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ところで、この本で特に共感したところが二か所あります。
「お互いに傷つけあわない和やかな雰囲気」ではなく、「お互いに傷つけあっても協力してやっていける雰囲気」
昔足しげく通ったセミナーは、とても優しい雰囲気に包まれてました。
6HNでいうところのラブコネと安定感が満たされまくりです。
褒め合い、許し合い、笑い合う。
現代には稀有な空間。
こういう場所も必要だし、時にはそういう場所で羽を休めてもいいでしょう。
けど、逆にいえばぬるま湯すぎて、成長のニーズとはかなり無縁です。
そこでは口癖のように、何かあればお互いに「愛してます~」と呼び合ってました。
「愛」を互いに叫びあって、その実傷をなめ合ってます。
愛されたいから互いに叫んでる。
愛を行動で示すのではなく、口で表現してるだけ。
(愛を行動で示すどころか、ビジネスでも示してるのがピーター・セージですね)
それで繋がってる雰囲気になってる。
場の空気なだけです。
もちろん、そんなことは愛でもなんでもありません。
子供が火遊びしてるときに、愛してる~と黙認する親がいますか?
叱るに決まってるでしょう。
こなれてる人なら、納得させていい含めるに違いありません。
相手の為をこそ思えば、不快に思われようが言わなければならない。
そんな時が生きている以上、あるはずです。
ところが、最近はそういうのが少ないなぁと思ったりしますね。
この本を読んで、我が意を得たり!な気分を感じました。
長期計画は立てるだけムダ。ビジョンは持たない方がいい。
私が現在片足を突っ込んでる世界では、ビジョンという言葉が当然に語られてます。
聞く度、時々胸が苦しくなります。
私のように自分の存在理由を探し求めている人間には。
ビジョンなんて、未だに雲をつかむように曖昧模糊としてます。
ここで質問です。
明確にビジョンを持ってる人間はこの世にどれほどいるのでしょう?
繰り返しますが、「明確」に「ビジョン」を持ってる人はどれだけいるのか。
具体例を出しましょう。
船井幸雄先生曰く、船井総研のビジョンが出来たのは上場後。
松下幸之助は起業の頃から水道哲学を語っていたでしょうか?
・・・否ですよね。
多分探せば、他にも同じような例がいっぱいあると思います。
じゃあ、どうしたらいいんだ
ビジョンじゃなければ、何を目印にしたらいい?
私は「価値観」がまさにそれだろうと思います。
その人が、その会社が何を大事にするか、その判断基準である価値観。
これが揺らげば、企業理念も、その人の存在理由も揺らぎます。
そして嬉しいことに、価値観は誰でも容易に考えつきます。
ほとんど好き嫌いに直結してますからね。
仕事をサボる奴は嫌い→勤勉という価値観を大事にしてる、みたいな。
DWDのミッションポスターでも、
Toward ValueとAway Valueは書き出しますよね。
・・・今頃思い出しましたけど
敬愛するピーター・セージも価値観主導型ビジネスって言ってますしね。
ビジョンは後からブラッシュアップしていけばいいんじゃないか。
借り物の知識に惑わされなくてもいいんじゃないかって思うようになりました。
蛇足ですが、ある会社でホワイトボードが張り出されてるのを目撃しました。
「ビジョン:今月の売り上げ、目標の110%!」とマジックで大書してありました
それ、ビジョン・・・なのかしらん??
