った。


「あんたらやめなよー!
 優里はちゃんと彼氏いるもんねー?」













「あー!言わないでって言ったのにー!」

照れてはしゃいでる。


「えー!?すげー!」
「だれだれー?」


それをもっと冷やかす周り。



おれだけがその空気に入れずにいた。

あ、そう。
確かに違うとか言ったけど。
あ、そうなんだ。










帰り道。
朝のこともありボーッと帰ってると、


(タッタッタッタッ)

後ろから走ってくる音。
小さい頃から変わらない。
こんな音出すのはあいつしかいない。
こんなことだってわかるのに。



「ぃよっ!(パンッ)」
その勢いのまま肩を叩かれた。


「ん?よっ」


「どしたー?元気ないぞー?」

「疲れたんだよ」

「おーい、元気出せってー!」
横でなんかバタバタ動いてるけど見ない。


でも無理して顔を作ってみる。
「てか彼氏いたの?マジびっくりしたってー!いつからー?」


「んー先週かなー?」


「それより彼氏いるやつが
 毎日うちに来ていいのかよー!」

「んーやっぱだめだよねー!
 でもお母様のごは…………」

「ハハッ、やめとけー!じゃあな!!」



笑うのも限界だった。








翌朝7時。

「おはよ」

「あらおはよう。あれ?
 優里ちゃん今日は来ないのね?」


「うん」





















あい、カット!!!





















バケラッタ♪ヽ(´▽`)/




今回は
初恋、初嫉妬、初失恋をテーマに。







画像提供:キタジマ

この記事を読んで頂く前に
過去の“糞妄想。。。深川麻衣①,②”を
読んで頂けたらと思います。














設定。

おれ   26歳
ニートを経て、就職して半年。


麻衣   25歳
看護師。





シチュエーション
前回から半年。
同棲中のとある休日の夜。























よーい、アクション!!!


















「ねぇー?」
部屋で寝転がってるおれに麻衣の声が聞こえた。


「今日は大好きなパチンコ行かなかったね?」

「んーまぁねー。もうやめたし」

「そうなんだー。あれ?いっぱい持ってたマンガとかゲームは?」

「あれ昨日売った」



麻衣はそれ以上なにも聞いてこない。
ただ頭には「?」が浮かんでいる。


「なんでもいいじゃん。あ、時間だ!ちょっと出掛けてくる!」

「え?また?こんな時間からどこ行くの?」

「あれだよ!あのー、連れんとこ!」


(ガチャッ)


「いってらっしゃーい!気を付けてねー!」
手をひらひら振って見送ってくる。


ほんと何も疑わないな、麻衣は。





最近始めた深夜のコンビニバイト。
さすがに昼と夜で働くのはきついものがある。
まして、つい半年前までニートやってたおれには。
それでもする理由がおれにはあった。





いつも意識を失いそうになりながら家に帰る。

5時半か……。
少しだけ寝れるか…な…………








「……きて………起きてー!遅刻だよー!」

目を覚ますともう9時だった。


「やっべ!」
でも立てなかった。
体か熱くて頭が回らない。


「だいじょーぶ?今日はお仕事休んだ方がいいよ!何か作ってくる!」

仕事は休むことにした。
そういえば麻衣に看病されるの初めてだな。




布団で横になっているおれに
「疲れちゃってたんだねー!」


「うん。遊び過ぎた。」
天井を見ながら答えた。


すると、いきなり麻衣は
布団の横に座り込んできた。





「夜中にコンビニで働いてるの?」





一瞬固まってしまった。
「なんで…………?」


「職場の人から見たって聞いたんだ。」





もう隠せないか。
疲労で倒れているようじゃ。





「またお金に困ってるの?そんなに困ってるなら言ってくれれば力になるのに……」
 

「それじゃ意味ないんだよ!!」

声が大きくなってしまった。
麻衣はびっくりして黙ってしまった。


「…………指輪買ってプロポーズしたかったんだ。うんと綺麗なのを。」

「いらないよそんなの。」

「いらないって……でも女の子なら欲しいんじゃないの?」

「そんなにしんどい思いをしてまで、からだ壊してまでの物なら欲しくないよ。」



涙ぐむ麻衣に何も言えない。



「そっか。わかったよ。」


「それより早く元気になって、それでもう少しだけお金が貯まったら、その時は……」

麻衣の顔が近くなる。




「ホントの夫婦になっちゃおっか?」


「はい。……って、おれがプロポーズされたみたいじゃん」


「ほんとだー!そうと決まれば!」
両手で顔の横にグーを作りだした。


「何してんの?」

「深川の呪いー。早く治れー早く治れー」

「麻衣…………呪ってどうすんの。」









それからまた半年。








朝。
7時半。


「やっべ、また寝坊!!」

10分で準備を済ます。
靴ひもに手こずっていると、



(ガチャッ)  
「ただいまー!」
夜勤明けの麻衣が帰ってきた。

「あ、おかえり。行ってくる!」
玄関ですれ違い、焦って家を出る。



それに驚く麻衣。
「あわわ、今日もマイペー……」

「マイペースだろ?もーわかってるって」



振り返って改めて言う。
「いってきます!」


「いってらっしゃい!!」

家を出る前に麻衣の顔を見れた。
それだけで今日も頑張れる気がした。






婚約指輪、結婚指輪の代わりには、
指輪よりもっと安い、麻衣の好きなブランドの腕時計をお揃いで買いました。

















あい、カット!!!














