イギリス 医療制度と救急 | イギリスからシンガポールの空の下・・から日本へ、そして再びのイギリス

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日曜朝5:30。

右目の痛みで目が覚める。

と、強い痛みになって、

なんだこれはと起きて、

目を洗ってみたり、目薬してみたりしても一向にひかず、

瞬きしたら痛いとかいうよりとにかく痛い。

奥ではなくて表面ではある。

何してもダメなので、とにかく目をつぶってアイピローを置いてしばらく横になる。

いつの間にか眠っていて、起きたら痛みはだいぶ引いていたけど、

視界がかすんでほとんど見えない。

なんか表面が傷ついちゃったのかしら、、

どうしよう、、、

日曜だし。

 

そこで思い出したNHSの111。

体験した人のブログによると、日本語の通訳もつくらしい。

ほんと?

念のため、通訳におねえちゃんを横に電話する。

10分くらい待ってつながった。

名前など基本情報を聞かれて、症状を伝える。

だけど、やっぱり英語で上手く言えない。

そしたら、interpreter必要?と聞いてくれて、

本当に日本人の通訳の方を間に入れてくれた。

 

ちょっと待ってたら、

電話も切れずに、その方が通話に入ってきてくれて、

NHSの方が話すのを日本語に、

私の答えを英語にしてくださる。

 

NHSスゴ。

何カ国語に対応してるんだろう。

 

それから、

次々と質問がされる。

いつからか。

今どうなのか。

テレビなど見られるか。

などなど15問くらいあったんじゃないだろうか。

 

その上で、

エリアのA&E救急に行くように指示された。

住所や行き方も丁寧に教えてくれる。

111から来たと言ってねとも。

 

指定された病院へ。

地域の基幹病院。

ウチからはとても近い。

思ったほど混んでなくて、意外とスムーズ。

大きな病院だけど、

医者も患者も誰もマスクしてない。

一応してったけど私ととっともすぐに外しちゃった。

 

総合受付から、

全員が通るナースっぽい人の問診、

それからアイユニットへ移動。

あんまりやる気なさそうな中年医師が、

形だけ目を覗いて見てくれて、

念の為の目薬だけもらって、

帰宅。

 

オオゴトではなさそうだけど、

翌日に改めてアイユニットに電話してどうするか相談するようにとの指示。

え、

そんなの、電話で、できない、、。

子供達も学校でいないし。

 

結局、

インターネットでロンドンにプライベートの日本語話せる眼科医発見。

コンタクトしたらすぐに診てくれて、

そして、結果は何にもなし。

先生も首を傾げてた。

なんだったんだろう。

何事もなくて何よりだけど。

 

ナショナルヘルスサービスはイギリスの医療制度で全員無料。

だけれども、評判はすこぶる悪い。

遅い、雑。

そして、「目」とか「鼻」とかわかってても、

とにかく登録してる係りつけ医(GP)に行って、そこからやっと専門医に振り分けられるので面倒。

我々日本人は保険に入ってる場合が多くて、

なので、NHSじゃなくてプライベートの病院に係ることが多い。

のだけど、風邪などの内科ならいいけど、その他の医師や病院は探すのが大変。

今回見てもらった医師も、

診察はロンドンの大きなNHSの病院内。

建物や機械は借りてプライベートで診てたりするから、

もう複雑。

 

しかし、111のサービスは良かった。

電話に対応してくれたナース(?)も、丁寧で、

時間をかけてちゃんと聞いてくれた感じがする。

日本で昔、似たようなのにかけたことがあるけど、

無難なことしか言わなくて、

頼りにならなかった。

この通訳サービス、どうも実際病院の診察診療の時にもお願いできるらしい。

 

前回イギリスに来たときはおとうとくんなんて2歳。

子どもたちが小さくて心配だったけど、

気がついてみれば、

今は、

我々の方に、なんかあったら、、、なんて年になってきてる。

 

 

何事もなくて、

111や救急など、一度経験しておけると今後万が一の時には少し安心。

 

 

いい天気の続くイギリス。

6月が1番いい季節。

野外シアターでミュージカルスクールの学生たちの公演。

さすがミュージカルアクターのたまご達。

甲子園みたいに、

プロとは違う感動がある。

生バンド。

衣装も本格的。