ロンドン塔のウォータールーバラックスWaterloo Barracksには王家に伝わるジュエルが展示されています。
 
↑のクラウンジュエルは見物(撮影禁止なのでネットで拝借)!!
 
2868個のダイアモンド、273個の真珠、17個のサファイア、11個のエメラルド、5個のルビーがついています。
 
クラウンジュエルの下には動く歩道があり、ゆっくり見られない仕組みになっています(笑)。
 
じっくり見ている間にずんずん先に運ばれてしまい、もう一度元に戻って乗りなおして、また先に運ばれて・・・を3回繰り返したかな。
 
空いてたからできたんでしょうけども。
 
 
そしてこちらも拝借画像ですが、世界的に有名なダイアモンド「カリナン」。
 
1905年に南アフリカのプレミア鉱山で発見された物で、3106カラット。
 
その後1908年にアムステルダムで9つの宝石と96個の小石にカットされました。
 
発見された鉱山の開発者トーマス・カリナンの名前に因んで「カリナン」と呼ばれるようになりました。
 
そのうちのカリナンⅠがこの杖に使われてる物で約530カラット。
 
この杖を贈られたエドワード7世は敬意を表してこのダイヤを「アフリカの偉大なる星」と名付けました。
 
カリナンⅡは一枚目の写真の王冠のセンターについています。
 
カリナンⅡは約317カラット。
 

 
こちらがジュエル・ハウス(ウォータールー・バラック)。
 
売店には王冠のレプリカがお土産として販売されています。
 
 
 
日本の皇室には皇位継承の三種の神器(鏡・勾玉・剣)がありますが、イギリス王室にも王冠・杖(錫杖)・宝珠というのがあります。
 
更に厳密にはカーテナという剣、玉座など全部で100点以上の品が即位には必要なんだそうです。
 
イギリスのウェールズには「アーサー王の剣を抜けた人物が王位を継承できる」という伝説があるようですね。
 
その剣の跡がロンドンにあるとか、イタリアにあるとか色々言われていますが、ミニオンズに出てきたことでも有名。
 
若かりし頃のエリザベス2世のような女王さまも可愛らしい。
 
子供たちに人気の作品ですね。

 

ちなみに日本語吹き替え版のスカーレット・オーバー・キルの声は天海祐希さんではまり役でした(笑)。

 

 

 
 
話それましたが色々なお土産を売っていました。
 
ここからは先日のメインタワー(ホワイトタワー)に展示されていた鎧甲冑。
 
中には武田勝頼公所用だったと伝わる日本の鎧もあるそうです。
 
写真撮らなかった・・・
 
 
 
 
 
 
 
ここロンドン塔で、イギリスの通訳ガイドさん、「ブルーバッジガイド」さんをお見掛けしました。
 
日本と同じで政府公認のライセンスが必要になります。
 
当時私はまだ通訳ガイド試験を受験していなかったので、多大なる憧れを持って
 
「ロンドンに留学したからには是非お会いしてみたい!!」
 
と目を輝かせて出立前からとある日本人ブルーバッジガイドさんとネットでコンタクトを取っていたのです。
 
ですが残念ながら予定が合わなかったりコンタクトの行き違いで電話をすることもお会いすることもできずに終わってしまいました。
 
あの方は今、どうしているのでしょう・・・今世界中の観光業の方が大変なのに違いないのだ。
 

 

ロンドン塔といえば、彼らビーフィーター(ヨーマンウォーダー)が有名ですね。

 

任命時に44~55歳であり、准尉以上、善行のメダルを授与されたことのある、

軍隊に22年以上勤務したことがあるのが条件のベテランの警備員さん達(ワタシとは雲泥の差だ)。

 

制服の「ER」の意味は「Elizabetha Reginaラテン語でエリザベス女王」なんだそうです。

 

ヨーマンウォーダーは15世紀から国民義勇軍のような活躍を始め、次第に国王や王家の財産を守る役目を果たすようになりました。

 

別名ビーフィーター(Beef Eater 牛を食べる人)というのは、彼らの給料の一部が牛肉だったことからきているようです。

 

あ~、ジントニックが飲みたい。

 

 
そして近衛兵。
 
ウィンザー城やバッキンガム宮殿の他、このロンドン塔にもいらっしゃいます。
 
なんてったって王室の貴重なジュエルが展示されてますもんね。
 
熊の毛の帽子でお馴染みです。
 
そういえばこのコロナ禍で、英国ブランド「キャス・キッドソン」の子会社の日本法人が倒産してしまいました。
 
お花やロンドンバス柄、兵隊さん柄など英国らしいデザインが人気だったのですが・・・・・・

 

ロンドン塔にはカラスもたくさんいます。

 

17世紀にチャールズ2世が増えすぎたカラスの駆除を命じましたが、占い師に

 

「ロンドン塔からカラスがいなくなるとこの国は亡びる」

 

と言われ、カラスを飼うようになったんだそうです。

 

中国をはじめ世界では黒猫並みにカラスは忌み嫌われてきましたが、日本とイギリスはカラスを大事にしているのかもしれません。

 

日本神話では神武天皇の道案内をしたヤタガラスという聖なるカラスが登場します。

 

ポストも赤いし道路も左側通行だし、日本とイギリスは何かと似ていますね。

 

さて、長々と半月に渡って書いてきたロンドンの観光地もこれでおしまいです。

 

後日ロンドン留学の思い出や、乗り換えに立ち寄ったオランダスキムポール空港のお話などを書けたらと思います。