明るいことばかり考えていられた
あの頃は遥か彼方

能天気に考えるには
つらい経験をしすぎてしまった

生きていくってこういうこと

僕は僕の足跡を振り返り
自分で自分を否定する

積み重ねたことの自信も
蓄積してきた経験も
すべて自分の中で
負の方向にコンパイルする

いつもふざけてたのは
そんな自分が嫌だから

僕はいつも
僕から目を反らして生きてきた
つまらない人

優しさに見えるのは
優柔不断と嫌われたくない予防線

厳しい人だと見せたのは
自分がだらしない人だから

すべてが偽りの真反対

僕は心を病んでいます
裏表があるのは病気なんです
だからすぐに不安に苛立って
刺を出して自分を守ります

そんな僕が幸せを求めるのが
間違っていたんです

それ以上言わないでください

これでも自覚はありますから

言われなくてもわかっていますから

ひっそりと
誰にも知られることもなく
泡のように消えさせてください

お願いですから
脱ぎ捨てた服
床に転がる空き缶

散らかった部屋は
僕の心と同じ

昔の偉い人はこういうことを
言っていたんだなって
この一人の空間を見て想う
灯りを消すのが怖い
テレビを消すのも怖い
音のない世界が怖い
誰の気配も感じないのも怖い

あの頃はあんなに待ち遠しかった夜が
今は怖い
明るくなった今でも消せずにいる

この部屋が怖い