みなさんは酒吞みながら読書しますか?
私は割合する方です。
しかも一説には、酔っぱらいながら英語を話すと緊張が解けて上達する、
なんていわれています( ´艸`)
ほろよい読書
図書館にて予約拝借したこの本は、まさに飲みながらにうってつけ!
ぶ厚い本ではなくあっさり読めるアンソロジーですが、とても素敵な話が詰まっていて、
読んでよかったなと思いました。
特に坂井希久子さんの「初恋ソーダ」には、何だかうなづけるものがあって。
自分の世界を壊してまで結婚したくはないなぁ、という(笑)。
織守(おりがみ)きょうやさんの「ショコラと秘密は彼女に香る」も作品全体の雰囲気が上品でよかったし、
柚木麻子さんの「barきりんぐみ」は、まるでグルメ漫画でも読んでいる気分というか、自分もコロナ禍でのZOOM飲み会に参加しているような楽しさを感じました!
アンソロジーは、楽しいですね。
八月の銀の雪/伊与原 新(しん)
こちらも図書館で予約拝借した本ですが、この小説もよかったです。
科学分野出身の作家さんなので、読んでいてためになります。
様々な科学・生物・地学に基づいた知識に織り交ぜて、ストーリーが展開していくのです。
地球の中心部には、鉄の結晶がまるで雪のように降り注いでいる。
鉄の結晶によってできる、銀の森。
そこにベトナム人留学生と就活に悩む主人公の話が混ぜられて、物語に深みがでます。
子育てに悩むシングルマザーとクジラの親子、原発関連の仕事に悩む主人公と戦時中の茨城でも風船爆弾事故・・・などなど、
他とは一味違うストーリーで、読んでよかったと思いました!
Where the Crawdads Sing
続いて洋書2連発!
「ザリガニの鳴くところ」の原書です!
図書館にて予約拝借。
かなりぶ厚いハードカバーでしたが、読後の達成感を感じ、なおかつリスニング能力も上がった感じがしました!
TOEIC対策には文法と単語も必要ですが、長文読解には洋書がかなり有効なのではと思いました!
もっともっと読み込んでいけば、次回TOEICで高得点が取れるかもしれない・・・?
ただ、この小説は会話文に結構省略表記や方言のようなものが多くて読みづらかったですね~。
Idole, Burning
図書館の新刊棚にて発見。
宇佐美りんさんの「推し、燃ゆ」の英語版です!
こっちの方が挿絵もあり読みやすくて薄くて、通勤電車にはいいと思います(笑)。
居酒屋のシーンも日本のことだから、イメージつきやすい。
「推し」、「炎上」は英訳が難しい。
My oshi was on fire.
word was he'd punched a fun.
Her idle=oshi
今時の日本語になるのかな。
オッサンの壁/佐藤 千矢子
テレビにて佐藤さんを拝見し、更に図書館にてこの本を予約拝借。
毎日新聞の記者として、男女雇用機会均等法施行後、
ずっと一線で政治記者として働いてきた佐藤さんの本は、現実世界になかなか理想の女性上司の見つからない自分自身にとって、
かなり参考になりました。
一口に女性活躍、といっても、
女性みんなが目指すところが違うんですよね。
子どもがいる、いない、結婚している、いない、
昇進を望む、望まないなど。
先の総裁選でも野田さんと高市さんが出馬されてましたが、もっと女性としてのサンプルが欲しい。
難しっ。
でも、それは男性だってそうであって、
「オッサン」「ハゲ」「男のくせに頼りない、力がない、うじうじしてる」などは男性蔑視だろうし、
育休を取れば女性だけでなく男性も出世街道から外される恐れがある、なんて記事もネットで読んだりして、
もっと多様性に対して社会が寛容になればなと思います。
とにかく一読の価値のある本でした。
政治や報道の世界を知ることもできるし。
男尊社会を生きていく昇進不安な女子たちへ/下河辺(しもこうべ)さやこ
図書館にて予約拝借。
こちらはファッション誌の編集者として一線で働いてこられた方の本で、もっとさらっと読める本です。
女性の見た目からのアプローチもあって、さすがファッション誌だと思いました。
どうしても、子供を産まなかったということを社会や両親への負い目を感じてしまう面があるのですが、
そもそも私たちは他の動物とは違って人間だ。
色んな生き方があってしかるべきなのだと、そんな風に思えました。
感情に訴えるのではなく、しかるべき根拠やデータをもって、
かつ人の動きを読んで、くんで、しなやかに会社に対応していけたらなと思います。
実は、最近なんとなく昇進を打診されている気配がありまして。
でも役職につくと残業代が減ってお給料が減るし、現場経験ももっと踏みたいし、
英語の勉強ももっとしたいし。
自由に休みも取りたい。
そもそも私の一番の目標は昇進ではなくて通訳ガイドとしてもっと活躍することだから。
全てを諦めずに手に入れられる方法は、あるのかな???
模索中です。
戦国 経済の作法/小和田 哲男
図書館の経済書特設コーナーで発見、拝借。
よく大河ドラマの監修もしてらっしゃるおわてつ先生の本は読みやすいけど、ちょっと物足りない。
意外に税を重くしいていた武田信玄、反対に経済活動を自由にし、かつ安土城に入城料をもうけて誰でも見学できるようにしていた織田信長の話など、結構面白いネタもありました。
戦国時代の人身売買料は、一人16万円・・・安っ!!