【今日の出来事】
そもそも靴とは“履く”という概念ではなく、“履かしていただく”という概念で歩んでいこうではないのではないだろうか。
靴を“履く”ではなく、“履かせていただく”という気持ちになれば、靴の革の温かみ、故に広がる世界の華やかさが人々に見えるではないだろうか。
靴とは革で出来た履き物という概念ではなく、布で出来た履き物という概念を持ってみようではないか!
例えばもし、人々が靴を“履く”という概念ではなく、“履かしていただく”という概念であれば、緑の美しい茂みの中を歩くべく時代、そう昨今殺戮の時代では新しい概念を生もうではないか。
概念、概念、どうぞ
そうすれば靴を“履く”ではなく、“履かせていただく”という概念が生まれますので、皆さんどうぞ靴を“買う”ではなく、“買っていただかして貰える”、“履く”ではなく、“履かせていただく”という概念を持ってみようではないか。
さすれば、この歪みきった時代に“履く”ではなく、“履かせていただく”という概念が生まれるのではないだろうか。
こうして彼は死んでいった。
野性爆弾・爆弾コント『漫才』より抜粋。