お久しぶりです♪ヽ(´▽`)/

夜はまだちょっと冷えますねー。
こんな冷える夜にこんなもん書いてたら

いろんな意味でとても寒いです!!



ってことで今回は
祝!!初福神記念!!!
まいまいの第3弾です!




ではまたいつか。









この記事を読んでいただく前に
過去の糞妄想。。。生駒里奈 編を読んでいただけたらと思います。












設定。


俺   高校2年。


生駒  2年。
図書委員
隣のクラス
中学から一緒



今野先輩  3年。
イケメン
クリスマスに生駒をデートに誘う。





シチュエーション。
三学期。
食堂。














よーい、アクション!!!


















「あ、今野先輩。」

「……?ごめん。誰だっけ?」

「生駒の幼馴染みってゆうか……」

「あぁ!生駒ちゃんの!っで、なんの用?」

「こないだは生駒がすいませんでした。」
頭を下げる。やりすぎかな?

「こないだ?あぁクリスマスのこと?あれは俺も悪いからなー」


「先輩が悪い?」


「いやさ、あの子あまりにも喋らないからさー、夕方すぎるくらいに手ぇ握ってみたんだよ!そしたら走って帰っちゃってさ!」


なんでそんな笑ってるんだよ。


「そうだったんですか。」

「生駒ちゃんは辞めとくよー!俺も本気じゃなかったしね。こんなの彼女にバレたらなに言われるかわかんねぇって!」


彼女?

「先輩付き合ってる人いるんですか?」

「ん?いるよ?」

「だったらなんで?」

「いやぁー、彼女がクリスマスはバイトって言うもんだからさー!予定空いちゃったからねー。生駒ちゃんって可愛い子いるって聞いたから声かけたんだよ。でもこんな子とは思わなかったよー!」


何言ってんだこの人……
生駒は泣きながら帰ってきたってゆうのに。

怒りがこみ上げてくる。


「あんた最低だな。」


「ん?なんで君が怒ってんの?」
まだ笑ってる。


「もう生駒には近づかないでください。」


「だからなんで君に言われなきゃ……」




「あんた最低だな。」




遮るように言い残して食堂を出る。


出た所の階段で生駒が前から歩いてきた。

「おっす!食堂行ってたんだ?ねぇ今野先輩見なかった?」

「……いや見てない。ほら、教室戻ろ。」

「でもうちパン買いにきたんだけど」

「これあげるから。戻るぞ!」

「うん…………なに怒ってんのさ?」


不自然でも構わない。
こいつと先輩を会わせたくなかった。







──────放課後。





「ねーなんで怒ってんのさー?」

「いいってもう、何でもないって!」

「友達だろー?教えろー。」

「…………先輩には俺から謝っといたから。」

「ほらー、やっぱり食堂にいたんじゃんかー!嘘ついてんのくらいわかってるんだからなー!」

「なんで?」

「いっつもまばたき多くなってる。」

「嘘?」

「こないだも……」





「こーら。何イチャついてんのー」
桜井が茶化しに来る。


「そそそそんなんじゃないってばよ!」
生駒はその場から逃げるように帰っていった。






「あんたもさー、いつまで生駒待たせてんのー?」

「何がだよ?生駒は先輩が好きなんだろ?」

「じゃあさ。生駒が前に誘われたとき、なんであんたに言いに行ったと思う?」


「そりゃーわかんないから相談に来たんじゃん。」


呆れた顔を見せる桜井。
「どうしてあんたが気づいてあげないの?止めてもらえなかったって泣きついてきたんだよ!!」




気づかされた。




「俺行ってくる!ありがと桜井!」


「行ってこーい!」






急いで駐輪場へ向かう。


あの日のこと思い返していた。


最初俺に言いに来たとき、不安そうな顔してのはそういう意味だったんだ。

相談されたときの嫌そうな顔も。

当日うちに来たときも、
そのあと帰りにうちに来たのも。






夢中で自転車を走らせる。
追い付けるかな?



あいつに悪いことしたのは
今野先輩だけじゃなかった。











生駒の家までの道のりのちょうど半分で
前を歩く姿を見つけた。

ブレーキを握る。



その音に振り向く生駒。



「どしたの?」




そう聞かれても、まずどう伝えたらいいのかわからなかった。



「送るよ、家まで。」

「でももうすぐだし……」

「ほら後ろ乗って」

「うん。」





夕焼け色に染まった田んぼを横に
生駒を後ろに乗せ、細い道を走らせる。







「ごめんな。俺ほんとはデートなんて行ってほしくなかった。」

「知ってたよ。まばたき多くなってたし。」

「ははっ、バレてたんだ?」

「あったりまえだってばよ!」
そのとき俺の服を掴む生駒の手がギュッと強くなったのを感じた。







そうして生駒の家に着く。


「ありがと。」

「いーえ、これくらい。」


「これでデートの練習は終わり!」

「これでいいの?」

「次は本番!どこかにお出かけね!」

「えー、この辺でいいじゃん。」




「また目ぇパチパチしてんよ?」




















あい、カット!!!












お久し振りです


今回は生駒編の第2弾ということで。
これまた名曲『走れ!Bicycle』の世界観をお借りしました。