災害リスク | アドルの株日記~世界中の株に投資~

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日本株を始めとして、世界中の株に投資してみて、その運用成績を記録する株日記。

 好調な日本の株式市場(^^)/筆者も何も問題なければどんどん積極的に日本株に投資して、投資額を増やしていきたいです。そんな日本株に死角はないのでしょうか?景気や金融政策のリスクはもちろんありますが、この小さな島国において一番のリスクはやはり「災害リスク」です。

 日本ではここ最近、1995年の阪神淡路大震災、2011年の東日本大震災、2016年の熊本地震と巨大地震が頻発しております。今後、東海地震が30年以内に70%の確率で、首都直下地震が同じく30年以内に70%の確率で発生すると言われており、明日、今起きてもおかしくない状況です。さらに問題なのは、熊本地震が発生すると、今後中央構造線に沿って巨大地震が発生するのは過去の地震の歴史を見ても明らかです。

 みなさんは「安政の大地震」はご存知でしょうか?これは江戸末期の安政年間に多発した地震の事で、ある意味こんなに地震って連続するものなの?っていうぐらい連続していて、これが原因の一つに江戸幕府は潰れたんじゃないか、っていうぐらいです。

 「安政の大地震」を軽く見てみると、1854年7月9日伊賀上野地震、1854年12月23日安政東海地震、32時間後1854年12月24日安政南海地震、40時間後1854年12月26日豊予海峡地震、1855年3月18日飛騨地震、1855年11月11日安政江戸地震、1856年12月23日安政八戸沖地震、1858年4月9日飛越地震・・・と、ほんとに信じられないぐらい巨大地震が連続で発生しています。ちなみに、安政東海地震後富士山で噴気活動が見られており、過去に大きな噴火をして江戸に大きな被害をもたらした1707年の宝永大噴火は南海トラフの宝永地震発生49日後に噴火しております。

 今現在、日本だけでなく特に環太平洋上で火山の噴火や2004年スマトラ島沖地震、昨年連続で発生したメキシコの地震など巨大地震が相次いで発生しており、地球自体がある意味、活動期に入っている可能性もあります。

 東日本大震災では津波などにより多くの被害を受けました。被災者の数は?経済の影響は?良く考えてみてください。日本の人口は太平洋ベルト状に集中しています。経済は同じく太平洋ベルト状に集中しています。港が使えなかったらどうやって製品を輸出しますか?電力などは安定して供給できますか?

 また、巨大地震が一つだけならまだ他の地域からの支援や代替地での生産活動が出来るかと思いますが、歴史的に見ても、南海トラフ巨大地震が発生したら、首都直下地震、富士山の噴火と続く可能性が高いです。もし、富士山が噴火して大量の火山灰が関東方面に流れたら、飛行機も飛べなくなりますよ。もちろん、ライフラインも壊滅です。

 そのように巨大地震などが連動すれば、日本の株式市場は今までの比ではないぐらい大混乱に陥ると思います。それによって、体力のない企業の倒産が相次ぐ可能性もあります。もちろん、いつかは再び経済が復興するかと思います。ただ、株価的にはどれだけの期間を見る必要があるでしょうか。

 日本株しか投資していない投資家は大ダメージを受けます。もちろん、海外にも災害リスクは存在します。ただし、同時に災害が発生する確率は低いです。災害リスクを分散するためにも、世界中の株式に投資するのをお勧めします。

 地震の事に話しを戻すと、まずは自分の命、家族の命を守れるようにしっかりと家族会議などを通じて、家具の固定や食料の備蓄、ハザードの確認など災害の対策をしてください。死んでしまったら、お金がいくらあっても意味がないですからね。

 しっかりと災害に備えて、しっかりと投資もリスク分散して資産を守って、投資をしていきましょう。では、今日はこの辺で。ではでは(*^ー^)ノ

2015年、六本木ヒルズより撮影


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