[Linux] sed

なんかテキスト操作ばっかりだな。
でもこういうのがたぶん血肉になるんでしょう。と信じたい。

sedってなんかなんでも出来すぎて触りづらい感じ。
よく使うのは文字列置換ですよねやっぱり。

$ cat hoge|sed -e 's/3/UD/'
45      google  67UD2
6       hatena  78
UD4     ameba   903
8UD4    Gree    6
12      youtube 56

文字列置換はeオプションで、s指定。
viの置換とおんなじですね。
ってことは案の定このままだと1行に複数マッチしてる場合最初しか置換されてない。ので。

$ cat hoge|sed -e 's/3/UD/g'
45      google  67UD2
6       hatena  78
UD4     ameba   90UD
8UD4    Gree    6
12      youtube 56

こうする。
んでgrepみたいに正規表現も使える。

$ cat hoge|sed -e 's/[0-9]\{3\}/***/'
45      google  ***2
6       hatena  78
34      ameba   ***
***     Gree    6
12      youtube 56

正規表現が使えるってことは後方参照ができる。

$ cat hoge|sed -e 's/\([0-9]\{3\}\)/[\1]/g'
45      google  [673]2
6       hatena  78
34      ameba   [903]
[834]   Gree    6
12      youtube 56

後方参照を使えば「挿入」ができるし、「削除」したければ空文字置換すればよいので
これだけ覚えておけば一通りのことはできるってことか。

あと、iフラグをつければ大文字小文字の区別しないでマッチングしてくれる。

$ cat hoge|sed -e 's/GOOGLE/XXX/gi'
sed: 1: "s/GOOGLE/XXX/gi\n": bad flag in substitute command: 'i'

って動かねえぞ！金返せ！

なんかGNU系のsedとBSD系のsedでは仕様が違うらしい・・・
macでは駄目だというのか・・・っ

と思ったらmacでGNUsedあった。
さっくりmacportsでインストールできる。

$ sudo port install gsed

$ cat hoge|gsed -e 's/GOOGLE/XXX/gi'
45      XXX     6732
6       hatena  78
34      ameba   903
834     Gree    6
12      youtube 56

いけました。

なのでこっからはgsedベースで。

ここまで文字列の置換ばっかやったけど、sedは行単位でゴニョゴニョすることもできる。

$ cat hoge|gsed -e '/google/ i search'
search
45      google  6732
6       hatena  78
34      ameba   903
834     Gree    6
12      youtube 56

これはマッチングした行の前に1行挿入するやりかた。
マッチングした行の後に入れたい場合はiじゃなくaを使う。
dを使うと削除で、cを使うと変更（行置換）。

$ cat hoge|gsed -e '/hatena/ a hoge'
45      google  6732
6       hatena  78
hoge
34      ameba   903
834     Gree    6
12      youtube 56

$ cat hoge|gsed -e '/hatena/ c hoge'
45      google  6732
hoge
34      ameba   903
834     Gree    6
12      youtube 56

$ cat hoge|gsed -e '/hatena/ d'
45      google  6732
34      ameba   903
834     Gree    6
12      youtube 56

ここまでの例だとマッチングかけてたけど、マッチングじゃなく行番号指定とかもできる。

$ cat hoge|gsed -e '4 c hoge'
45      google  6732
6       hatena  78
34      ameba   903
hoge
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$ cat hoge|gsed -e '3,$ a hoge'
45      google  6732
6       hatena  78
34      ameba   903
hoge
834     Gree    6
hoge
12      youtube 56
hoge

これは3行目から最後($)までっていう指定。

$ cat hoge|gsed -e '3~2 a hoge'
45      google  6732
6       hatena  78
34      ameba   903
hoge
834     Gree    6
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hoge

これは3行目から2行おき、っていう指定。
こんなん使う場面あんのかと思っていると案外救われたりするんだよね。