本当にこの秋は激務続きでまともな日常も送れていなかったため、読書レビューもたまってしまっていました。

この年末さらっとおさらいしたいと思います!!

 

キラキラ夏日狂想(かじつきょうそう)/窪 美澄(みすみ)

 

本屋で表紙のデザインの美しさに魅せられ、図書館にて予約拝借。

内容は、中原中也と実在の恋人(女優)との恋物語にからめたフィクションでした。

ヒロインの礼子の、大変激しい生き様で、ものすごい読み応えありでした。なんか読後感お腹一杯。一生分生き抜いてきた感じ。

女優を夢見て上京したのに速攻監督に襲われる、というショッキングな内容ありの、恋と別れが盛りだくさん。

自分だったらこんな人生は送らないだろうなと思いつつも、とても惹かれました。いい作品でした!

 

スプーンフォーク宙(そら)ごはん/町田 そのこ

 

図書館にて予約拝借。

優し気なタイトルとは裏腹に、ヒロインの宙を取り巻く環境は特殊です。

母親っぽくない母親と、周りの人々との触れ合いを、

おいしいごはんをおりまぜながら描いていて、ハードな環境なのに何だか心がほっこりします。

相手の心が鎮まるまでは、無闇に謝るのは逆効果。。。そんな考えにも触れることができ、人生勉強になった気がします。

 

満月月まで3キロ/伊与原 新

 

伊与原さんの「八月の銀の雪」がとてもよかったので、夏の新潮文庫フェアにてしおりも目当てに購入しました(⌒∇⌒)

表題作の他、山登り中家族関係に悩む主婦の話、アンモナイト探しをする少年の話などがよかったです。

伊与原さんの小説は科学の知識が多くてためになるし、基本ハートウォーミングな話で大好きです。

元々はミステリー作家になりたかったそうですよ?

 

 

くもり雲を紡ぐ/伊吹 有希

 

図書館にて予約拝借。

こちらも心温まる良作でした!

いじめが原因で引きこもっていたヒロインが、盛岡のおじいちゃんの家で暮らしながら羊毛の技術に触れ、

更に家族関係を再構築していくお話です。

 

いて座野心と軽蔑/江上 剛

図書館にて予約拝借。

大井ダム(恵那峡)の開発をはじめ、電力開発を中部で行った福澤桃介の生涯を、

一人称で語った小説です。

恋人の川上貞奴も何だか実物よりも魅力的に感じるのですが。

実物の貞奴さんの写真が、どうも友近さんにしか見えない(;'∀')

 

クリスマスツリーらんたん/柚木 麻子

図書館にて予約拝借。

作者の柚木さんの母校・恵泉女子大を開いた人々のお話です。

まるで大河ドラマのように、当時の有名な人物がオールスターで出てきます。

そういえば↑の福澤桃介さんとも時代はかぶるなぁ。

「夏日狂想」も同時代だし(明治~第2次大戦)、この秋は仕事してない時は意識が100前にタイムトリップしていました。

 

おばけわが家は祇園(まち)の拝み屋さん/望月 麻衣

 

和風ゴーストものです。

図書館で見かけて拝借。

そもそも「満月珈琲店」が好きなので、望月さんの作品はつい手に取ってしまいます!

 

 

マイクもしも徳川家康が総理大臣になったら

図書館にて予約拝借。

 

今年の大河の主人公でもあった徳川家康ですが、そのほかにもたくさんの歴史上の偉人が時代とわずにAIホログラムとして登場して、

コロナ禍の日本の政治のかじ取りをする!

 

という、歴史好きにとってはたまらないドリームチームなお話でした!

 

犬公方と揶揄される徳川綱吉が実は名君だったとか、目からうろこのお話も。

 

日本人が生き物を大切にする精神は、この頃からの影響が大きいみたいです。。。

 

 

キャップあの夏の正解/早見 和真

 

図書館にて拝借。

 

早見さんといえば「バカ店長」がモーレツに楽しいのですが、こちらはコロナ禍の甲子園児にインタビューを重ねたドキュメンタリーとなっています。

 

 

札束ミニマリスト、41歳で4000万円貯める/森 秋子

 

図書館にて予約拝借。

 

少々アグレッシブな考えも見受けられますが、

 

「夫を愛人だと思い、貢ぐような気持ちで夫の定期預金を積み立てる」

 

とか、

 

「子供の塾にお金をかけるより、子供にやる気を出させるためにディズニーランドに行くお金を渡す方が安い」

 

など、面白いアイデアが載っていました。

 

私も学生時代塾には行っていなかったけど、別に最下位とかではなかったですよ。

 

みんなが行くから惰性で塾に行く、というのは無駄なお金なのかもしれません。

 

ちなみに森さんのお子さんは、勉強の疑問はスマホで調べてしまうんだそうです。

 

 

おすましペガサスこの世から苦手な人がいなくなる/伊庭 正康

 

 

図書館の本棚で発見、拝借。

 

伊庭さんのビジネス本は結構読んでいるのですが、どれもわかりやすくスッと心に落ちます。

 

苦手と思うのは、タイプの違う相手の考え方のパターンを把握していないから。

 

正確診断の結果、私は意外と理論重視型でした。

 

会話中の沈黙って、悪ではないよね。

 

落ち着いてコミュニケーションを取るようにしよう。

 

猫デキる猫は今日も憂鬱 公式ファンブック

 

ネットにて中古購入。

 

諭吉ワールドにどっぷりつかり、この記事を書いている大晦日もhuluで流しています。

 

私が家事や自炊を見直す起爆剤となった作品。

 

作者の山田ヒツジさんのお勤め時代の願望から出来上がった作品だそうですが、きっと世の勤め人はみんな同じ心境なんだと思います(笑)。

 

作中のアイドルグループ、ウミューシーもカワ(・∀・)イイ!!

 

 

猫the Masterful Cat is Depressed again, today 1/Hitsuji Yamada

 

という訳で、「デキ猫」英語版をAmazonで取り寄せました!

 

もう日本語版のセリフは覚えてしまっているレベルなので、勉強になります!