送り盆。

いつものように朝5時過ぎに敷地内をM嬢と散歩する。

いつものコースだけれど、
今日はなんだか様子が違った…

ご近所さんの家の前でM嬢がピタッと止まって動かない。
この家に入りたがっているのかな?と思い

「よそのおうちだから入れないよ」

と声をかけてリードを引くが、
一向に動こうとせずに止まったままジッと何かを考えている様子。

ふと、この家のかつての主を思い出した。

温厚そうなお爺さんと
優しそうなお婆さん…だった。

もしかして、M嬢を見かけて声をかけてくれたのかな?

人懐こいM嬢は、自分を可愛がってくれる人には自分から近寄っていく習慣がある…

私には見えないけれど…動物には不思議な力があるのだ。

不思議な力は、人間の場合は年々衰えていくように思う…

子供の頃は見えていても大人になったら見えなくなる

私も子供の頃はずいぶんと親から気持ち悪がられていたらしい…

元々、視力が弱いので

普通の人に見えているものが見えない事は多いけれど、
逆に普通の人に見えないものが見えることがあった…

そんな経験を何度もしてきた。

不思議だと思わないし、存在そのものを自然に受け入れているから見えるのかもしれない…

今日はご先祖さまを送る日だ。