ブーケ1エカチェリーナ2世(コミック版世界の伝記)/迎 夏生


 

図書館で拝借した、大好き迎夏生さんの伝記コミック。

 

元々ロシアの血が一滴も入っていない、母親から「お前は美しくはないのだから」と言われて育った少女、

ゾフィー・アウグステ・フリーデリケ。

 

彼女がひたすら野望と教養を糧に、夫ピョートル3世を失脚させ、

ロシア帝国という大国の女帝にのし上がっていく様は、痛快です!!

 

しかも恋人はとっかえひっかえ。

 

唯一夫的ポジションだったのは、ポチョムキンのみ。

 

ただどうかなと思ったのは、若い頃あれだけ啓蒙思想に傾倒していた割にいざフランスで革命が起こってみると

自分の地位が脅かされるのではないかと恐れをなして啓蒙思想が書かれた本を国から排除してしまう点です。

 

あとは、プロイセンとオーストリアと共にポーランドを分割してしまった点ですね。

 

 

 

若干

「自分さえよければいい感」

がある点では、私はマリア・テレジアの方が好きかなあ。

 

夫に一途でしたしね。

 

 

 

 

エカテリーナに関しては「ベルサイユのばら」でお馴染みの池田理代子さんが漫画化してるので、こちらも読みたいと思っています。

 

絵柄は「ベルばら」とだいぶ違いますけどね。

 

 

 

 

オスカルさまの絵は昔の方がいいけど、エカテリーナのこれはこれで豪華ニヤリ

 

あとはエカテリーナはドラマにもなっているので、こちらも観てみたいです!

 

 

 

くるくる1%の努力/ひろゆき

 

 

図書館で借りました。

 

与沢翼さんの考え方も好きなんですが、2ちゃんねるの創設者でもあるこの西村博之氏の考え方も

非常に合理的で好きです。

 

時に

 

「こんなこと書いちゃって大丈夫かな?」

 

という下りもあるんですが(ピザ屋でのバイト時代にジュースやガソリンを盗んでいた話とか)。

 

2ちゃんねるで犯罪が起こった話でも、確かに2ちゃんねるを作ったひろゆきさん自体は悪くない。

 

警察に協力して情報を提供していたことはいいこととして、もっと犯罪防止策を立ててもよかったのでは?

 

などなど全てに同意できる訳ではないのですが、同じ就職氷河期を乗り越えてきた世代としては、親近感のわく考え方が多々載せられています。

 

「1%の努力」

 

というタイトルは、最小限の労力でいかに楽して生きられるかということなのですが、私から見るにひろゆきさんは全く努力をしていない訳じゃない。

 

「周りから見ると努力のように見えるのに、本人はそう思っていない、

自然に続けられる好きなことを徹底的にやり遂げることが、大きな効果を生む」

 

ような話に思えます。

 

私も貯金だの英語だの、ブログだの料理だのダイエットだの、

「続けること」

が得意になっちゃってますが、別に苦労してやっているのではなくて

「好きだから」

いや、ぶっちゃけ

「他に興味のあることがないから」

やっているに過ぎないと思います。

 

私はじっくり映画を観るのも苦手で、絶えず自分の頭で考えていないと退屈に感じる「ながら族」。

 

映像より読書が好きだし、生産性を感じないゲームにいそしむよりはアンケートサイトでお小遣い稼ぎしていた方がいいと思うし、

実生活をゲーム並みに楽しいものにできたらと考えてしまいます。

 

でも別にゲームやドラマ、映画がだめなんじゃなくて、価値観の問題。

 

とにかくひろゆきさんも、はたから見ると努力に思えることを努力と思わず淡々と突き詰めていった結果、

今のライフスタイルになっているんじゃないかと思うのが、私の見解です。

 

 

ある大学であった講義の話、

「人生に優先順位を決める」

ということを説いた「この壺は満杯か?」

という話はためになりました。

https://note.com/uchiyamay/n/nad79245b814d

 

 

 

どうでもいい砂利ばかりで人生をうめてはいけない。

 

自分にとって大事な、大きな石をまず壺に入れるべきであるという例えです。

 

ひろゆきさんの本は、今までの常識を覆すような柔軟な考え方が満載なので、また別の本も読んでみたいと思います。

 

 

赤薔薇花と奥たん 4 5/高橋 しん

 

 

 

会社の近くのブックオフでやっと手に入れ、全巻コンプリート。

 

もやもやとしたエンディング。

 

最後にPたんが言いたかった

 

「奥たん!東京のほう見て下さい・・・「花」が・・・!!」

 

のセリフの続きはなんなのでしょう?

 

「花が枯れたのか?」

 

「旦那さんは帰って来るのか?」

 

読者に丸投げパターンなら、もう自分で勝手にいい方向に考えた方がいいでしょ。

 

懸命に生きる奥たんの生命力やたくましさに励まされ、かわいいPたんに癒された壮大なサバイバルグルメファンタジー。

 

今日読んでまた泣きました(笑)。

 

コロナ禍もしっかり生きていきましょう!!

 

隣のエロおやじが瀕死の状態の中、おやじが大事に飼ってきたニワトリを殺してスープを作ってあげたエピソードも心に来ました🐓

 

ニワトリもおやじも同じ生き物。

 

どちらの命も大事。

 

「でも私達は人間です」

 

苦渋の決断ですが、命を天秤にかけざるを得なかった奥たん。

 

もしお話が長く続いていたら、Pたんも食われてしまっていたかもしれません(;'∀')