まだまだ読書レビュー行きますよ~。
 
ずいぶんため込んでたな、こりゃ。
 
簡潔にいきます。
 
 

おすましペガサス十二国記 図南の翼/小野 不由美

 

 

仕事で松本に行った時に地元の書店にて定価購入。
 
「十二国記」8冊目(「魔性の子」を抜いて)。
 
十二国記中最高傑作といわれる大冒険劇!
 
 
 

「大人は「この国をどうにかしなきゃ」といいながら、誰も行動に移そうとしない。

 

それならあたしが王になる!」

 

と意気込む珠晶(しゅしょう)の物語です。

 

もう、分かりやすい王道のストーリーですね。

 

でもここは小野先生の「十二国記」。

 

しっかりと考えさせられる点はあって。

 

なぜ黄海を越えて行く知恵を他の人々に教えようとしないのか?

 

と珠晶が頑丘に詰め寄るシーンがありました。

 

私も結構仕事の情報や知識はみんなに広めたくはないかな~、と最近思っています。

 

何ていうか、言ってもみんな聞かないじゃない。

 

信頼関係があって初めて教える・・・それって間違い・・・でもないのかな?って。

 

「できる、できないんじゃなくて、やるの!」

 

といった珠晶の力に自分も巻き込まれました。

 

周りをも巻き込む運の強さが王たる証。

 

 

ガーベラオーストリア滞在記/中谷 美紀

 

  

中谷さん、憧れです!

 

英語もフランス語も堪能で、なおかつドイツ語の勉強も一生懸命。

 

自分も頑張らなきゃと思います。

 

大女優なのに、地に足のついた日常を送っているのも素晴らしい。

 

 

キョロキョロ職場の困った人対応マニュアル

 

  

元刑事さんによる、クレーム対応から派生させた困った同僚対応マニュアル。

 

あっという間に読み切りました。

 

「自己顕示欲の強い策略型」

 

がうちの職場には多いなと思います。

 

そんな彼らの自慢を聞いていると、どんどん自分の自信をなくしてしまうのです。

 

自分で自分を肯定してあげること。

 

比べるべくは、他人ではなく過去の自分。

 

過去の自分より成長してればそれでよし!!

 

怖いのは、そう悩む自分も将来策略家になる傾向があると書かれていることです。

 

気を付けよう。

 

 

やしの木ヘミングウェイで学ぶ英文法 2

 

 

「老人と海」のラストシーンなどが題材になっています。

 

ヘミングウェイと戦争、そして息子との関係などもわかります。

 

扱っている英文法は結構難しいと思いましたが、いい勉強になります。

 

「オスカー・ワイルドの英文法」や「シャーロックホームズの英文法」の本も出ているので、どんどん読み進めていきたいと思います。

 

おにぎり干し芋の丸かじり/東海林 さだお

 

初めて読む「丸かじり」シリーズ。

 

中には文学賞を受賞している巻もあるみたいなのですが、何だか読んでて内容が薄いと思いました。

 

「悪魔のおにぎり」に関しても、もっと掘り下げていけば発端は南極観測隊から始まっている訳ですし、

もっと食べ物に関する蘊蓄が欲しいなと思いました。

 

でもエッセイだからそれでいいのか。

 

調味料の話とかでも話を膨らませられるのはすごいなと思います。

 

↓「悪魔のおにぎり」についてはこちら。ぽんかすおにぎりのことです。

 

 

 

星空たゆたえども沈まず/原田 マハ

 

 

舞台は明治時代のパリ。

 

実在の日本人美術商、林忠正とその後輩である架空の人物、加納重吉、

そしてゴッホの弟テオの目線から、

ゴッホの生涯と印象派について追っていくストーリー。

 

自分も明治時代の古き良きパリにいる気分になれました!




最後に、先日の河津桜まつりの桜🌸