くまざわ書店さんは、結構あざとい。
興味をそそられるような本棚のレイアウトや、時には出版社とのコラボでオリジナルの表紙を出したりしています。
そこでまんまと私も引っかかってしまいました。
洋書の「赤毛のアン」を買いに行ったおりのこと。
表紙が新調された角川ソフィア文庫のコーナーにたどり着いてしまったのです。
ひと際目を引いたのが、ピンク色のみやびな表紙の「三十六歌仙」。
当初買うつもりはなかったのに、つい買ってしまいました。
コロナ後に出版された新刊本ですし、光沢ある表紙になったのもつい最近のようで、
中古で同じデザインの本はまだどこにも出ていない。
ついでにブックオフで「枕草子」も取り寄せましたが(200円)、光沢のある表紙ではありませんでした・・・。
この分だと、そのうちソフィア文庫を買い占めてしまいそうで怖いです(;´・ω・)
でも、月々の本の予算を5000円と設定しているもので、買いすぎには注意です。
少しずつ購入していかねばなりません・・・。
さて、
三十六歌仙 ビギナーズ・クラシックス 日本の古典/吉海 直人(よしかい なおと)
そのくまざわトラップにかかってしまい新刊で購入してしまったこの本(でも金券ショップの図書カードで買ったので20円引き)、古典の本というとぶ厚い難しい本ばかりというイメージが私の中にはありましたが、本当にビギナー向けに抜粋されたするすると読みやすい内容になっていました(立ち読みした所、「吾妻鏡」は難しそうだった(;'∀'))。
学校ではまずやらない、でも知っておくとよさそうな三十六歌仙。
特に斎宮女御や源順など、百人一首に出てこない歌人も取り上げられていて、
知識を深められそうです。
特に春や秋の歌が多いかな?
梅の咲くころになったら、お客様に披露したいです!!
ちなみに「枕草子」はまだ読み始めたばかりなので、次回のレビューに回します。
でもこちらも抜粋版で読みやすいですよ!
Hawaii 神秘の物語と楽園の絶景/森出(もりで) じゅん
前々から欲しかった本。
ブックオフの10%セールにて購入。
なかなか海外に行けない昨今、美しい景色を堪能しながらハワイの神話を読むことができます。
あまり馴染みのないハワイの神様たちがカタカナで書き連ねられているので、神話の内容は頭になかなか入って来づらかったです。
もう少し突っ込んだ神話が知りたい。
でもページを開くだけで、癒し効果満点です!
ぷかぷか天国/小川 糸
図書館で1年以上前に予約して、やっと届いた物。
期待していた割には癒し効果もなく、がっかりした薄い内容の薄い本。
ファンの方、すいません。
和み系のエッセイかと思いきや、突如トランプ大統領への痛烈批判などの政治的な内容をぶっこんできて、
一貫したテイストではない(このブログもそうですけど(;'∀'))。
ベルリンと日本の往復生活は羨ましいけど、ベルリンのよさがあまり出てきていない。
せっかくベルリンにいるのに、日本から食材を持ち込んで日本食ばかり食べている印象。
私にとっては初の小川さん本だったので、作中に出てくる「ペンギン」「ゆりね」が何者なのか、最初よくわからなかった(「ペンギン」は、最初息子さんなのかと思ってしまった)。
薄っぺらさを感じてしまい、ちょっと私にとっては合わない作家さんだなと思ってしまいました。
岩井勇気さんや佐藤愛子さんのエッセイのが好きです。
まあ、蓼食う虫も好き好き、
という訳で。
American Pie/Kay Hetherly
図書館で拝借。
NHK英会話でお馴染みだったケイ・ヘザリーさんの短編エッセイ。
薄いのでさくっと読めますし、分かりやすい英語で書かれています。
映画の話や地元テキサスの話、本当にアメリカはレディー・ファーストなのか、
など。
アップルパイが食べたくなってきた。