先日の母からの連絡によると、5年前に採ったはずの小腸のがんが肝臓に転移していたそうです。
 
その新しくできた腫瘍は今月上旬の手術で採りきることはできたのですが、これ以上転移しないように、
しばらく抗がん剤治療を行うことになりました。
 
「抗がん剤」
 
と聞くと、一気にショックを受けてしまいますよね。
 
ドラマや映画の影響が大きいのかもしれない。
 
どうしても抗がん剤と聞くと、吐いたり髪の毛が抜けたり、
物凄くつらいイメージやもう末期みたいなイメージが先行してしまって。
 
でも本やネットを見ると、現在は薬や治療も進化していて必ずしも嘔吐するとは限らないそうですし、
あくまでも予防という立ち位置で考えれば、悲観する必要はないのかなと思うようになってきました。
 
それに一番つらいのは患者である母、本人だ。
 
・・・と、頭の中であれやこれや考えている内に、
母が抗がん剤を飲み始めてからもう1週間以上経ちました。
 
今のところは何の副作用もないそうです。
 
ガンの部位や薬の種類や程度、また個人によっても差異があるでしょうから。
 
抗がん剤治療のため、自宅でゆっくり過ごす日もこれから増えそうだからとのことで、
暇つぶしのための本を選んでちょいちょい実家に送ることになりました。
 
ここ3年ほどたくさんの本を読んできたので、おすすめしたい本はたくさんあります。
 
まさか今までの読書経験がこんな形で役に立つ日が来るとは思っていませんでした。
 
あくまでも押し付けではなく、母が喜んでくれそうな母好みの本を選んで送り続けようと思います。
 
 
おすましペガサス元気になるシカ!/藤河 るり
 

 

何かいい本はないかとブックオフを探検していたら、この本が200円で販売されていたので更にクーポン使って100円ほどで購入・・・すいません。

 

本を沢山読むには節約しなければいけないので。

 

アメブロのトップブロガーさんのご本です。

 

この著者・藤河さんは卵巣の方のガンだそうでうちの母には当てはまらないのですが、抗がん剤治療についても詳しく書いてあるし、

なにぶん絵がとてもかわいいのでガンの怖さも和らげてくれます。

 

髪の毛が抜けた場合の対処の仕方、グレープフルーツと抗がん剤は相性がよくないなど、

具体的対処法がわかるので、おすすめです。

 

   

母がこの本を気に入ってくれたら、2巻も買おうと思います。

 

予防接種抗がん剤治療を受けるときに読む本/加藤 隆佑

 

 

図書館で拝借。

 

お医者さんが書いた、治療にやさしくよりそってくれる本です。

 

自分のことではないとはいえ、ガンのことを考えすぎると気が滅入ってしまいそうなので、

主に昼間に読みました。

 

最初はこの本を母に送ろうと思ったのですが、末期患者のことも書いてあるので気持ちを更に暗くさせそうで、

送るのはやめて抗がん剤副作用の対処法だけをコピーして送りました。

 

貰い物のプリンターが家にあるのですが、普段年賀状にすら使っていないため、

四苦八苦しましたよ(;'∀')

 

どちらかというとこの本は、患者さん本人ではなく周りのケアする人におすすめなのかもしれません。

 

でも具体的な対処法や心のケアの部分まで丁寧に書かれてあり、非常に参考になりました。

 

特に高校生がガンで亡くなった母に対する後悔の言葉を綴った手紙とそれに対する先生のお返事には、涙させられました。

 

医学書を読んで通勤電車で泣いた・・・

涙が落ちないようにこらえていました。

 

何やってんだ自分

 

 

↓からは、ガンとは全然関係ない本のレビューです。

 

にっこり約束のネバーランド/出水 ぽすか

 

 

  

「このアニメが面白いよ!」

 

と同僚に薦められ、原作本をブックオフで購入。

 

まあ最近は、人間捕食ものがはやっているんだなーと思いました。

 

ママとの頭脳戦は楽しいけれど、いまいち私ははまりきれませんでした。

 

まあ、今huluで動画配信やっているようなので、

観たらそのうちはまるかもしれません。

 

 

 

クリスマスツリーはるのクリスマス/ティエリー・デデュー

 

 

絵本ですねー。

 

表紙に惹かれ、図書館で一気よみ。

 

でも本編の中にはこの桜(?)の絵は出てこなかったので、ちょっとがっかりです。

 

クリスマスにはいつも冬眠してしまうハリネズミさんのために、お祝いを春にずらそうとする動物たちのお話です。