ALB In-House Legal Summit | 書呆子のブログ

ALB In-House Legal Summit

に、参加してきた。

1. What is the most important aspect of the role of in-house counsel
UBS Securities
MOrgan Stanley
GE Japan
NTT DoCoMo
IBM Japan
の法務部長によるシンポジウム。
とくに、Morgan Stanley のVicki Beyerさんは、法制審議会国際化部会の外国人委員ということで、有用な話が聞けた。

2.Workshop "Japanese FDI into China"
Structuring Vehicles to Conduct Manufakture and REtail

私の研究分野である中国への持ち株会社方式での進出方法についての法律規制や無体財産権の保護の最新情報が得られた。
ところで、このWorkshopを主催したのは、香港の中国大陸ビジネスの草分け的なVivien Chan法律事務所だった。実は、香港に住んでいるとき、仲の良い日本人の友達が、ここでパラリーガルをやりながら香港で弁護士資格を取得することを目指していた。
彼女は香港人の医師と結婚しているのに、それで満足せず、働きながら夜学に行く姿勢がすばらしいと思い、尊敬していた。彼女から、ビビアンさんのことはよくきいていたので、今回初めて会えて感激だった。こういう大事務所のトップが女性でも全然違和感がないのが香港のいいところだ。
また、NO2のRibeiro氏に、「香港大学で、LLMをやっていました」といったら、自身も学部は香港大出身とのこと、よくきくと、私の在学中からDeanで、在学中も、昨年の国際交流委員会の出張の際もお世話になったJohannes CHan教授や、LLMの同級生で香港立法府に勤めるAngel(LLMは夜間開講だったので、学生のほとんどは彼女のような現役の弁護士だった。香港人の勉強熱心さには本当に頭が下がる。同級生がDeanというのはやりにくいけど、と話していた)と同級生だったそうだ。

3.Luncheon Speach
クリントン大統領のホワイトハウス大統領特別顧問だったLanny Davis氏による講演。
エール大のロースクールで、ヒラリー氏の2級上で、3年になるときのregisterの際、すぐ後ろに並んでいたのが彼女だったそうだ。

モニカ事件の際のこととか、いろいろ面白い話が聞けたが、もっとも印象深かったのは、クリントンが民主党の支持者から寄付を集める方法についての危機管理の方法だった。
Davis氏は、ホワイトハウスのリンカーンルーム(奴隷解放宣言に署名した場所)に民主党の支持者を泊めて、その人たちから寄付を募っていたという事実を発見し、それを隠蔽するかわりに、父ブッシュやレーガン時代にも共和党の支持者に同じようなことをしていたというデータを発見して、それらを同時に自分から開示したというのだ。
「隠蔽というのが一番良くない」という言葉を、誰かさんに聞かせたい。

4. Workshop Banking
M&A FInancing; Ssset based financing; Japanese REIT

実務家から見た動産譲渡登記制度についてのコメント等がとても参考になった。
法律が現実の世界でどう使われているかということが、大学教師になってからなかなかわからなくなって危機感をもっていたから。

そして、REIT=不動産投資信託は、投信法上は、信託方式も投資法人方式も両方可能なのに、法人方式しか使われていないそうだ。これも、法律と実務の乖離現象のひとつである。
投資家への課税のことで不明確な点があったのと、法人方式の方がgovenenceのことがわかりやすい、という理由らしいが、信託方式の不動産投資をこれからやっていくのはビジネスチャンスじゃないのか?と思った。

5. Workshop: THe modernization of corporation law in relation to M&A
アンダーソン毛利の弁護士による、M&Aの観点からの新会社法の説明。