天つかぜ 雲の通ひ路 吹きとぢよ をとめの姿 しばしとどめむ | 続、人間牧場。

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黎明の朝焼けに立ち止まり、梵鐘の陰言に身を焦がす。
変わらぬ思いを抱きしめて、汚れたこの身は何処に在る?

【今日の出来事】
天つかぜ 雲の通ひ路 吹きとぢよ をとめの姿 しばしとどめむ

これは良岑宗定(僧正遍昭)の歌ですが、こんな心境に一度もなった事ないですね。
これが幸か不幸か・・・
まぁ、私は興味のないものには一切興味を示さない性格なので仕方のない事です。

というわけで、百人一首は小4の頃に興味を持ちました。
当時は100句全て言えたんですが、今は半分言えたらいいとこだね。
まぁそのおかげで、国語は普通なのに古文だけは得意になりました。

短い文の中に意味深い言葉遊び。
こんな文章に惹かれるし、憧れを覚えます。
たまにこんな感じでしゃべろうとしているんですが、非常に難しいですね。
いや~、日本語は難しい。

ちなみに、百人一首の中で私の好きな句は、『世の中は つねにもがもな なぎさこぐ あまの小舟の 綱手かなしも』です。
鎌倉右大臣の歌ですが、このあゝ無常感が堪らなくいいですよね~

それにしても、今百人一首の意味を調べてみると、面白いもんですね。
まぁ、現代の音楽業界と同じで、恋愛の歌が多いんですが・・・
愛だの恋だの好いただの惚れただの、本当にしょうもない言葉だ。
面白くないし、大嫌い!



関係ないから~関係ないから~