私はこれまで、体外受精だけを数えると日本で3回(うち2回はOHSSの危険のため中止)、
その後卵巣焼勺術を経て、アメリカで2回の経験があります。
日本での経験は手術前だしもう1年以上前のことなので置いておくとして、
散々の結果だったアメリカでの1回目IVFと
今回、凍結卵まで出来て陽性反応が出た2回目のIVFとで
いったい何が違ったのか、
というのを自分なりにまとめてみようと思います。
<刺激法>
1回目;ロング法
旦那の予定にあわせるため刺激開始前のLupronが約1週間伸びた
刺激は、Follistim75U×3日間、 Follistim150U×8日間
刺激開始12日目 E2 2600 でHCG注射
刺激開始14日目採卵
2回目;ロング法
前の周期にバースコントロールピルを21日間服用し、刺激開始前のLupronはきっちり2週間
刺激は、Follistim150U×9日間、 Follistim50U×1日間
刺激開始11日目 E2 3730 でHCG注射
刺激開始13日目採卵
<培養>
1回目;通常培養
19個採卵のうち、半分は未成熟卵
成熟卵には顕微授精をして、受精卵9個
3日目8分割、桑実胚の2個を移植
凍結卵ゼロ・・・
2回目;Coculture 共培養
23個採卵のうち、半分は未成熟卵
成熟卵には顕微授精をして、受精卵11個
5日目胚盤胞を2個移植
5日目胚盤胞を2個凍結!
<やっていたこと>
1回目;運動はヨガ週2回、なるべく毎日30分は歩くようにしていた
鍼は週に1回
サプリメントは通常のビタミン類のみ
2回目;運動はヨガ週2回、やる気が起きなかったので歩かなかった
その代わりファータイルストレッチを毎日続けた
鍼は週に1回
サプリメントは通常のビタミン類に加えて
コエンザイムQ10とLカルニチンを採卵まで3週間くらい飲んだ
<ストレス>
1回目;アメリカでの初めての体外受精ということで、膨らむ期待と不安とともに、
今考えれば相当なストレスがあったと思う
旦那の出張や自分の仕事との調整にも気を使った
2回目;1回目の結果を受けて、「また同じことをしてもどうせだめだろう」と、
完全に諦めの状態で旦那を納得させるためだけに
アメリカでの最後の治療として挑んだ
2回目と言うこともあって、治療の流れがつかめていた
ちょうど自分の仕事が暇で仕事のストレスが全くなかった
結局、ほんの少しずつ色々変わって何が良かったのかは分かりませんが、
結局のところ
刺激方法、薬の量、採卵のタイミング、受精のタイミング、培養状態が
運良く合ったんだと思います。
もしかしたら1回目と全く同じことをしても
周期が違うだけで良い結果になっていたかもしれません。
私が思ったのは、もし1回(もしくは数回)ダメでも希望は捨てないでまだまだやってみる価値はある
ということです。
そして精神的、肉体的、金銭的に辛い不妊治療にストレスはつき物ですが
やはりストレスは大敵なんだな、と今回しみじみ感じました。
でも、いかにストレスと向き合うか、これが一番難しい問題ですけれどね
あまり参考にはならなかったかもしれませんが
こんな一例もあるということで
少しでも希望を持っていただけたら嬉しいです。