ゲゲゲの女房 | 書呆子のブログ

ゲゲゲの女房


ゲゲゲの女房 完全版 DVD-BOX1
松下奈緒,向井理
TOEI COMPANY,LTD.(TOE)(D)


写真は境港鬼太郎ロードにて。

『control』で、藤木直人が「げげ、」といったら、松下奈緒が「げは三回です」といった。

このドラマはたぶんガリレオのぱくりだが、心理学はほとんど役立っていないし、藤木はどう見ても変人には見えない(ルパンシリーズの『813』を「はっぴゃくじゅうさん」て読んで、スタッフが誰も間違いに気づかないのかよ)し、松下はどう見ても熱血景事には見えない。松下は174cmもあるので、共演者が限られて大変だなあ。180cmの藤木ともヒールを履いて並ぶとほぼ同じ高さだもんな。

『ゲゲゲの女房』

ロマンチックラブ神話のためか、朝ドラってどんな時代でも、主人公が恋愛の末、夫と結ばれるという設定が多いが、現実は、少なくとも60年代までは見合い結婚が普通だったのではないか?

そういう意味では、(実話を元にしているのだから当然といえばそうだが)リアリティのある設定で、相手のことを知らず、見合いから5日後に結婚した二人が、一緒に暮らす中で愛情を育んでいく。その中には、夫の仕事に対する妻の尊敬・理解があるという、現代ではある意味新鮮なテーマを正面から扱っている。

また、やたら前向きで明るい性格の主人公が多い朝ドラにあって、内気で引っ込み思案、背が高すぎて良縁に恵まれないという主人公も新しい。

長女が私と同い年なので、その当時の東京の風俗に「そうそう、こんな感じだった」と懐かしさを覚えた。

だが、最初の頃、主人公がここ10年しか見ないようなおしゃれなカフェエプロンをしていたのは明らかにおかしく、苦情があったのか途中から普通のエプロンに変わった。

向井理ではスマートすぎるかなと思ったが、飄々とした演技がなかなかはまっていたし、内気なヒロインをバタ臭い顔の松下奈緒がやるのはどうかと思っていたが、実際の布枝さんは彫りの深い美人なので合っているのだった。

演出も脚本もさりげないなかに、それぞれの登場人物の個性や家族の絆を描いていてすばらしい。

とくに竹下景子演ずる母親の愛すべきキャラクターが最高だった。(私に性格似ている)

主人公が小さい頃道に迷ったとき助けてくれたのが茂だったかどうかはっきりさせない最後も粋だ。

いずみとアシスタントの恋愛のエピソードも大好きだった。

つげ義春がモデルのアシスタント役で斎藤工がちょっと出ているのも注目(つげはそんなにイケメンだったか?)。

今年の大河『江』(相変わらず脚本も演技もひどい。『篤姫』もそうだったが、なぜこんなのが評価されるのかわからない)で、向井が徳川秀忠、斎藤が京極高次で義兄弟を演ずることになっている。

質屋とのやりとりや、約束手形、土地の所有名義に関わるトラブルなど、ビデオを編集してかなり民法の教材として使った。